事前調査
新潟から会津へ行く途中、「鳥追観音」の近くに「大山祇神社」というのが有ります。
会津三十三観音霊場の事を調べるまで大山祇神社という名前も存在も知らなかったので、言っちゃあぁ悪いが、いくら地方の有名な神社と言っても、どうせイナカの神社に毛の生えた程度と思ってたんです。
ネットで事前に事前調査していた時、大山祇神社は地元でかなり信仰を集めている神社らしく、会津へ行く道筋なので野次馬コンジョを出して行ってみました。
大山氏祇神社は「大久保遥拝殿」と「御本社」に別れており、「大久保遥拝殿」までは車で行け、オマケに嬉しい事に、20台ほど車を置けるタダの駐車場もあります。
さらに喜ばしい事に遥拝殿の神社前には、ちゃんと土産屋も有るしぃ・・トイレもあるしぃ・・
駐車場には「本社まで4km」と書いた案内板があり、「一般車両通行止め」になっとります(上の案内図)。
やすらぎの道祖神
それだけだったら、遥拝殿の規模をチラッと見た感じからして、御本社まで行ってもあんまり魅力が無く、疲れるだけなので行くのを止めるのですが、道祖神が道端に数体有ると案内図に書いてあったんです。
その「道祖神」つぅ~のに釣られて、ほほおぉぉ・・・どんな道祖神じゃろ。
今の時刻は1時半・・・距離から換算すると往復2時間余りじゃな・・と思い、行ってみる事にしました。
そいで案内図に書いて有る一番最初の「やすらぎの道祖神」ちゅうのは、どこに有るんかいなあ・・と思って探したら目の前に有った。
最初に見た時は、何かの石碑かと思ったんです。
なんせ石の上が欠けてるしぃ・・彫ってある道祖神も小さかったので、何かの石仏のタグイかと思っちまった。
それにしても、何で上が欠けているんじゃろ?
車がぶつけたのならば、もっと下の方で折れるもんだが・・
大久保遥拝殿
まぁ、それは良いとして・・・まずは近くの大久保遥拝殿へ行きました。
大山祇神社の規模としては、そんなに大きいものではありまへんが綺麗に整備してあり、尺八参拝をしようかと思いましたが、ちょうどお祓いしてる最中でした。
そんな厳粛な時に、突然尺八の音が聞こえたら何が始まったか・・と慌てふためかれると気の毒なので、どうせ御本社へ行くのだからと思い尺八参拝は止めました。
御本社へ
御本社へ向かって駐車場から歩き始めると、車幅の林道が山へ向かっており、既に登り終えた人やグループがバラバラと降りて来て、擦れ違いざまに挨拶していきます。
登り口付近にだれかが置いてくれている、木の枝で作った杖が有りました。
さっそく越後屋が一番ガンジョウそうな杖を借り、σ(*_*)が
「それよりも、この方が良いよ」と軽そうなのを親切に教えてやったんです。
ゴージョウなヤツなので
「これで、いいの!!・・ほっといて!!」と言って絶対に素直に聞きませんでしたが、少し歩き始めると
「やっぱし、これ(木の杖)重かった・・」
ほれ見ろ、σ(*_*)の言う事を素直に聞かんからじゃ・・バカタリ・・
だいたい「舌切り雀」の欲深いバサマも、わざわざ重たいツヅラを選んだため、ドエレエ目に遭ったんじゃねぇか。
子供が知ってる絵本からさえも、学習しとらんヤツじゃ。
きっと越後屋の先祖は、あの欲深いバサマに違いない。
不動滝・うるおいの道祖神
しばらく歩くと鳥居が見え、下へ降りる階段へ向かって「不動滝」と書いてあり、鳥居の脇には羽衣姿の天女さんの道祖神が有り「うるおいの道祖神」と言うらしい。
不動滝まで行こうか迷いましたが、付近にある案内地図を見ると戻って来なくても、そのまま不動滝より向こう側に続く林道へ上がれるようなので滝まで下りてみました。
不動滝は、それほど大きい滝ではなく、上がり道は川を越えた祠前の細い山道を行くと林道へ出ました。
弥作の滝・出会いの道祖神
再び林道をテクテク・・道端にちっこい祠があり、付近に「出会いの道祖神」と名付けられてる道祖神が有ります。
そこから「弥作の滝」が見えましたが、これは道を戻らねばアカンようなので、滝まで降りずに上から写真を撮るだけにしときました。
ぬくもりの道祖神
再びテクテク・・・今度は「ぬくもりの道祖神」があります。
今までの道祖神を見て来て思うに、設置されている道祖神は余り古びてなく、最近作ったような気がする。
後でわかったのだが、昭和60年製らしい。
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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