赤い屋根が目印の3番札所「綾金観音」とネコ/会津33観音霊場
「綾金」集落
会津盆地を見渡すと、広々としたタンボだけで遮る物も無く、遠くに雲がかかって見える山は磐梯山でしょうか。
そんな所を自転車で走ってると、たまにアクセントとして小さい集落が点々としています。
集落が一つの固まりとして在るので、ここら辺の集落は、わかり易いでんなぁ。
そんなアクセント集落の一つである、「綾金」集落付近に来ました。
集落から少し離れた所に、ポツンと木に囲まれたお堂のような物が見えたので、越後屋に
「きっと、あれがそうじゃ」と言い、その方向へ細い道を行ってみると神社でした。
まぁ・・確かに地図ではその場所に神社の鳥居マークが書いてあったのですが、ヒョットしたら人間のやる事だからお堂と神社と印を間違っとるのかもしれんのでは?・・と疑ったのです。
すまん、疑っちまって・・・そおするってぇ~と・・・綾金観音堂はどこ?
さきほど道端に居たオババに聞いた方が良かったかなぁ・・と、思いながら周囲を見渡すと、畑の中にお堂らしい赤い屋根が2つ見え、行ってみるとそれが「綾金観音堂」でした。
「この場所はわかりにくい」とネットで調べた時に書いてあったが、確かにわかりにくい。
でも狭い集落じゃから、そこらをウロつき探して一回りもしたら、日が暮れる前には見つける事が出来ると思います。
そんな事を言わずに、トットと早く何かの目印を教えろ・・と言われそうなので・・σ(*_*)が最初に間違った、ポツンと離れた集落外れの神社を目当てに行き、そこらで落ち着きを取り戻して、グルッと周りを一眺めすれば、お堂の赤い屋根が見えると思います。
でえじょうぶ・・今時、赤い屋根なんか、他にはあんまり有りまへんでぇ。
子安堂とネコ
綾金観音堂の敷地内には、観音堂の他にもお堂があります。
何のお堂だったか忘れたが(たぶん「子安」関係だったと思うので、「子安堂」とします)、中に入ると屋根の構造が筒抜けで見え、よぉ~わかり・・ほほおぉぉ・・こんな感じて、茅葺き屋根を作るんかぁ。
ちなみに「子安堂」の中には、何か有るのか?と思ってましたが何も無かった。
綾金観音堂で尺八を吹いて参拝が終わり、待っている越後屋の所へ行くと、先程まで観音堂前でネコと遊んでた越後屋が、
「あの、ネコ・・悪いやっちゃぁ・・・、さっき、お堂前の柱の所でウンコして砂を掛けおった。バチ当たりめ。」と言います。
「でも、砂を掛けて後始末するなら、まだ良い方だと思い、そのままになっとる方が見苦しいでぇ。
きっと、上流階級の人に躾られた、由緒正しい立派なネコだと思う。(^O^)」
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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