H22.6.8 巡礼 H23.2.12 UP
「西方の湯」を出て、昨日の旧道(農道?)へ戻ると、畑ではスクリンプラーで散水しており、水に濡れないように周期を見計らって通ったが、2回ほど濡れちゃった。
「高畑」集落を歩いてると、集団登校するために集まってる小学生が石蹴りして遊んでます。
小学生がσ(*_*)の姿に気付くと「おはようございます」と挨拶してくれ、その中でも一人の子はわざわざ近寄って丁寧に挨拶し、礼儀正しい子やなぁ。
それからもテクテク歩いてると、途中で出会った女子中学生も挨拶して行きます。
この地域付近の学校は、挨拶するように指導しているようで躾が良いですねぇ。
胎内川付近に近づく頃、ぼちぼち疲れたなぁ・・と思い休もうとしたが、なかなか適当な場所が無く、道端の道幅が広くなった木陰で休んでると人家の庭先にも近かったので、家の窓から「不審な奴め」とジロッと見られた。
一休みして「新胎内橋」へ行くと、今までの道には歩道が有ったのですが、ゲッ!!・・橋の少し手前から歩道がありまへん。
昨日の国道113号線の状況がオーバラップしたが、この県道3号線は心配するほどの交通量では無かった。
「大出」集落を通ってる時に、犬が家の柵から顔だけ出して、ヤカマシク吠えまくるので、杖で軽く顔を突くマネしてやったら、ビックリして顔を引っ込めました。
再び顔を出して吠えるのかなぁ・・と思ったが、コンジョ無しの犬だったのか、それっきり黙ってしまい引っ込んじゃった。 ワッハッハハ・・どおじゃ、まいったか。
よっしゃあぁぁ、今度から犬が吠えて来たら、杖で突くマネしてやろ。
これがコンジョの有る犬で、また吠えて来たら、当然今度は問答無用で、親の敵のように思いっきり杖で突いてやるつもりだったのにぃ。
フッフッフッ・・運の良い犬め・・・命拾いしたのおぅ。 これを教訓に、むやみやたらに吠えるんじゃねぇぞ。σ(*_*)は一度だけなら見逃し許してやる、心が広くて優しい仏さんのような性格の人間だからな。
歩いてると道端に、清水がドオッーと勢い良く流れ落ちており、「どっこん水」と彫った石碑が建っています。
おぉぉ・・これは「独鈷(どっこ)」ちゅうもんを持っておられる弘法大師様が、日照りに苦しみネングを搾り取られる難民を救うために杖を突いて出された清水じゃろうか?。
σ(*_*)は杖を突いて吠える犬を黙らせる奇跡ぐらいは何とか出来るが、清水を湧き出させる奇跡までは、修行が足りなんので、よぉ~できない。
「乙」集落から旧道に入り越後33観音霊場の26番札所「乙宝寺」へ向かう途中、家の前でボオッ~と座ってるオババが居たので、「こんにちわ」と軽く挨拶すると「杖が長いねぇ」と言われた。
作務衣を着ているので坊主の仲間と思われたらしく、今まで「杖が長い」と言われた事は無かった。
まさか正直に「犬と闘う時に、長い方が有利なため、・・」とは言えず、「さいですねぇ」と笑ってゴマかした。
通り道には寺が幾つか有り、ちょうど道端に車を止めた人に、乙宝寺を尋ねると丁寧に教えてくれます。
しかし、せっかく教えてくれたのを無視して、たぶんこっちからも行けるじゃろお・・と、自分勝手に決めつけて一つ手前の道を行くと山門は無く、乙宝寺・庫裡の玄関のよおです。
元の道へウロウロしながら引き返し始めると、道の方からσ(*_*)の事を見ていたらしい、通りすがりのオババが「お坊さん、寺はそこだよ」と教えてくれます。
あっ、やっぱりこの姿は、場所がらのためか乙宝寺へ遠路はるばる修行しに来た、どこかの坊主と思われたらしい。
この乙宝寺は「永禄6年北国下りの遺足」という本に、当時(1563年)京都から来た3人の僧が数日間泊まった事が書いてありました。
「いえ、巡礼みたいモンです。正式に山門から入りたいので」と言いましたが、狭い村なのに、よぉ~オババから、声を掛けられる所だ。
ひょっとしたら、σ(*_*)は年上のオババから好かれるようなフェロモンを出してるのじゃろおか?と勘違いする。
越後33観音霊場・乙宝寺の「三重の塔」は、さすがに歴史を感じさせて立派で、国の重要文化財になってるらしく、本堂(大日堂)の柱付近に荷物を置き、観音堂で参拝しました。
境内をデジカメで撮影していると、本堂から重々しい太鼓の音が聞こえて祈祷をやってるよおです。
荷物の所へ戻ると袈裟を来た坊さんが、小さい机みたいのを手に捧げ持ち、境内に置いてある車の前へ行きます。
ほほおぉ・・車のお祓いでもするんかなと思って、柱に寄り掛かりながら腕組みして眺めてると、車の持ち主らしいオバハンがジサマに「早くおいでよぉ」と急かしています。
坊さんが「いえ、急がれなくとも・・」
と言ってる所へ、戻ってきたジサマが「へっへっへっ・・トシのせいで小便が近くなってねぇ」
お祓いが始まり、机の上の小さい茶碗みたい物に、何度か棒のような物を差し込み、空間で振り回しています。
最後にその茶碗の水を車の四隅に付けるように、坊さんが指導しており、ほほおぉぉ・・車のお祓いとは、こんな風にするのかと初めて見た。
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