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歩き遍路三巡目(逆打ち) 6 問答
H20.11.16 UP
個人の人が作ってくれた「無料休息所」があり、そこで一休みしようとしたら、先客が一人休んでました。
先客に挨拶をして、ザルに山盛りに有る接待用の蜜柑を一つ頂ました。
ありがとおごぜえます。m(_ _)m
蜜柑を食べながら先客と話し、先客にわからんようにジロジロ観察して
σ(*_*)「あぁたぁ~・・、ヒョットして坊さんじゃないですか?」
相 手「いやぁ~・・わかりますか?
坊さんと見破られないように、普通の遍路のカッコウしてるんですが・・(^_^;)」
σ(*_*)「うん。輪袈裟に書いてある事と、姿・形や態度を見ればだいたいね。」
年の頃は30才半かな?、寺から遍路しろと言われた訳でなく、自分からやってみようと思ったと言います。
そいでもって僧衣を着てれば、寺での托鉢でも許可を得やすく、坊さんという事で他の人より余計もらえるかもしれないし、寺にも泊めてくれるやろうし(ちなみに、ここで野宿すると言ってました)、
また遍路してても他の人が、自分に接する態度も違うだろうし、そんなんじゃなく全くの一般の普通の遍路としての経験したいと言ってます。
エライでんなぁ~・・・・自ら、そおいう特権を捨てて遍路するなんて・・・
σ(*_*)「そいじゃあ、庵の坊さんと話しましたか?」
ボンサン「いや、そこは通らなかったので・・」
σ(*_*)「あらぁ~・・行けば良かったのに・・・、
今度遍路する時、是非行って話してみなせぇ。
本当の仏教の話してくれまっせぇ。(^_^)v」
ボンサン「本当の仏教とは、先祖供養なんです。(-_-)
今日私達が居るのも先祖が居たからこそであり、それに深く感謝し、49日から始まって7回忌・・どおたら・・・こおたら・・・」
注:σ(*_*)のヒネクレて、どうしょうもないほどコンジョが曲がっとる心の中で・・
あぁたぁ~・・、何をタワケた事を言っとるんじゃ・・(-_-;)σ
先祖供養は儒教の考えじゃろおがぁ・・・
真言宗のボンサンなら、いかに駆け出しの修行中といえ、「即身成仏」という単語ぐらい知っとるじゃろ。
先祖供養が、何で仏教の本質じゃぁ~バカタリ。
そんなアホな事を、マジメな顔して言っとったら大師様が泣かれるでぇ・・・。
あっ・・怒ったらアカン・・
心を落ち着けて・・・オチツケテ・・
何事も静かに優しく言わんとね・・・シズカニ・・シズカニ・・・
σ(*_*)「お釈迦様は、先祖供養をやれと、おっしゃいましたか?(=_=)σ」
ボンサン「・・・いえ・・、言ってません。・・・・(-_-;)」
ほれみた事か、そんな事をやれと言うはずがねえだろおが・・(^_^;)
σ(*_*)「本当の仏教は、自分の心に神仏が居り、それを見つけるため、
心のアカを取り除く事じゃないですか?」
ボンサン「それは寺の坊さんがやる事で、一般の人が考える事ではなく・・・しの・・ごの・・」
あぁたぁ~・・・何言ってまんねん。
坊さんだけが、そおいう事を知っておれば良く、なぁ~んにも知らない一般庶民は、どおせわからんやろおから、このままダマシ通して、お釈迦様が言いもしない先祖供養をしろと、アリガタそうに言い、セッセッと金払っておれば良いと言いたいんか?
冗談言うんじゃねぇ。!!
一般庶民をナメるんじゃねぇ・・▼▼メ
あぁ・・イカン・・興奮して来た・・・落ち着け・オチツケ・・・
σ(*_*)「庵の坊さんが言うには、本当の仏教の事を教えると、自分たち寺の坊さんが食えなくなるからだと言いました。
「庵の坊さん」の話を聞いて、本当の仏教だと思ったからこそ、σ(*_*)のような信心の無い人間でも、深く心に残り、もう一度話を聞きに行ったし、また遍路していて会った若い女の子にも聞くと、σ(*_*)同様に次の日に、もう一度話を聞きに行ってるんです。
ありきたりの葬式仏教の話なんか、だれも聞きたくはねえんですわ。
皆、本当の仏教の事を知りたがってるんですぜぇ。」
あっ・・ついつい・・声が大きくなってしもおた・・
もう少し冷静に話しせんと・・
ボンサン「確かに、中国や東南アジア等、外国からの仏教界からは、
日本の現在の仏教は、本当の仏教では無いと言われております。
しかし、非難するのは、だれでも出来ますが、自分がそれに対し、どのような行動しているかです。」
σ(*_*)「庵の坊さんは、通りがかる遍路を捕まえては、コーヒー飲ませながら、本当の仏教の事を話してくれます。
こんな事してくれてる寺が、他に日本のどこかありますか?
σ(*_*)も、なるべく可能な限り、多くの人々に、こおやって今の葬式仏教は間違ってる・・と言いふらす行動してますねん。 !(^^)! ダハハハ・・・」
ボンサン「まぁ・・こおやって、遍路してみてわかったんですが、
寺が得る納経帳の収益を考えれば莫大な金になるはずです。
それをもっと有効な物に使ってもらえれば・・・ 」
おぉぉ・・・やっと、少し話しが噛み合ってきた・・ヨカッタ・ヨカッタ・・!(^^)!
アンチャン、きつい事を言ってゴメンな。
ボンサン「例えば、本堂や大師堂が古くて小さい所が有りますから、そのお金で、もっと立派な本堂に建て替えるとか・・・うだうだ・・ぐずぐず・・」
はぁ~ん???・・・このアンチャン・・
何を言ってまんねん・・・(-_-;)
ディズニィランドじゃあるまいし、本堂等の建物が立派になったら、それに正比例して、日本の仏教界も立派に立ち直り、あぁたぁが恥ずかしい思いをしとると言う、外国の仏教界からも「さすがや」と誉められるとでもホンキに思っとるんか・・(/_;)ナサケネェ・・・
イカン・・だいぶ頭に血が上ってきた・・・
心を落ち着けて・・静かに・・シズカニ・・・ガマンシテ・・・
σ(*_*)「しかし、σ(*_*)としては立派な本堂を作るよりも、このような、だれでも自由に入れる施設(無料休息所)を境内に作ってくれてですねぇ・・・、
こうして仏教の話をしあう場を作ってくれる方が、ヨッポド役にたつと思いますがねぇ・・
寺とは、本来そおいう役割のもんじゃないですか?」
と話しとる時に、老夫婦連れの遍路が休みに来ました。
で、これに関する話しは、σ(*_*)の方から話題を変えて打ち切りました。
ホントはもっと話したかったんですが・・・・
このボンサンは、まだ修行中と言ってましたが、そおいう考えを教えた先輩や師匠も同じ考えなんでしょう。
これが現在の日本仏教界の、ありのままの姿か・・・と・・話をしていてホンマにガッカリして、ハラがたったなぁ・・・。(T_T)
以前に遍路していた時、京都の某寺で坊さんの修行をしていたが、途中で挫折して坊さんを辞めたという若い青年遍路と話した事があります。
青年は修行が厳しく、それに付いて行けなくて辞めたと言いましたが、それと共に寺の裏事情もわかり、どおしても、それにガマンできなかったというのも有ったそうです。
寺の裏事情とは、どのような事かは、話しませんでしたが、この挫折した青年にこそ、坊さんになって欲しかった。
02/05/11記載
先日、あの世間から嫌われているので有名な、評判のS学会(バレるかな?(^O^))に入ってる親戚の人と話をしました。
σ(*_*)が他宗教や邪宗教?の人たちと問答する時に、いつも尋ねる定番は「あなた方が言う「仏(神)」とは、どのようなものですか?」と聞くと喜んで話してくれます。
それで、この問いに対する答えで、だいたいその人の考え方がわかります。
さすがにS会を長年やっている人だけあって、「六波羅蜜」という単語も知らない同派の評判の悪い犬笑会(顕?会)とは大違いで、専門用語を使って詳しく説明します。
日蓮系だから「題目を唱えて、どうのこうの・・」と最初に言うかと思ってたが、やはり心の中の「仏」を見出す事だと言い、へえぇ~・・この人達も以外にマトモなんだなぁ・・と失礼な事を思っちまった。(^O^)
σ(*_*)の兄弟・親戚の中で、既成仏教を非難して葬式・法要や迷信に惑わされてないのはσ(*_*)と、この人だけです。
そいで禁句の「でも、自分とこの日蓮さんだけが正しく、他宗を批判するのは、どうしても好きになれまへんなぁ。」と言ったら、「天台宗で修行されて・・どうのこうの・・」と天台宗の優秀さを言い始めました。
σ(*_*)も「そんな事を言ったら、最澄さんは空海さんに本を借りたり、空海さんに弟子を預けて仏教を知ろうとしたじゃありまへんか。
そおいうのをみると最澄さんよりも空海さんの方が、仏教をよぉ~わかってたのと違いまっか?」
と、遍路とS会のメンツを賭けた宗教争いに発展しかかった。
これ以上、話をしたらホンマのケンカになると思い、フトンに寝転びながら話していたので適当な所で寝たフリしましたが・・。(^O^)
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