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歩き遍路三巡目(逆打ち) 15 放浪
H20.12.13 U
横峰山に登り、秋の紅葉には、まだ少し早いけど、そいでも栗を五個ほど拾いまして・・・結局忘れて食べずに捨てちゃたが・・
横峰寺から少し行くと「星の森」という、ハイカラな何とも言えん名前の場所があります。
将来、喫茶店とか飲み屋とか、BARや高級クラブなんぞを開く時に、この名前付けたらええかもしれんなぁ・・(^_-)
そこの小さい鳥居から見ると、正面に石鎚山が遠くにそびえ立っとるんですわ。(@_@)σ
真夜中、ここで星を見ると綺麗でっしゃろおなぁ・・・世俗の灯りも見えず・・
あまり人が来ない所だから、オバケが出たりしてオトロシイかもしれんけど・・・
横峰寺を降りる時、もおチットで車道で「湯浪」の東屋が在る付近で雨が降ってきました。
東屋付近の山際からは名水が出るので、近所の人が水を汲みに来ており少し話しました。
オバハンA「アンラアァ~・・この雨の中を横峰から来たんでっか・・」
オバハンB「そお言えば、麓からこっちへ向かって来る遍路がおりましたでぇ」
σ(*_*)「今の、この時間(午後2時過ぎ)だと、ここで野宿するんじゃないでしょうかねぇ。
今からだと横峰を越えるのは無理ですから、野宿道具持ってまへんでしたか?」
オバハンA「持ってたような気がする」
というような会話をして、オバハンらは車に乗って去り、σ(*_*)らも記念写真撮って去りました。
麓まで車道は一本道で、雨も降ってます。
途中の道端にリヤカーがポツンと置いてあり、青いビニールシートがかかって中身は生活用品らしく、いかにも永年ホッツキ歩いとりそうな遍路の物です。
付近にだれか居ないかと、目で探したんですが居ません。
カーブを2つほど曲がると、トッツアンがリヤカーに紐つけて引っ張り、後ろからオッカアが押してる夫婦連れが来ました。
σ(*_*)らより少し年輩のようで、挨拶して立ち話してみると、やはり先ほどのリヤカーはトッツアンので、今引っ張ってるのはオッカァだそうで、東屋で野宿すると言ってました。
夫婦で、それぞれ一台づつリヤカーを引いてホッツキ歩いとるらしく、オッカアの笠はだいぶ日焼けというか・・・色落ちというか・・どこかに落ちてたのを拾って来たんでねえかと思う位、年月の立っているホコリっぽい物を被ってます。
聞いてみると、今まで横峰をやる時は、香園寺の「奥の院」で野宿してたが、今回初めて湯浪方面から登ってみるとの事。
ええですのぉ・・・σ(*_*)も時間を気にせず、ホッツキ歩きたいなぁ・・・
先を急がず、気分しだいで泊まりたい所にテント張ってさ・・・・ノンビリと・・・(^_^)v
話しているとオッカアは、ボンボンとしゃべると言うか、タンカをきるように威勢よく話し、オットオゥは、黙々としゃべり・・・
オッカアの薄汚れたTシャツに、大きなスマイルマークがプリントされており、それが印象に残ったなぁ・・・(^_^;)
参考に犬に吠えられた時は、どうするか?と聞いたら
オッカア「なんじゃい!!・・なんか用か!!・・と怒鳴りつけ犬をニラんで前に座ってやると、
犬は向こうへ行ってしまう。(^O^)」
そりゃあ犬だって、オッカァの声を聞くとビックリしますやろおなぁ・・・(^_-)
02/11/20 記載
えっとおぉぉ・・この写真も横峰とは関係ありまへん、悪しからず・・。
そいで、この「四国遍路記」「第三章」は中途半端ですが、これで完了です。
なんせ人間の出来が半端モンな者ですので、やることなす事、すべてが・・・
(^O^)ワッハッハッハッ・・
目次の「言い訳」にも書きましたが、この「第三章」は某掲示板(FS20)に連載していたものです。
そのまま掲示板にヅラヅラ・・ッと駄文を書き続ければ良かったのかもしれまへんが、次の二つの理由により掲載を止めました。
掲示板(FS20)では、別に悪い事していた訳ではないんですが、尺八を吹きながら遍路していたのを伏せていました。
なんちゅうか・・そのおぅ・・そおいう事をする人は、名の有るエライ尺八家の人たちがやる事で、σ(*_*)のようなドシロウトがそんな事やってると書いたら、このアホが身分もわきまえず何をやっとるんじゃ・・と笑われると思いましてなぁ。
そおで無くても、流派・免状、異論や他論が多々有る独特なこの世界・・・
σ(*_*)は何か言われたら、黙って引き下がって逃げちまう、気が弱い性格なもんでして・・。
ずうっ~とネットで遍路しながら尺八を吹いた経験者を捜してみると、そおいう人は居たようですが、その時の事を記載した経験記録はどこを探してもありまへんでした(よぉ~探せなかったのかもしれんが)。
自分がその経験記録を探したように、ヒョットしたら、だれか他の人も同じようにそのような記録をネットで探してるかもしれん。
また自分では幾多の得難い貴重な経験?をしたと思ってる事を、このまま世に知られる事もなく埋もれるのは、あまりにも惜しいと思いましてなぁ。
そいじゃあぁ、恥の上塗りついでに、σ(*_*)のアホな経験をHPに晒しちまって、もし後に続く人が居るならば、少しでも参考にしてもらおうと思ったんです。
その時の経験が「第一章」ですが、今思えば車遍路の最初の一巡時から記録を取っていれば、もっと心境の変化や曲・吹奏などの変化が詳しく書けたかもしれず、忘れたりした事も多々有ると思い惜しい事をしました。
もし志有る人居れば、ぜひ歩いて尺八を吹き四国遍路をしてみてくんなせぇ。
何かが変わると思います。
頭では理解していたと思っていても、σ(*_*)は遍路をして「心で観る」という本質を見逃していたのに気付かされました。
これは読んで字のごとくでごぜえます。
ありがとうございました。
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