秩父34観音霊場の14番札所「今宮坊」へ向かって歩いてると、「秩父今宮神社」の道端に「秩父霊場発祥の地であります。 まず今宮神社に参拝するのが先で、どうのこうの・・・」と、デカク目に付くように書いた看板が設置されてます。
うん、昔は寺と神社とは同じように参拝しとったからなぁ、それにわざわざ「秩父霊場発祥の地」という事も親切に書いてあるのだし、話しの種にも寄って行こうと思い「秩父今宮神社」の境内へ入りました。
デジカメで神社境内を撮影してると、信仰心が無いためか電池が無くなっちまい、荷物を降ろしてリュックから電池を出して交換しました。
その間に越後屋は、神社の社務所へ行き「今宮坊」への道を聞きに行きましたが、やがて憮然とした顔して戻って来ます。
なんや?・・どおした?・・と思って聞いてみると、社務所のオバハンに道を尋ねると、いきなり開口一番に「納経帳とは、どういうものか知ってるか?」と、まるで悪い事をしていたのを咎めるようなキツイ口調で言われたらしい。
「私は納経帳は作っておりません、今宮坊への道を聞きたいだけです」と答えると、一応道は教えてくれたが、「そこの掲示板を、良く読んでから行きなさい」とエラソーに命令され、最初の「納経帳・・・云々・・」という失礼な態度については一言のお詫びもなかったと訴えます。
はあぁぁ?・・・何じゃあぁ?・・そりゃあぁ?・・・と思った瞬間に思い出しました。
秩父34観音霊場巡りする予備知識を得るため、インターネットで下調べをしてた時に、寺へ行く手前付近で「納経帳の意味は?」と問いかける場所が有るというのを読んだが、ここの神社の事だったのね。
σ(*_*)らは納経してねぇから関係無いもんねぇ・・と他人事だと思いながら読んでいたが、こんな所で深く親密な関係になっちまうとは思わず、縁とは、わからんもんですなぁ(^O^)ナハハハ・・・
「で、掲示板を読んで来たの? 何が書いてあった?」
「気分悪かったので、形式的にサラッと見るフリして、こっちへ来たので何が書いてあったか、さっぱりわからん。」
「ふぅ~ん・・納経帳ぐらいの事で、そんなややこしい事を言うのなら、この神社で思いっ切り1時間ほど尺八吹いて、もぉ止めてくれと言うまで尺八を吹き続けて参拝してやろかなぁ。 宗旨が違う・・とモンク言って来るかなぁ、(^O^)ケケケ・・・」
「あんたぁ~、止めときぃ。何もそんな・・わざわざ揉め事を起こさなくても・・」
「ええじゃん、何を言って来るか楽しみじゃねぇか、受けて立つぞぉ。 これも修行の一つじゃ、負けへんでぇ。(^O^)カッカッカッカッ・・・」と言いましたが、常識を兼ね備えている越後屋の言い分に従いました。
この神社境内に入る時は、参拝するかどうかは半々の気持ちだったのですが、こんな事を聞くと参拝する気が失せちまい、それはそれとして、せっかく来たんだから境内の隅々まで見物しました。
入口の龍神池は小さいながらも樹木で覆われて鬱蒼としております。
そこを出て境内へ入ると広々としたグランドのような感じで、その中に大きい木が生えており「今宮の欅」と書いてあり、徳川家康が馬を繋いだそうです。
で、肝心の神社本殿は?と見渡すと、社務所の横に鳥居は有るけれど、あれかな?、 鳥居の側まで行ったけれど、潜らなかった。
野次馬コンジョが有るので、社務所のオバハンが「どおしても読んで行け」と言う重要な掲示板に何が書いてあるか見に行きました。
掲示板全体に紙がゴタゴタ貼ってあり、ここの神社の云われでも書いてあるのかと思ったら、オバハンの系図やら写真関係だけが貼ってあります。
オバハンが、どれだけ立派な地位でエライか・・という自慢のオンパレード。
自己顕示欲が、ゴッテリと固まってる見本としてならば、どこに出しても恥ずかしくないような掲示板だった。
そりゃあぁ、こんなもん「良く読め」と言われても、普通の人ならアホらしくて斜め読みもしないで行っちまうやろなぁ。
何が書いてあるかマジメに隅々まで読んでるのは、ヒマを持て余しとるσ(*_*)ぐらいだと思う。(^O^)
掲示板を眺めていると、社務所に客が来たのでオバハンが何を話すのかと黙って聞いてました。
やっぱし「自分はこの神社でどれだけの地位で・・・、こんだけの事をして・・・、(アルバムを見せながら写真を示し)ほらあぁ、この通り・・」というような事を一方的に長々と話してます。
遠くから横目で見ていたけれど、客も捕まっちまってから「しまったあぁ」と思い、早く用件を済まして逃げたかったやろおなぁ・・・・気の毒に・・(^O^)
なあぁ~んか、あのオバハンは「自分が・・自分が・・」という「我」が出過ぎており、あれじゃあぁ、どんな立派な行いや、地位が有っても賛同する人はいなく、かえって逆効果だと思う。
秩父34観音霊場を巡っている巡礼道の通り道に「今宮神社を先に参拝する・・」という看板があれば、だれだって「そおかなぁ・・・」と思いながら、ズルズルと境内へ入って行きますわなぁ・・σ(*_*)らみたいに・・。
そいでもって「納経帳がどうのこうの・・」とエラソーに説教されたら、当初は寄るつもりも無く来たのに、そりゃあぁ皆さんハラ立てまっせぇ。
秩父今宮神社へ寄らせるために、ワザとあの看板を道端の目立つ所へ置いといたのがバレバレじゃねえか。
オバハン、オヌシもワルよのおぅ・・・(^O^)フッフッフッフッ・・・
「秩父今宮神社」から細い道を行くと、すぐ近くに秩父34観音霊場14番札所「今宮坊」の小さい堂が有りました。
で、あの「秩父今宮神社」のオバハンが問題にしている14番「今宮坊」の納経帳は、あの「秩父今宮神社」でするのかな?
納経帳を作っている人はイヤだろなぁ・・と思ってたら、すぐ近くの民家のような家に「納経所」という額が掛かっています。
これに気がつかん人は、秩父今宮神社のオバハンの所へ行って「納経帳を書いてくれ」と言うのかもしれまへん。
そしたら「鴨がネギと醤油・七輪・皿まで背負って来た」とばかりに、オバハンから「納経帳とは・・」というエラソーな説教をくらっちまうのだと思う。(^O^)
「秩父今宮神社」は、神社としては由緒正しく格式も高いようですが、それ故に自分の「我」を押し付ける説教は、せっかく古くから受け継ぎ具えて来た立派な風格を、台無しにしちまうようで残念に思う。
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