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歩き遍路三巡目(逆打ち) 5 野宿
H20.11.12 UP
野宿
野宿準備
今月の連休27日~29日の3日間、観音寺~大興寺~萩原寺~雲辺寺~三角寺方面へ遍路する予定です。
そいでもって、この近辺は、バイク取りに行くのに距離あったりするので、今回試しに初めての野宿するつもりです。!(^^)!
今までの車野宿とちがって、テント・寝袋を詰め込んだリュック背負うので、荷物の重さ計ってみると10kgほどで、20kg近辺だと、かなりキツイと聞いてます。
二人用テント
越後屋と一緒に仲良くネンネするため(^^;)
だけど、これが1番嵩張り、普通だったら一人用でもう少し軽くなるんだけど・・
寝袋
夏用、暑い時期だったら、バスタオルでも、ええんだけど・・
携帯カセットコンロ
越後屋が「そんなもん、いらん・・使わん・・」と言ったが、σ(*_*)が「持って行く」とガンバッたので、「貸してくれ」言うても、貸してやらん。
トイレットペーパ-
芯を抜いて、スーパーの袋に入れて・・・。
ナニする所にペーパが無い事も有りますからなぁ。
そおそお、鼻をかむ時にも便利でっせぇ。
テイッシュペーパーなんか、役に立たんです。(^_^)v
着替え
σ(*_*)は、1週間ほど着替えなくても、ええんだけど・・越後屋が、どおしても、こおしても持って行けと無理矢理に入れたんです。
靴下だけは、足が蒸れるとマメが出来やすいので、日数分入れました。
ちなみに、σ(*_*)・・靴履いてなく、どんな山道でも、サンダルに厚手の靴下を二枚履いて歩いてます。
銀マット
銀色のやつで、野宿する人の定番でんなぁ。(^^;)σ
二人分を越後屋に持たせました。だってσ(*_*が)重たいテント持ってやっとるだもん・・当然じゃ、甘えるな。
さて・・背負う荷物の重さで泣くか・・・心細くて寝れんで泣くか・・(^O^)
02/04/25記載
野宿
三角寺→伊予三島駅まで歩き、鉄道で観音寺まで行って、そこから大興寺・雲辺寺を経て三角寺まで戻る事にしました。
リュックを担いで歩きましたがなぁ・・・(^O^)
問題のテントやら寝袋などが入ってる重たそうなやつを・・・・(-_-;)σ
一歩目・・ムフフ・・まだ軽いわい・・(^_^)v
二歩目・・ちと重いかな?・・・(-_-)
三歩目・・うっ・・足にリュックの重さが響いて来る・・(;_;)
四歩目・・重たい・・・しかし、今更止めるわけにもイカン・・(T_T)
越後屋「んじゃから、携帯コンロなんか持って来なきゃ良かったのに・・
人の言う事きかん奴め・・(~o~)」
でぇかん「ふん・・貸してくれ言うても、貸してやらんわい・・(-_-)」
越後屋「ふん・・貸していらんわい(^-^)」
でぇかん「ふん・・泣いて頼んでもアカンからのぅ、
意地でも使ってやるわい・・ふん・・(-_-;)」
と言いつつ山道を下って行くと、やっぱし逆打ちやると、よぉ~遍路に会いますなぁ~。!(^^)!
短く会話したりし、野宿しとる人にはリュックの重さやテントの有無を尋ねました。
伊予三島駅までの約7km、さすがに駅へ着くと足が痛く、今までなら、これくらいの距離では何とも無かったんじゃけど・・(;_;)
列車を待っていると、丁度降りて来た30代の野宿道具を背負った遍路が居たので話しかけました。
でぇかん「今日は、どの辺まで行かれるんで?」
遍 路「三角寺をやって、雲辺寺下の大興寺までと思ってます。」
でぇかん「うむぅぅ・・雲辺寺は結構キツイでっせぇ、
今からだと行けるかなぁ・・荷物の重さは、どれ位でっか?」
遍 路「測ってみたいんだけど、わかりまへん。」
と話して分かれましたが、今回の遍路中では、この人と再び出会いませんでした。
そいで・・観音寺より大興寺まで、途中道を間違えてしもおた・・(^_^;)ハハハ・・・
2時頃に大興寺へ着き、萩原寺経由での雲辺寺登りは時間が足りないのでヤンピして、直接に雲辺寺へ登る事にしました。
たぶん早くて夕方6時・・遅くて7時頃に到着するかなぁ・・
今は日が落ちるのが遅くなったから良いけれど・・・
痛い足を引きづるようにして歩いてると、道端に座っている三角寺付近で会った遍路が携帯電話を持って地図とニラメッコしてました。
でぇかん「ヘッヘッヘッ・・お久しぶりで・・宿探しでっか?」
遍 路「ヒッヒッヒッ・・それが宿が満杯で、どこも断られて弱っとるんです。」
でぇかん「ウッシッシッ・・今は連休中ですからねぇ。」
遍路「ケッケッケッ・・あらぁ~連休に入ってたんですねぇ・・どおりで・・
なんせ日にちの感覚が無くなっちまうもんだから・・」
でぇかん「ケケケケ・・σ(*_*)ら、これから雲辺寺でテント張って寝る予定ですねん。
今から登りますので、お元気で。」
と別れました。
雲辺寺登り口からの坂道がキツイこと・・・(T_T)
100mほど歩いて立ち止まり・・・息を整え・・
曲がりで腰を下ろして一休みし・・(;_;)
休息時間を取る間隔も、30分毎が、やがて10分毎に・・
道の半ば付近頃より10歩行っては立ち止まり・・・
5歩あるいては崩れるように座り込み・・・(/_;)
こりゃあ・・ヒョットしたら雲辺寺に着くのは、7時過ぎになっちまうぞ・・という不安感も出て来ました。
もちろん、一緒に歩いてる越後屋の事なんか心配しとるヒマはありまへん・・いつも心配なんかしとらんけど・・・
それぞれ自分勝手のペースで歩き・・休み・・、たまに追いつき・・追い越されとります。
途中で、やっぱし三角寺付近で会った若い遍路と再会し、この人もかなり足を痛めてテーピングしながら歩いてると言います。
杖にペコチャンだか、ポコチャンだかのマスコット人形付けとったなぁ・・今度、σ(*_*)もマネして何か付けてみようかなぁ。
雲辺寺
雲辺寺には6時半頃に着き、境内は人影も無く、シィ~ンとしてます。
本当は、寺の人に野宿の許可を得るべきなんでしょぅが、もう動くのがキツイのでカンベンしてもらって、トイレ付近に有る建物の大きい庇の下にテントを張りました。
三角寺付近で出会った遍路の一人が、雲辺寺で野宿予定だと言ってたので探しましたが、だれも居ません。
日が暮れると真っ暗になるので、時間と競争しながら、テントを張り夕食の支度をします。
問題の携帯コンロ使って、ラーメンを作りました。
暗いので、何を食ってるのか・・よぉ~わからんかったけど・・(^_^;)
でぇかん「どおじゃあ~・・持って来て良かったろぉがぁ~・・」
越後屋「ふん・・無かったらオニギリを買って来ても、ワタシャは良かったんじゃわい」
おのれぇ・・なんちゅう頑固な女じゃ・・・(-_-;)σ
夜になると真っ暗になるかなぁ・・と思っていたのですが、月明かりで・・と言っても雲が出て隠れとる・・やや空が明るいかなぁ・・という感じでした。
雲が無かったら、夜空は自然の星空が見えたじゃろおなぁ、なんせ付近には人工の光が全く無いのだから・・
たまに鳥の鳴き声が聞こえ、夜空に杉木立がヌッと立っており、オバケも出そうで無いので寝ました。
山頂のせいか夏用の寝袋では寒かったです・・死ぬほどでもなかったけど。
テントが無かったら、もっと悲惨な目に遭っていたろおなぁ。
デカイ荷物を担いでる人の苦労が、よぉ~わかりました。
今までの時よりも3倍は疲れ、足の痛みもそれに比例しました。(;_;)
02/05/02記載
編集後記(雲辺寺)
翌日、寺の境内で尺八を吹き、初めて托鉢の真似事をしました。
正直言って、一人だったら雲辺寺で初めて野宿をしたらコワかったと思う。
越後屋が居たから、まだ良かったが・・・
今も静かな暗い闇夜にそびえ立つ杉木立が思い浮かびます。
もう一度、一人でそこで野宿しろと言われたら、ちと考えるなぁ。
実は今、「越後霊場」を一人で野宿しながら区切り打ちをしていますが、全く人の気配が無い所での野宿はサミシイので、少しは人の気配が有る所で、なおかつ人目に立たないような箇所を選んで野宿しとります。
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