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 中山神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文  H22.6.11 巡礼    H23.3.19 UP


中山神社境内の昼下がり/越後33観音霊場・只一人

明治天皇巡幸碑

 「越後33観音霊場」の札所番号通りに巡るのならば、次は聖籠町の29番札所「宝積院」なのですが、既に番外「太郎代観音」から26番札所「乙宝寺」へ行く途中に寄って参拝し終わってます。 明治天皇巡幸碑、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 そんなワケで次「越後33観音霊場」札所は30番「普談寺」であり、今日の宿泊場所である五頭温泉郷へ向かって、テクテク・・

 歩いてると側を流れる小川の向こうに石碑が見え、何の石碑かと思い、わざわざ外れた所に有るチッコイ橋を渡って見に行きました。

 「御通輦道」「明治45年7月30日記念」と彫ってあり、何の石碑かこの時は、よぉ~わからず帰って調べてみました。国道290号線、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 そしたら、あぁたぁ・・畏れ多くも、もったいない明治天皇が北陸巡幸されたときに五十公野から五頭山麓に向かって通った記念碑らしく、そおするってぇと、これからσ(*_*)が行こうとするのと同じ道筋を天皇様は杖を突きながら歩かれ・・いや、輿に担がれて行かれたのかな?

 それにしても、何も無いタンボの小川の側に、何の説明書きも無くポツンとサミシそうに・・・いつか、この存在も忘れられちゃうかもしれない。

 八幡新田の交差路付近の石碑に腰掛けて一休み。松岡駐車場、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 290号線の道端に「松岡駐車場」というのが有り、車用の休憩所らしくトイレは有りますが屋根が有る東屋やベンチ有りません。

 車を対象としている駐車場でなので、まさかこんな所を歩く人なんて居ないと思って作らなかったのでしょうねぇ。

 自販機が有ったので冷たいお茶を買い、トイレ近くの道端の木陰で一休みしましたが、何が悲しくてトイレ近くを選んだ・・という深いワケは無いが、そこしか日陰になる所が無かったのです。

「荒川」集落

寒庫大神、「越後33観音霊場」只一人・紀行文      「荒川」集落、「越後33観音霊場」只一人・紀行文      「荒川」集落・地蔵堂、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 少し休んでから国道を歩き続け、「荒川」集落内を国道を離れて旧道を歩き、集落内に入ると、さっそく犬に吠えられます。「荒川」集落・地蔵堂、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 その近くに「寒庫大神」と彫った石碑が有りましたが、あんまり聞かない神様の名前で、もしかしたら、もんのすごい由緒正しい、何か伝説の有る神様かもしれないので知ってる人が居たら教えてね。

 この「荒川」集落の宗教は神道系統の人が多いのか、それとも風習なのかわかりまへんが、玄関に注連縄を張ってる家が多かった。「荒川」集落・地蔵堂、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 集落が終わりかかる頃に、神社が有り、かなり大きそうだったが、小山の上に有り階段が長そうなので行くのは止めました。

 近くの道沿いに石碑が二つポツンと有り、近寄って見ると「二十三夜塔」で、単なる物置小屋と思ってたのは「延命地蔵尊」と書いた地蔵堂で、玄関正面は今歩いて来た道の反対側に有ります。
月岡温泉、「越後33観音霊場」只一人・紀行文
 こおいうタグイの物は、たいてい旧道側に正面が有るものですが、本来の旧道は他に有ったのかもしれない。

 遠くに「月岡温泉」の大きなホテルが建っているのを眺め、ボンビーな人間だから、ああいう高級温泉街に泊まる事は無く、泊まるとしたら、せいぜい3~4000円の素泊まりプランだろなぁ。

中山神社

 「上中山」を過ぎた所の道端に「中山神社」が有り、少し早いが昼食にしようと思い、階段を登ると疲れるので、鳥居の下で休もうかと思ったのですが、思い直して結局上がって本殿の階段に座って昼飯にした。中山神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 今日は五頭温泉郷の「出湯」温泉に泊まる予定なので、ここからそんなに遠くなく、ユッタリしてもええなぁと思い、本殿の階段に座ったまま境内を眺めながら尺八を四曲吹きました。

 先日の「道の駅 豊栄」で吹いたように、「リキミ」が無く、そっと吹けました。中山神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 このように休んだ所で、先の事や時間に追われる事なく、気の向くまま、好きなだけ尺八を吹きながら旅するのが良いんだろなぁ

 ボオッ~としていると、お昼を知らせる村のチャイムが聞こえます・・ノドカな昼下がりですねぇ。

 ええですねぇ・・・・広い境内は静かで動く物も無く・・・
 たまに近くの車道を通る車の音は聞こえるが・・・「仲居」付近、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 今回の「越後33観音霊場」巡りは最初の一巡目なので、わかっていても、どうしても先を急いでしまう。

 このまま宿へ行っても、時間が余ってもったいないので、どこか寄り道しようと思い地図を眺めると、「出湯」温泉近くの「羽黒」に「優婆尊」という寺が有るらしく、そこへ寄ってみることにした。

 1時間ほど、中山神社でマッタリしてから出発。「折居」バス停、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「仲居」集落付近で旧道らしいのが有ったので歩いてみると、徐々に草が茂り始め不安な気持ちになったが、車道がすぐ近くに見えていたので、何とか持ちこたえられた。

 そして、よせばええのに、再び懲りずに旧道らしき道へ突入・・・これの道は正解で、道もしっかりしており、ちゃんと出口には地蔵さんの小屋が有った。

 「折居」バス停の側には、墓か石碑かわからんのが、ポツンと一つだけ立っており、もし墓だったら中に入ってる人は車が通ったりしてウルサイじゃろなぁ。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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