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  茅葺家屋・旧武石家、「越後33観音霊場」只一人・紀行文  H21.8.20 巡礼    H22.12.1 UP


「麓」集落の茅葺家屋「旧武石家」/越後33観音霊場
・只一人

道の駅「国上」より

道の駅「国上」、「越後33観音霊場」只一人・紀行文    分水町マンホール図柄、「越後33観音霊場」只一人・紀行文     金毘羅神社・彫刻、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「道の駅 国上」からテクテク・・・「長辰」集落より旧道に入り、少し行くと道端に、あんまり手入れされてないような、小さいお堂と地蔵さんがありました。 山の神参道、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 お堂の彫り物がチラッと見えたので、蜘蛛の巣を払いのけながら、お堂に近寄ると「金比羅神社」と書いてあり、小さいお堂ながらも龍の彫刻が精巧に出来ており、朱を塗ったあった跡が有るので由緒正しいのかもしれん。

 また少し歩くと、道端の石柱に屋根付きの地蔵さんが座っており、ふと、対面の家を見ると入口付近に「山の神参道」と彫った石碑があるので、どこが参道?と思って付近を見渡しましたが道らしい物は無く、そのまま行くとどうみても人家に入るような感じです。

 国上山には「山の神参道」という道が有るらしいですが、人家に入ってまで尋ねて探そうとは思わなかったので、そのまま歩きました。

 観光マップには「助七のお地蔵様」「林照堂筆塚」ちゅうのが有るらしいが、歩いていても見当たらず、ひょっとしたら先程見た「山の神参道」前のお地蔵さんがそれだったのかもしれん。

旧武石家

「麓」集落、「越後33観音霊場」只一人・紀行文   旧武石家、「越後33観音霊場」只一人・紀行文    旧武石家、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「麓」集落付近を歩いてると、昔の藁葺き屋根のようなのが見え、石柱も立っていたので、それが「林通寺」かと思って見ると石柱にはそお書いてありますが、藁葺き屋根の家は、全く関係ない一般の家で、林通寺は石柱よりも奥まった所に有るよおです。

 再びテクテク歩くと「旧武石家住宅」という看板が有り、話しの種に・・と思って寄ってみました。

 奥まった所にいかにも、それらしい古風な茅葺家屋の民家が有り、入口に「受付は向こうです」と書いてあるが、「向こう」と思われる側の小屋にはだれもおらず、受付らしくもありまへん。旧武石家、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 わからんので、そのまま茅葺き民家の周囲をデジカメで撮りました。

 周囲をウロついてると、先程の小屋の後ろにもう一つ建物が有り、その中でジサマ二人が雑談していました。

 わかりにくい所に受け付けが有るなぁ・・せめて矢印か何かで「受付」の場所へ導かないと、初めて来る人はわからんでぇ・・どおかすると、金払わずに勝手に見て行く人も居るかもしれんでぇ。

 戸を開けて「受付」に入ると、笠を被ってたもんだから、近所の野良仕事をしてる近所のオッサンと間違われちまい、まぁ、しかたないわなぁ・・取りようによっては、そんな風に見えるんだから。

 千円札を出すと、初めての客だったからなのか「細かいのがないか?」と言われ、小銭入れから100円玉と50円・10円玉を取り混ぜて拝観料200円払ったが、完全に賽銭ですなぁ・・(^O^)

 家の中までも見ようとは思ってなく、外だけ見ればそれで良かったのですが、受付のジサマも役目上のメンツと立場が有るらしく、帰ろおとしたが、どうしてもと言って茅葺家屋に案内してくれます。

 薪小屋・旧武石家、「越後33観音霊場」只一人・紀行文    旧武石家・内部、「越後33観音霊場」只一人・紀行文    囲炉裏・旧武石家、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 家の戸を開けて中に入ると、囲炉裏に薪がくべられて、部屋の中が煙で充満しており、この煙を出して燻してないと、屋根の萱材料が虫に食われてダメになるらしい。

 茅葺家屋の旧武石家は300年前の建物だそおで、土間には塩を入れて固めてあり、今は戸が入っているが当時は戸なんか無く、ムシロが戸の変わりで、冬等はスキマ風で寒かったでしょうねぇ。

 この煙が充満している部屋で、明かりも少なく、生活するのはタイヘンだと思う。

 客間も有りましたが、隅っこの所に板が敷いてあるだけの部屋です。

 客でも無いその他大勢の家族は、囲炉裏を囲んでワラジでも作りながら、今年のネングをどうゴマカしてやろおか・・・庄屋さんちのドラ息子がどうした・・とか話していたんでしょうねぇ。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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