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笠島駅よりの夕暮れ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文  H20.4.15 巡礼    H21.12.19 UP


「牛ケ首」より「笠島」へ/越後33観音霊場・只一人

 国道の赤い「上輪大橋」を渡り・・・・岬の「上輪」集落とぶつかるT字路付近で、民家の庭先に犬小屋がありましたが、犬は留守のよおです。 「上輪新田」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 よかったなぁ・・と思って通り過ぎると、庭先でゼンマイを干していたオババが犬を呼び止める声と同時に、犬の吠える声が聞こえます。

 振り向くと黒い犬がすぐ近くに来ており、思わず杖を縦に構えて正中線を守り、犬をハッシとニラミつけました。「牛ケ首」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 そこへ家のトッツアンが、あわてて犬の名前を呼び、叱り付けながら走り出て来て犬の首輪を捕まえ、そおなると犬は大人しくなるんですなぁ。

 吠えもせずに、飼い主に首輪で引っ張られながら行きました。

 ここ最近は犬に吠えられると、負けじとケンカする気がフツフツと湧いて来るようになってきた。

 以前は犬に吠えられると怖く思い、泣こうか逃げようかと迷ったんだが・・

「牛ケ首」の海岸風景

 「牛ケ首」より「笠島」までの道は、広い車道で昔の国道だったよおですが、今はほとんど車が通らず、静かで海岸の景色で、あまり人手が入ってなく自然のままです。「牛ケ首」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 たいていの名所は人手が入って人工的な物が見えたりするのですが、ここ「牛ケ首」海岸はそのような物が感じられまへん。

 何か昔の懐かしい感じがする、余り人に教えたくない秘密のお勧めポイントだと思う。

 「牛ケ首」の岬が見える所で、一人のオババがボオッ~としてたので挨拶して、海岸付近に見えるトンネルは通れるのかと尋ねました。

 「通れるよ。ずうっと米山まで続いておる。 昔の電車道じゃ。」 「牛ケ首」、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 たぶん米山駅で見た地図の自然歩道だと思うが、聖ケ鼻で崖崩れが有り、たぶんトンネルは通れなくなって米山まで行けないのを、このオババ知らないだと思う。

 「ここは景色がキレイな所ですねぇ」
 「うん、写真家も、よお~撮りにくるよ。地震で一部崩れちまったが・・・」

 そおじゃろなぁ・・プロの写真家だからこそ人が余り来ない、こおいう所に目を付けるのじゃろなぁ。

    「牛ケ首」断層、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「牛ケ首層内褶曲」という案内看板が建っており、読んで見ると地層が珍しい物らしい。
        

笠島

 「笠島」集落にさしかかると、犬を連れたジサマが声を掛けて来ました。 「笠島」へ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「遅いねぇ、柿崎のラーメン屋で見たよ」

 はらあぁぁ・・・どこで見られとるか、わからんのおぅ。でも怪しげな変わったカッコウしているから、覚えられ易いんだろなぁ。

 「大清水に寄って来ましたから・・」
 「あぁ・・そうかぁ。これから、どこまで行くんかね。」

 「そこの笠島駅から家に帰ります」「笠島」、「越後33観音霊場・只一人」紀行文
 「そこの道を行けば、すぐだよ。」

 しっかしい・・すぐなのはわかるが、狭い道が複雑に入り組んでわかりずらいんだよねぇ。

 戦国時代だったら、敵兵が攻めて来た時に混乱させるためには、ええかもしれんが・・あんまりにもわからんかったので、途中で二人に笠島駅へ行く道を尋ねました。

 笠島駅に着いた頃には夕暮れ時となり、今回は「笠島駅」で一区切りとして家に帰りました。

   「笠島駅」、「越後33観音霊場・只一人」紀行文      「笠島駅」待合室、「越後33観音霊場・只一人」紀行文
   


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます



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