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 岩之上堂・堂内、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記 H18.7.22 UP


案内猫/秩父34観音霊場記(19番「龍石寺」・20番「岩之上堂」・21番「観音堂」)

19番「龍石寺」と荒川西岸江戸巡礼古道

 早朝、汽車で大野原駅へ行き、方角的にたぶんこの道だろおと思って歩いてると目標としていた「宗福寺」があり、参拝しようかと思いましたが、寺の人はまだ寝とるかもしれません。宗福寺、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 朝っぱらから尺八を吹くと、朝早くから何が起きたんじゃとビックリされるかもしれんので止めときました。

 宗福寺の曲がり道に19番「龍石寺」への案内道標があり、農道のような道を少し行くと石垣の有る秩父34観音霊場の19番札所「竜石寺」でした。

 竜石寺に人が住んでるのかと思いましたが、無人のようです。

 龍石寺は「岩の上に建っている」と書いてあり、そう言われて見渡せば、境内全体が大きい岩のようで、その上に寺が建ってるようで、四国の「流れ岩」で有名な「常楽寺」と同じようですなぁ。宗福寺より龍石寺へ、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 付近には民家や集合住宅があり、朝早くから尺八を吹くのは気が引けます。

 すんまへん、付近住民の方々、テレビ見ながら朝飯を食ってる頃に音を出しちまって・・。

 境内には「三途のババア」の堂があり、見るからに強欲そうな顔しとります。19 龍石寺、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 このババアにジロリと睨まれ、おもむろに手を差し出されちまったら、σ(*_*)は何も言われなくても、あわてて身ぐるみを差し出すと思う・・たぶん・・気が弱いから・・。

 越後屋に、「ほれ、将来のパート先の像が有るでぇ」と教えてやり、以後何かにつけて「おい、三途のババア」と呼びかけたら、ソッポ向いてヒジョウに喜んでくれました。(^O^)

 なぁ、三途のババア・・良かったなぁパート先が見つかって、嬉しいじゃろおぅ。(^O^) 龍石寺境内 岩、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 「龍石寺」境内に「荒川西岸江戸巡礼古道」の案内看板があり、20番~25番までの道程が「巡礼古道」らしく、下調べで巡礼古道の存在は知っていました。

 しかし、インターネットで検索しても、あんまり「荒川西岸江戸巡礼古道」の情報が得られません。

 どんな道じゃろう・・果たして今もこの巡礼古道は残っており歩けるんじゃろうか・・と思ってましたが、このように案内看板が有るのを見れば、巡礼古道は整備されているのかもしれんと少し安心した。

20番「岩之上堂」の案内猫

 一休みしてから出発し「秩父橋」の立派な歩行者専用橋を渡る頃には、登校する学生の姿が多くなり、「秩父橋」の下を潜ると、車道を横断した対面側に出ます。秩父歩道専用橋、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 そおだわなぁ・・ここに車道を横切る横断歩道が有っても車の通りが激しいから、轢かれちゃうかもしれんもんねぇ。

 歩いてると、道端に居た白い野良猫がσ(*_*)らの姿を見るとサッと逃げだし、別に取って喰うわけじゃねぇし、犬と違って吠えないから逃げんでもええのに・・岩乃絵堂 裏参道入口、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 しかし野良猫は、先へ先へと立ち止まっては振り返りながら逃げて行き、そんなに捕まるのがイヤなら、道の方へ逃げずに、タンボの中へでも逃げればええのに・・・アホなネコやのぅ。

 あまりにも行く道が同じで、どうしてもこおしても、道から逃げません。

 「あれは案内猫じゃねぇかなぁ」と話していたら、やっと草むらの土管の内に潜みました。

 その土管近くをフト見ると「岩之上堂 裏参道入口」と書いた、小さい看板と共に赤い幟旗が立っています。岩之上堂 境内、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 おぉぉぉ・・やっぱし、あれは「案内猫」じゃったんだ、あの猫を見なかったら入口を見逃していたかもしれん。

 「案内犬」なら擦り寄って来てシッポ振るとか、見える範囲で先に行って待っているんだけど、なんせ今回の相手は「案内猫」だから犬とは違い、案内の仕方も違うんでしょうなぁ。

 裏参道を下りると秩父34観音霊場の20番札所「岩之上堂」が有り、寺の人が境内を掃除しており、庭も静かで深い木々に囲まれた落ち着いた寺です。

 東屋にベンチが有ったので一休みして、ゆったりと世俗を離れた静かな自然の一時を味わい、その気持ちを保ちながら・・・どれ参拝しようか・・・と、尺八を取り出して立ち上がった時に、チリン・チリチリ・・と鈴音が聞こえると共にドヤドヤとオバハン達が下りて来ます。岩乃上堂 本堂、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 あぁぁぁ~・・・たちまち現世に戻っちまった、見れば昨日の団体でねぇか。

 あきらめて、そのままベンチに座り直して、団体の参拝が終わるのを待ち、また御詠歌を間違えるんじゃねぇかと、人ごとながら心配でシンパイで・・ハラハラと見ていたら大丈夫だった、良かったねぇ。(^O^)

 団体がゾロゾロと戻り始める頃に本堂へ行くと、最後の付近に残っていた先達がσ(*_*)らの事を覚えており「これから尺八吹くの? 昨日聞いたけど良かったよ。」と誉めてくれます。

 20番「岩之上堂」は尺八の響きが良く、また雰囲気的にも落ち着いており、ヒジョウに良い寺でした。

21番「観音堂」

観音寺へ向かって、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記   観音寺へ向かって2、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記   観音寺 本堂、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 20番「岩之上堂」を今度は表参道の階段を上がって先程の道に出ました。

 車がほとんど通らない車道を歩いて行くと、車がビュンビュン走る道に出た所に、秩父34観音霊場の21番札所「観音寺」があります。

 途中、登校する一人の女子中学生が通り過ぎながら挨拶をしてくれました。

 ありがとさんです・・でも、もう学校が始まってる時間やでぇ、遅刻と違うんか?

 前の「岩之上堂」が古くて静かでしたが、この「観音寺」は正反対で建物は真新しく、道に面しているため騒がしく、あんまり落ち着きがなかった。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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