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 長松・熊野神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文 H22.6.8 巡礼  H23.2.16 UP


道標と昼寝/越後33観音霊場・只一人

「真光寺」道標

 乙宝寺近くに食堂が有ると調べていたので、寺を出てフラフラと探してみると「どっこん水の里」という所でした。 「どっこんすいの里」、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 ここで一昨日以来、久々に米と味噌汁の付いた定食を食べて人間らしい食事をし、おまけに文化人らしく新聞まで読みました。

 新聞を読み終えて、今後の行程を地図を見ながら考えました。

 当初の予定では「桃崎浜」まで行き、そこに古い絵馬があるという神社へ寄って荒川を渡り、「塩谷」より「お幕場」という松林で、昔、村上藩の殿様やら奥方・腰元・藩士達が茶会なんぞ開いた場所らしく、どんな所かと寄って見るつもりでした。

 しっかしぃ、「疲れてる」「足裏が痛い」という「軟弱」「コンジョ無し」という日頃の気持ちが、いつしか心と体の全身を覆い、なるべく早く野宿場所へ行こうと思うようになったのです。

 そこでちょいと距離が短くなる「海老江」を通り、「お幕場」は次回にでも・・として、トットと野宿予定地「道の駅 神林」へ行こうと計画変更。「新光寺」道標、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「桃崎浜」を通っても1km程度しか距離が変わらんのだけれども、そこがやっぱり、アレなんですねぇ。

 出発して「新光寺」集落を過ぎて「荒屋」への分かれ道で、珍しくも道標が有り説明看板も立ってました。

 読んでみると「上部に地蔵菩薩の梵字 右はせきより米山道 左は金谷より村上道」と彫ってあるらしい。

 そいで何故か道標の前に、未使用の新しい草履が6足分供えてあり、最初にそれを見た時は村人が草履を売ってる「無人販売所」か、それともだれかが忘れて行ったのかと思ったが、それにしてはキチンと並べてあるしぃ。

 これが川の縁とか橋上・岸壁に並べてあれば、身投げちゅう事もありうるが・・・今までかなり道標を見て来たが、道標に草履を供えてあるのは見た事が無く、この付近の風習なんじゃろか。

 たぶん昔、旅をしている途中で草履が壊れた時、供えられた草履をアリガタク頂き履き替えて旅を続けれた、村人の優しい風習の名残でしょう。

「海老江」集落

 「海老江」集落に入り、道端の小屋に地蔵さんが有るなぁ・・と思ったら奥にお堂が見え、説明看板も有るようです。「海老江」集落、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 実はこの付近に古い珍しい石仏が有ると調べておいたのですが、ひよっとしたらこの地蔵さんの事かな?それともあのお堂の中に隠してあるのかな?と思い、お堂の説明看板を見に行きました。

 看板には「海老江石仏 二体」と書いてあり、よおしぃ、これじゃ・これじゃ・・これを見るためにわざわざ「海老江」集落へ来たんだよねぇ。海老江石仏、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 喜んで説明看板を読んでみると「旧胎内川の中州に有った馬座村から出土したもので南北朝時代の作」らしい


 それにしても荒川ならば、すぐ近くに有るので話しのスジがわかるが、胎内川だと少し遠くないかい?  

 そこら付近の経緯はどおなってんのじゃろ?、それとも昔は、荒川も胎内川と言ってたのだろおか?

 お堂の扉が開いたので、中に入って、南北朝時代と言われる石仏を拝見しましたが、すまん・・学が無いので、よぉ~わからん。

荒川

 「海老江」集落で荒川へ行くまでの用水路の橋を渡るのに少し遠回りしちまい、これでかなり疲れた。荒川「旭橋」、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 畑の農道を歩き回り、土手に上がって荒川に掛かる「旭橋」を見ると歩道が無く、ギャッ!!

 そおそお、ここは歩道の無い国道113号線から続いてる国道345号線だから、歩道が無くても仕方がないわなぁ。荒川、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「福田」集落外れのコンビニで一休み。

 地図を見ながら国道345号線を歩いて岩船町駅を経由して越後33観音霊場の27番札所「光浄寺」を予定していたのですが、歩道が無いのと、例のホレ・・「疲れたあぁ~」のため断念。

 地図を眺めながら計画を練り直し、「長松」の旧道より「南田中」「牧目」を経て「道の駅」に行き、27番「光浄寺」へ行くのは、「道の駅」に着いた時の疲れ具合によって、今日のうちに参拝するか、明日にするかを決める事にした。

「居眠り運転」と昼寝

 コンビニを出発して歩き始めましたが、どうにも眠くなり、車だったら完全に居眠り運転しちまう状況です。「長松」集落・熊野神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 余談ながら、実はσ(*_*)居眠り運転した事が有るのです。 すんまへん。

 人を送って車を運転している途中で、どうにも眠くなり、何とか歯を食いしばったり話しをしたりしたのですが、ついつい目をつぶってしまうのですねぇ。

 気持ち良いですねぇ、居眠り運転は・・フウッとして・・・そのまま寝れたらシアワセだなぁ・・ハッ!!として、目を開けたら反対車線に入りかけており、そのまま行けばタンボの中に突っ込んでしまう所でした。

 目をつむり眠った時間は、わずか数秒だったのでしょうが、幸い対向車も無く、同乗者も気付いていませんでした。

 以後車を運転していて眠くなったら、無理せずそこで停車して、少しの時間でも眠るようにしており、皆の衆も気を付けてね。

   「長松」集落・熊野神社・彫刻、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 どこかで一休み出来る所はないかと、モウロウとした頭で歩いてると、小さい神社が有り、迷わずその神社・濡縁に荷物を置き(一番上の写真)、日陰になっている軒下で横になり15分ほど気持ちよく昼寝しました。

 カワイソーな遍路が歩いていて、「魔」にでも襲われていたのでしょうか?

 疲れた時の昼寝から目覚めると爽快で、先程の眠気が一辺に吹き飛びました。

 地図で位置を確認すると、「長松」集落手前の熊野神社で、改めて神社を見ると龍の彫刻が立派でした。「北新保」付近、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 再び歩き出して、目の前に有る「道の駅」手前の国道7号線で信号を待ってる時に、近所の人らしい自転車のトッツアンが並び「どこまで?」と聞きます。


 「すぐそこの道の駅・・ちなみにこの国道7号線には、ずうっと歩道が有りますか?」と聞くと「有る」と答えました。

 「向こうの国道(345号線)は、歩道も無く危ないですからねぇ」と言うと同意していました。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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