HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第三章「目次」 > 歩き遍路一巡・34 お犬さま
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歩いてると、いろんな犬に会います。
特徴=遠くを歩いてても、その足音等が聞こえるのか、遠くから吠える。
鎖で繋がれてる場合が多いが、たまに広い檻に入ってる場合もある。
対処方=こちらまで来れないのを確認したら
「やぁ~い、そんなとこで吠えてないで、ここまで来て吠えてみろ。
そおいうのを、人間界では負け犬の遠吠え言うんじゃ。
覚えておけ。」 とワメク。
ただし大きい声で言うと、他人が振り返ったりするので恥ずかしいから、小さい声で・・
特徴=家の庭などで寝たフリしており、家の前を安心して通ると、
突然起きて激しく吠えてビックリさせられる。
たいてい、犬小屋の前で寝ており鎖に繋がれてるが、
この手の犬は、鎖の延びる範囲まで、精一杯追いかけて来て吠える。
対処方=同じく、こちらまで来れないのを確認したら、
「ウルセェ・・くやしかったら、ここまで来て吠えてみろ」とホザく。
だたし、飼い主に聞こえないように小さい声で・・。
特徴=首輪をしているが、放し飼い。
遠くから吠えながら近づき、歩いてる後ろを吠えながら、
気がむくまま飽きるまで付いて来る。
他の人には吠えないが、お遍路姿の者に特に吠える傾向が多々有る。
対処方=だれも見てなかったら、杖を振り回して犬とケンカする。
他人の目が有る場合は、犬を相手にケンカすると、
新聞やテレビのニュースに出て、
皆から笑われるかもしれんので、ひたすら忍耐・・ガマン・・・。
特徴=たいてい犬小屋の前で寝ており、歩いてもチラッと見るだけで、そのまま寝てしまう。
犬生をアキラメてるのか、単にナマクラなのかは不明。
対処方=(2)の奇襲攻撃型との見極めが大切であり、
判断を間違うとエライ目に遭うので、すみやかに通り過ぎる。
特徴=道で行き会うと、頭を垂れ伏し目がちにワシらに道を譲り、
自分は遠回りして行き、野良犬に多い。
対処方=こちらが先に道を譲っても遠慮するので、
お礼を言いながら通り過ぎる。
きっと、修行中のエライ犬なので、思わず合掌してしまう。
特徴=吠えなく、エサもやらんのにシッポを振って、擦り寄って来る。
飼い主と散歩中が多い。
対処方=手ぐらいは、ナメさせてやる。
00/11/10記載
編集後記
特に無し
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