HOME > 遍路・巡礼 > 「秩父34観音霊場」目次 >14 奉納額(童子堂)
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「観音寺」からは、目の前の車がビュンビュン走る車道を歩き、途中より旧道やら農道みたい所を歩いて、元のビュンビュンと車が走る道に戻ります。
早い話が遠回りした事になるんですかねぇ、でも「荒川西岸江戸巡礼古道」なので、車が通らない道だったのでノンビリ歩けました。
遠くに武甲山を望み、道端には初夏の草花が咲き、ほどなく秩父34観音霊場の22番札所「童子堂」に着き、藁葺きの古風な感じの山門です。
そいで、「童子堂」山門に鎮座されとる仁王様ときたら、これがまた親しみが持てると言うか、何ちゅうか・・
普通、仁王さんちゅうたら、筋肉モリモリで、ゲンコツでブン殴られちまったら、一発で死んじゃうかもしれん体格をして、チッコイ子供だったら、その姿を見ただけで泣いちまうくらいオトロシイ存在なのに・・・
それが、あぁたぁ~・・・(^O^) 思わず笑っちまうような顔で、とても悪霊が恐れてビビッちまうように見えまへん。
たぶん、悪霊の方でも、その素朴なツラ構えを見て、カワイソーだからこの寺へ入るの止めよ・・と苦笑いしながら去って行くかもしれまへんなぁ。
境内にはやっぱし古風な大きい観音堂が建っており、昔は彫り物にも極彩色のハデな色が付いてたのでしょう。
観音堂の隣に本堂があり軒下にベンチが有って休めるようになってます。
そこに荷物を置いて観音堂に参拝し、本堂にはお寺のバサマが居たので気が引けたけれど、こちらにも参拝しました。
お休み処にお茶・梅干しが置いてあり、当然、梅干しも頂きました。ありがとさんです。
境内に「地蔵塚」という飛鳥の石舞台のような石組があるので、寺のバサマに尋ねると「頭の無い地蔵さんを集めて、あの中で供養してる」と言います。
そお言われて石の隙間から覗いてみると、頭が取れた地蔵さんが10体ほど置いてあります。
今まで各地を巡っていた時、地蔵さんの頭が無く、自然に頭が取れ落ちてしまったのか、だれかが叩き壊したのか、わからん地蔵さんをよぉ~見かけました。
やっぱし頭の方は欠け易いんでしょうかねぇ・・そおいう頭の欠け地蔵さんを集めて供養している所は、ここ「童子堂」で初めて見ました。
たいてい気付いていても、そのまま放っておくんですが、それをちゃんと集めて供養するとはエライでんなぁ。
この「童子堂」へ来て初めてわかったんですが、秩父34観音霊場の札所各寺に有る観音堂には、その寺の云われを描いた奉納額が奉納されていたんですねぇ。
今までも、その奉納額に気付いてましたが、どうせその寺だけ単独の物だろおと、あんまり気に掛けてまへんでした。
それが良く似た図柄で描いてある奉納額が続いてたので、こりゃぁ~ぁヒョットすると秩父34観音霊場・各札所寺に奉納されとるのかもしれんと思い、その後に巡ってみると各寺に奉納されてました。
失敗したなぁ・・わかっていれば、最初から奉納額を順番にデジカメで撮っておいたのにぃ・・
この「童子堂」奉納額の図柄・云われは「讃州人化犬」と題しております。
昔、讃岐に欲張りな長者が居て、そこへ旅の僧が物乞いに来ましたが、なあぁ~にもあげませんでした。
ここら辺のセッテングは、四国遍路元祖「衛門三郎」の話しと似ております。
旅の僧は、どこかで食物を求めて長者の門前にあった犬のお椀に食物を入れました。
家に向かって犬を呼ぶと、飼い犬が喜んでシッポ振りながら、うれしそうに食べましたとさ・・という話しなら、面白くも可笑しくもありまへんわなぁ、くだらねぇ、損した・・落ち着け、話しはまだ続く・・・話しを少しだけ戻して・・
旅の僧が犬を呼ぶと、そしたら、あぁたぁ~・・飼い犬ではなく、そこの家のドラ息子が犬の鳴き声を出しながら走って来て、その食物を犬のように食べちまったんです。
それだけじゃありまへんがなあぁぁ~・・食べてるドラ息子が、だんだん犬の姿になっちまいましてなぁ・・・オトロシイことじゃ・・
それを見たトッツアン・オッカァは、その変わりようにビックリこいて、「何とかしちぐりいぃぃ~、オラ達が悪かっだぁ・・(T_T)」と僧の袖にすがり付いて泣きました。
旅の僧は「ええいぃぃ・・今さら遅いわい・・この不信心モンメが・・こらっ、その袖を離せ・・」と言って許しまへん
「アホな事ばっかりやってるドラ息子ですが、オラ達にとってはカワイイ、ドラですだ。
今年は雨が降り続き、かと思えば日照りとなり・・作物は取れず不作となり・・・
必要もなく、見もしねえ犬HKは、受信契約を義務化するんだと勝手にホザイテおり・・
オラ達生きていても、いい事なんか、これぽっちもねぇ・・・
いらん金を取られるばっかりだ・・・
おでぇかんさまあぁぁぁ~・・なにとぞ、お慈悲を~~・・・(T_T)」
トッツアンとオッカァ達は泣きながらも僧の袖を、二人掛かりでしっかりと掴んで離しまへん。
「ええいっ・・離せっ・・犬HKにはワシも腹が立っとるが、それとこれとは話が別じゃ・・
こらっ、そんなに引っ張ると袖が破れるじゃろおがあぁ・・
わからんヤツじゃのおぅ・・・ 言っとくが、この僧衣は高かったんじゃぞぉ。(ホントはスーパーの特売で980円で買った)」
僧はなんとか掴んでる袖を振り解こうとしましたが、無理して離そうとすると、なんせ安物なので、ほんとに破れっちまうかもしれん・・と不安になりました。
僧は仕方なく因果を示して「秩父霊場の童子堂へ来て祈れ」と教え、こんな事なら、もおチョット高い僧衣を買っておけば良かったと、袖のほころびを気にしながら去りました。
トッツアン達は、犬になったドラ息子を「ドラ」と名付けて引き連れ、教えられた通りに真っ直ぐ秩父霊場へ来れば、ええもんを・・わざわざ四国・西国・板東の有名所の霊場を巡り、この秩父へ来ました。
巡礼中、他の犬に吠えられる事が、いっぱい有った事でしょうなぁ・・きっと・・
そいで、この「童子堂」へ来て一生懸命に祈ったら、ああぁ~らぁ~不思議、ドラ息子は元の人間の姿に戻りましたとさ・・メデタシ・メデタシ・・・
(注:あのぉ~・・この物語の内容は忠実に再現しておらず、どっちかと言うと、どおでもええような余計な事を書き加えたり、大事な事が省略してあるかもしれまへん。
スンナリこの通りの内容だと思って、信用しないでくんなせぇ。信心深い人、すんまへん。)
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