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 円融寺・奥の院、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記   H18.9.9 UP


NHK実況中継現場に立会/秩父34観音霊場記(26番「円融寺」)

26番「円融寺」・大準備に対して、わずか数秒だけのNHK実況中継

 影森駅から秩父34観音霊場の26番札所「円融寺」へ向かって住宅街を歩いてると、プラスチックの「巡礼道」案内標識が山道へ向かう方向を示しています。

 ほほおぉぉ~・・「円融寺」は山の中にある寺なのか・・と思い、その細い道を上がって行くと、住宅地から離れて、ホンマに細い山道へ入っちまい、その先は山が深くなりそうで、あんまり人が歩いたような道ではありまへん。影森駅、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 おい、ホンマに大丈夫か?・・と振り返り周りを見渡しても尋ねる人も居なく、当然、越後屋と相談してもアカン、聞くだけムダ・・・

 先程の案内板の所まで戻って、だれかに聞こうと思い、今来た道を戻りましたが、その途中で人家の屋根の合間より、寺の屋根らしいのを見つけ、さらにそこへ行く細い道も見つけました。

 おぉぉ・・この道で良さそうじゃなぁと喜びながら、住宅街の裏庭を拝見して行くような道を歩いくと26番札所「円融寺」境内へ着いちゃった。

 帰りにこの案内標識を見るとプラスチック製なので割れており、正規と思われる破片の箇所へ戻してみると、キッチリと寺の正門から入る別道へ行く表示になりました。

 この標識の設置場所が金網の所に付けてあり、丁度そこが近所のゴミ捨て場なもんだから、ゴミを出した時に、だれか知らずに割っちまったんだろおなぁ・・ガムテープでもええから、だれか直しといてくれぃ。

 26番「円融寺」境内は早朝のためか、だれも居ません。円融寺への脇道、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 そこへ墓参りに来たトッツアンが来たので、気になっていた「奥の院」への道を聞きましたが知らないようで、「納経所の人ならわかるんだけど、まだ来てないなぁ」と言って一緒に心配してくれます・・スンマヘン。

 円融寺で尺八を吹いて参拝し、終わる頃に納経所のジサマが来たので、「奥の院」への道を聞くと納経所を開けて、地図をくれて親切に説明してくれました。

 「ここへ来る途中に道を間違ったのですが、「奥の院」へ行く道は、会社の正門から入る道以外は無いのでっか?」
 「うん・・有るには、有る。・・・しかし会社から教えないで欲しいと言われている」

 「そおでっしゃろなぁ、裏山から入って会社に侵入されちまったら困るやろおしねぇ。」 「時間は有るか?」と聞くので「有る」と言うと、壁のポスター指差し「あれが奥の院だ」と自慢そうに言います。

 ほんとは、秩父の「道の駅」等でパンフレットを見てどんな所か、だいたいわかっていたんですが、そこはそれ・・・せっかく親切に教えてくれたんだから・・

 「はんりゃあぁぁぁ~・・・すごく、ええ所でんなぁ」と感心したフリをすると、さらに喜んじゃって、週刊誌を出しパラパラとページをめくって「奥の院」が掲載された頁を指差します。

 「ほぉんりょおぉぉ~・・」と、感嘆の声をあげて喜ばせてあげると、もうニコニコ顔で、さらに説明してくれます。

 ところが話す内容はσ(*_*)の大嫌いなNHKが「奥の院」へ撮影に来て、その堂の箇所で何とかという女優がポーズを取ったんだと、やっぱり自慢気に言います。円融寺、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 ケッタクソ悪い大嫌いなNHKの名称が出て来たので、今度は冷淡に「はぁ、そおですか。」としか言わんかった。

 しかし、ジサマはσ(*_*)の態度が、コロッと変わった事にも気付かず、おかまいなしに俳優のだれやらがここで、どうのこうの・・と、延々・・「この「奥の院」へ行く途中に長い階段が有り、そこに手摺りを付けたけれど賛否両論が有った。」

 ん?・・そう言えば、確か写真では階段に手摺りが付いて無かったなぁ・・・あれは古い写真だったんだ。

 「ふむふむ・・昔のままに残しておくと言うのと、参拝者への便宜を図る・・どっちを取るかという事ですねぇ」

 「そおそお・・、で、NHKが撮影の時にジャマになるんではと心配したが、うまい事、撮影角度をゴマかして撮りおった。(^O^)」

 チェッ・・どうしてもNHKが出て来るのぉぅ・・その撮影のためにNHKは「皆様の受信料」を湯水の如く使い、どんだけゴマかされて関係者のポッポに入っている事か・・

 数年前に年末恒例のNHK「行く年、来る年」の番組で、職場近くで実況中継がありました。

 オマケとして職場施設をライトアップ実況中継放送をしたいという依頼があり、職場の方針でOKを出しました。円融寺2、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 そいで、その準備に4日ほど前からスタッフが出入りし、実況中継といえ鉄パイプのヤグラを組んだり、テストしたりと・・・そりゃあぁ、もうタイヘンな賑わいで、オマケの中継どころかメインの中継じゃねぇかと錯覚する雰囲気です。

 こんだけの設備を作って実況中継放送するんだから、少なくとも5分位は放映するだろなぁと思い「何分ぐらいの放映する予定ですか?」と聞いても、スタッフは言葉を濁して言いません。

 しつこく聞くと、やっと「少しだけです」と答えましたが、具体的な時間は言わず、放送ちゅうもんは分単位・秒単位で計画するもんなのに、天下のNHKは、そんな時間管理もしねぇのか?と思っちまった。

 当日σ(*_*)が職場の現場立ち会い者として泊まり込みをし、時間前であり本来のメイン中継場所がすぐ近くだったので見物に行きました。

 そしたら、絶対にそんな事をしないヤラセの予行演習をしており、「ウソつけぇ」と、シラジラしい目で眺めながらヒマをつぶしました。

 で・・肝心の中継番組が始まって見ていると・・・アッという間だけ(わずか2・3秒)職場施設がライトアップ実況されただけです。

 おいおい、まさかこれで終わりじゃねえだろなぁ・・この後も、たまに、チョイチョイと実況中継場面が出て来るだろなあ。

 いかにオマケの中継と言っても、あの大掛かりな設備と大勢のスタッフ達は、何だったんじゃ?

 1分間とまでは言わんが、せめて合計30秒位は放映してもバチ当たらんでぇ・・と、思いながら待ち続けましたが、なかなか放映されまへん。

 ヤグラの所へ行ってカメラを扱ってたアンチャンに、「これで、終わりなの?・・もうやらないの?」 「これで終わりです」円融寺「奥の院」へ、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 「はぁぇっ?・・・先程のたった2・3秒のために、これだけの設備とスタッフを注ぎ込んだの?」 「・・・・・・・」

 「たったあれだけの放映なら、民間放送なら放送当日に3人ほど来て、三脚立てて現場合わせでやっつけちまいまっせぇ。」 「・・・・・・・」

 ちなみにσ(*_*)は、民放テレビの依頼で職場説明をするのに、現場実況でテレビ出演した事が数回有り、実況中継放送の内容によりスタッフ人員や機材がどれ位必要か、だいたいわかります。

 「まさにNHKは費用を惜しまず、湯水の如く金を使いますなぁ。こんな現状を国民が知ったら受信料なんて、アホらしくて払えまへんでぇ。(ハッキリ・キッパリと)」 「・・・・・・・・・・・・」

 そりゃあぁ~・・アンチャンは何も言えまへんわなぁ・・聞こえないフリでもしてねぇと、その場に居たたまれんやろおし。

 放送時間を聞いても答えなかったのは、たった数秒の中継とわかっており、とても恥ずかしくて堂々と胸を張って正直に言えんかったのでしょう。

 アンチャンに文句言ったもしょうがないので、それでカンベンしてやったが、NHKは金に糸目を付けず無駄を省くという事もせず、民間と違って費用対効果も考えなくて良いから、どんどんと受信料を上げて行く総務省の天下り団体です。

 そんな事や、あんな事等、腹の立つ事が一杯あるNHKに関する話を聞かされ続けると、そのうちに、こっちが鬱病にでもなっちまいそうです。

 適当な所で話しをさえぎり、まだ話足りなく残念そうな顔しているジサマに、丁寧にお礼を言いました。

「奥の院」秩父セメント

会社敷地内の「緑の道」、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記 金比羅神社・秩父セメント、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記 「金比羅神社」横道の「太子堂」・秩父セメント、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記  

 「円融寺」で教えられた道を秩父セメントの会社へ向かって行くと、守衛さんがσ(*_*)らの姿を遠くから見ており、何も言わないうちに「どうぞ入ってください。緑の道を行けば「奥の院」へ行けます」と、親切丁寧に言って通してくれました。

 おぉぉ・・・さすがに笠と杖の威力は、スゴイでんなぁ・・珍しく不審者と間違われんかったでぇ !(^^)!

 会社の構内には、緑色の道幅がペンキで書いてあり、それに沿って行けば良いらしく、出勤途上の社員に混じって歩いてくと鳥居が見えました。

 そこが麓の「金比羅神社」のようで、神社の階段を上がった境内から「奥の院」へ行くか、神社横の山道を上がって行くか、二通りの行程が有るようですが、山道の方を選びました。

 円融寺「奥の院」への山道、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記       石階段とステンレスの手摺り、円融寺・奥の院、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記        石階段と地蔵、円融寺・奥の院、尺八を携え歩いた秩父34観音霊場巡礼記

 しばらく行くと、ジサマが言ってた石階段が有り、ステンレスの手摺りが鈍く光っています。

 確かに階段が長く、古い石階段なので歩幅も狭く、σ(*_*)らは杖を持っていたから杖にすがって登れるので良いけれど、杖を持たない人には手摺りが有った方が良いでしょう。

 景観上の点から見れば、無い方が絶対に良いと思うが・・。

 永年使えるようにとステンレス製にしたんでしょうが、いかにも現代的な光を放つため、自然の中では違和感が有ります。

 もおちょっと古そうに見える別の素材とか、何かを工夫すれば、そんなに反対の声は出なかったかもしれまへん。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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