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遍路日 2011.12.13 掲載日 2013.2.9
「畝木」付近の川沿いから札所へ入る道があるのだがなぁ・・と思いながら行くと、チッコイ川が有りますが、それに沿って上がる道が有りまへん。
あちゃあぁ~通り過ぎちまったかなぁ・・と、今来た県道を少し戻り、地図本には川沿いの道が掲載されているので、どうしても川に注目しちまうんですなぁ。
この付近の橋を渡るのかな?と、越後屋に偵察させに行かせたら、人家が有り行き止まりだと言います。
その人家で遍路道の事を聞いてみようと、庭先に居たオババに聞くと「ワタシらも6ヶ月前に、ここへ来たばかりで、遍路道なんて、よお~わからん。 でも、「土庄」へ行くのなら、家の敷地を通って行く近道があるから通っても良いよ。」
おぉぉ・・それが消え去った遍路道かと思い、喜んで通らせてもらい、教えられた道を行くと、先程引き返した、すぐ近く付近に出ちまった。
あちゃあぁ~・・こおなったら仕方がない、遍路道にこだわらず土庄の町中を通って札所へ行こうと思って少し歩いたら、大きい川に沿って道が有り、地図で確かめてみると、この川沿いに行くよおで、一つ川を間違えちゃってたのね。
そお言えば地図では、それなりの大きな川なのに、先程間違った川は地図にも載らないよおな小川みたいのだったなぁ。
川沿いに行き「土庄八幡神社」の前に出ると看板が有り、読んでみると、由緒正しいかなり大きそうな神社だったが寄らなかった。
神社前の横道を通り、高台への階段を上がると「土庄」が一望できます。
小豆島88箇所霊場の62番札所「大乗殿」・63番札所「蓮華庵」は隣り合っており、「薬師堂」「大師堂」が対面に並んで有りましたが、どちらかというと札所の方が普通の民家か集会所かと思っちまった。
札所は二軒続きの同じような形をしております。
写真を撮ってると、先に越後屋が堂内で線香を立てちゃいました。
後から尺八を吹いて参拝した時に、狭い堂内で密閉が良いもんだから、途中で線香の煙で咽せちゃったじゃねぇか・・ゴラア~・・せっかくの「結願」の場所なりにぃ。
堂内には「お接待です お子さま、お孫さんのお土産にどうぞ」と書いた貼り紙の下に、小さなマスコットや竹トンボが有りました。
トンボがバランス良く留まっている竹細工も上手に出来てますが、まさかこれも「お接待」じゃないだろなぁ。
たぶん近所の老人会で作ったのだと思う。
箱の中に、カワイイ「ミニふくろう」が沢山有ったので、ちょうど孫に良いお土産・・と思い、納札に一言お礼を書き、老人会へのお茶代にでも・・と小銭と共に置きました。
境内のベンチに座り、高台から「土庄」の町並を見てると、やっと終わったなぁ・・とつくづく「結願」の思いにひたりました。(一番上の写真)
長いようで、短いよおな小豆島88箇所霊場・歩き遍路の11日間だった。
可能で有るならば、もう一度再び歩いて遍路したいという魅力有る「小豆島88箇所霊場」でした。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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