HOME > 遍路・巡礼 > 「秩父34観音霊場」目次 > 31 大日峠
H18.11.26 UP
小鹿野警察署付近から大日峠へ行く道が有るはずだ・・と思いながら歩いてると、巡礼札を見落としちまい、後ろを歩いてる越後屋から「行き過ぎだよ」と注意・指導を受けた。
うるせー、σ(*_*)も知ってる道を歩いてるんでねぇから、見落とす事くらいは星の数ほど有るわい。
赤平川の橋を渡り、綺麗な水でんなぁ。
車も通らない車道をテクテク・・・やがて「小判沢」集落というか・・5~6件の家を通り過ぎると、車道から左手に降りる道があり大日峠への標識が立っています。
道は草が刈ってあり、おぉぉ・・手入れがしてありまんなぁ、と喜んでいたら、その付近だけ除草したようで、以後の山道は草が生えてました。
このままだれも除草しなかったら、梅雨が開けた時に歩く人は、道が見えにくくなるかもしれまへん。
山道は沢に沿って上っており、所々に掛かってる巡礼札には「沢に沿って上る」等と親切に注意書きがしてあります、ありがとさんです。
沢道を歩くような感じで、沢を横切ったり、沢に置いてある石を探りながら歩いたりするので、この山道は雨が降った時に上るとキツイでっしゃろなぁ。
この大日峠は四国で言えば、雰囲気的に徳島・地蔵峠越えと似ており、けっこうヒーコラ言いながら上る峠道です。
大日峠には大日如来と、もう一つ何かの石仏が置いてあり、見れば大日如来さんにだけ木で作った簡易な屋根が付いてます。
隣の石仏さんが「ワシだけ何で屋根付けてくれんのや」と言ってヒガむんでねぇかと、いらん心配をしちまう。
ここでσ(*_*)の遍路笠を地蔵さんに被せてあげると、「笠地蔵」の昔話に出てくる、地蔵さんの恩返しのような、何かええ事があるかもしれんのだが・・
大日峠からは、ひたすら下り・・・人家の屋根が見えたので、てっきり秩父34観音霊場の32番「法性寺」屋根と思い、こおいう場合は、いきなり寺の横から境内へ入る事が多く、屋根方向へ行く道があったので行ってみると、ジサマが畑で草取りしていました。
この時点でも、まだ札所寺だと信じており、ジサマはきっと住職様で畑で食べる野菜の世話する等、質素な生活をしておられるんだなぁと思いながら、念のために「法性寺は、こちらですか?」と聞いたら「いんやぁ、もっとあっちじゃ」と指差します。
あらら・・違ったのね、礼を言ってまた山道を下ると、すぐに車道に出て、そこに大きい石仏と標識があり、石仏の顔が欠けていますが、手の表情からたぶん地蔵さんでしょう。
標識に法性寺まで500mと書いてあり、車道をテクテク・・・。
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