HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第三章「目次」 > 歩き遍路一巡・30 三坂峠
H20.3.29 UP
三坂峠
千本峠
45岩屋寺から46浄瑠璃寺へ行く途中に、千本峠と三坂峠越えがあります。
千本峠をボチボチと歩いてると、遠くから祭りの太鼓が聞こえ、ええですねぇ・・・(^^;
大きい太鼓と小さい太鼓の2つが、掛け合いながら叩いてるようで、リズムも快適で、よ~合っておりました。
その日は久万町で「林業祭り」をやってたようなので、そのイベントなのでしょう。
千本峠頂上付近は、デカイ岩がゴロゴロしており、岩が転がり落ちてくるんではないかと心配してると「落石注意」の標識が有ったので、その標識を挟んで記念写真を撮りました。(^_^)v
デジカメは、ええですのぉ・・・
なんぼ撮っても、写真代がタダですから。!(^^)!
千本峠を越した山道は、枯れた杉葉で道が隠れ、しかも所々で枝道になってます。
頼りの遍路標識は、たまに有りますが、枝からぶら下がってる白い目印の布が、ほとんど有りません。
こんな所で、まちがって枝道に入ってしもたらエライ目に遭って、新聞に載って皆から笑われるでしょう。
で・・皆から笑われんように、真剣に道を確認して行きました。
ここは、ボォーッとしながら歩いたらアカンとこです。(*_*)
三坂峠
千本峠から三坂峠までの道は、国道33号線を歩き、頂上のドライブイン少し手前に、三坂峠を下りる遍路道に古い石標があります。
三坂峠を車で通った経験では、かなり高い山で距離も長く、遍路道は700mの山頂から300mの「桜」という所までの間を、わずか2Kmの距離で降りるので難行が予想されます。
どんなオトロシイ坂道かと思ってましたが、過去に歩いた道と、あんまり変わりなく、歩きやすい道で、むしろ千本峠の方が、きつかった気がする。
毛虫
三坂峠を下りた「桜」という付近に休息所がありました。
しばらく休んで、記念写真を撮ろうとセッテイングしとると・・・
越「ギャアァァァァァァ・・・・ァァァァァァ・・・・
ギャァ・ギャァ・・・!!(>_<)」
うるせえなぁ・・・何をワメイて、おるんじゃ・・(=_=)
越「ギャア・ギャアァァ・・・・(;_;)
早く来て・・・ギャア・・ギャアァァァァァァ・・
早くぅぅ~・・(T_T)」
で「何じゃ?・・ギャアギャアと?・・(?_?)
カラスでも、もう少し良い声で鳴くぞ・・(-_-)」
越「杖・・・杖を・・・・・杖・・早く・・ギャアァァ・・(>_<)」
うん?・・杖が、どうかしたんか?
見たところ、別になんの異常も無いし・・・
大師様の霊力で杖が光輝いたのかな?
そんなら、ワシも見たかったなぁ・・・(^^;)
越「その杖で・・アタイの靴に毛虫付いてる・・どげでぇぇぇ・・・ギャアア・・・(T_T)」
なんじゃ・・・つまらん・・・そんな事か・・・そんなら、そうだと早く言えば良いのにぃ・・
くだらん事で、ワメキおって・・・・・何事かと思って損した。
で「どこに居る・・(@_@)」
越「ギャァァ~・・・ゲムジィ・・・触ってしもおたぁぁ・・・
早く・・靴のヒモに(;_;)・・・死むぅぅ・・(T_T)」
で「毛虫ぐらい触っても、死にゃせん・・
ほれ、どけてやったぞ・・・・(^O^)」
越「まだ・・ヒモの裏に居るぅぅぅぅ・・・・ギャァァァ・・(;_;)」
あっ・・ホントだ・・・落としたつもりがヒモの裏に行っちゃったのね。
しかし越後屋も、よ~見とるなぁ・・・・(^^;)
早々に記念写真を撮り、逃げるように出発しましたが、ワシは、な~も逃げんでもええんだけど・・・越後屋が急がすもんで・・。
越「どこか、服に毛虫付いてないか見てぇぇ・・・(;_;)
アンタの事だから見もしないで、付いとらんと言うかもしれんけど・・」
で「付いておらん、付いておらん。(-_-)
越「ほら、見もしないで言うだぁぁぁぁ・・・・(T_T)
毛虫大嫌いなの・・・蛇の方がまだ良い・・思い出しただけでも、鳥肌が立ってくるぅ。
あ゛あ゛ぁぁ~・・触ってしもだぁぁぁ~・・・・(T_T)シクシク・・」
うるせぇ・・・終わった後まで、ギャアギャア言うんじゃねぇ・・(-_-;メ
ヘビ
そして「桜」集落を過ぎた頃、50cmほどのシマヘビが、道の真ん中で寝ていました。
杖でヘビの後ろの方をコンコンと叩いて、道の端に追いやって通り過ぎると、後ろに控えていた越後屋が、ヘビの居た所を離れて急いで走り抜けます。
で「あっ・・あぁぁっっっ・・・こらぁぁぁ・・越後屋・・・
お前、ヘビなんか、こわくないと言うたじゃねぇかぁ(-_-;)」
越「だって、噛みつかれたら、イヤじゃもん(^_^)v」
こいつは、言う事と、やる事と違っとる。
実は今日、ヘビを3匹見ましたが、いずれも小さいヘビでした。
で・・もっとホントの事を言うと、昨日通った岩屋寺へ行く山道は、マムシがよ~出る所で有名らしいですが、この事は越後屋には、ズウゥゥ~ッと黙っていました。
言えば、また泣きわめいてウルサク、ややこしくなるかと思って・・・・・こおして男は、だんだんカシコクなり黙っていくのです。
00/10/24記載
編集後記
特に無し。
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