HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第三章「目次」 > 歩き遍路一巡・34 お犬さま


尺八を携え歩いた四国遍路   H20.4.26 UP


犬の性格

 歩いてると、いろんな犬に会います。
柴井の泉

(1)地獄耳型

 特徴=遠くを歩いてても、その足音等が聞こえるのか、遠くから吠える。
  鎖で繋がれてる場合が多いが、たまに広い檻に入ってる場合もある。

 対処方=こちらまで来れないのを確認したら
  
「やぁ~い、そんなとこで吠えてないで、ここまで来て吠えてみろ。
  そおいうのを、人間界では負け犬の遠吠え言うんじゃ。
  覚えておけ。」
 とワメク。

  ただし大きい声で言うと、他人が振り返ったりするので恥ずかしいから、小さい声で・・

(2)奇襲攻撃型

  特徴=家の庭などで寝たフリしており、家の前を安心して通ると、
    突然起きて激しく吠えてビックリさせられる。石鎚神社

  たいてい、犬小屋の前で寝ており鎖に繋がれてるが、
  この手の犬は、鎖の延びる範囲まで、精一杯追いかけて来て吠える。

  対処方=同じく、こちらまで来れないのを確認したら、

  
 「ウルセェ・・くやしかったら、ここまで来て吠えてみろ」とホザく。
   だたし、飼い主に聞こえないように小さい声で・・。

(3)ストーカー型

  特徴=首輪をしているが、放し飼い。
    遠くから吠えながら近づき、歩いてる後ろを吠えながら、
   気がむくまま飽きるまで付いて来る。
    他の人には吠えないが、お遍路姿の者に特に吠える傾向が多々有る。前神寺

 対処方=だれも見てなかったら、杖を振り回して犬とケンカする。

  他人の目が有る場合は、犬を相手にケンカすると、
 新聞やテレビのニュースに出て、
 皆から笑われるかもしれんので、ひたすら忍耐・・ガマン・・・。

(4)瞑想型

  特徴=たいてい犬小屋の前で寝ており、歩いてもチラッと見るだけで、そのまま寝てしまう。
     犬生をアキラメてるのか、単にナマクラなのかは不明。

  対処方=(2)の奇襲攻撃型との見極めが大切であり、
   判断を間違うとエライ目に遭うので、すみやかに通り過ぎる。前神寺

(5)聖犬型

  特徴=道で行き会うと、頭を垂れ伏し目がちにワシらに道を譲り、
    自分は遠回りして行き、野良犬に多い。

  対処方=こちらが先に道を譲っても遠慮するので、
     お礼を言いながら通り過ぎる。
      きっと、修行中のエライ犬なので、思わず合掌してしまう。

(6)恋人型

  特徴=吠えなく、エサもやらんのにシッポを振って、擦り寄って来る。
    飼い主と散歩中が多い。

  対処方=手ぐらいは、ナメさせてやる。

                        00/11/10記載



 編集後記

     特に無し


  HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第三章「目次」   前ページ    次ページ



以下、広告です。