HOME > 遍路・巡礼 > 「秩父34観音霊場」目次 > 32 般 若(法性寺)
H18.12.3 UP
大日峠を越えて秩父34観音霊場の32番札所「法性寺」に着き、仁王さんが居られる山門に、σ(*_*)らが被っているような古びた遍路笠が一つ掛かっています。
笠は、かなりの年月が過ぎ去ったようで、日焼けして「同行二人」と「梵字」が書いてあるのが、やっと読める程度です。
だれかが奉納したのか・・忘れて行っちまったのか・・何となく、忘れられた笠を見つけた人が、捨てるのもバチ当たりそうなので、仁王門に笠を括り付けたような気がする。
山門から長い階段を上がると32番札所「法性寺」本堂があり、そこから山の頂上に立っている船形観音が小さく見えます。
ここの本堂正面には、普通ならば「何とか堂」と書いた額があるのに、何故かそのような額は無く、代わりに般若の面が飾ってあり、てぇ~・・事は、この本堂の正式名は「般若堂」?
般若心経での「般若」は「智慧」という意味が有り、般若の面は「嫉妬に狂った女の顔」と聞いてるが、どっちの意味で面が飾ってあるんじゃろか?
きっと般若に関する、何とも言えんカワイソーな伝説・物語・云われ等が、この寺には有ったんじろなぁ・・・と思い、後で調べたら、この付近の地名が「般若」で、寺の正式名が「般若山法性寺」だった。(^O^)
しかし、あの面はよぉ~出来ており、あの面の表情で「おまえ浮気したじゃろおぉぉ~」と、出刃包丁持って追い掛けられたら・・そりゃあぁ~・・・・だれでも必死に泣くマネして、その場限りのウソこいてでも命乞いするわなあ。
そこのオバハン・・あぁたも怒った顔の表情は、あんなになるんやでぇ。(^O^)
法性寺・観音堂は、本堂と少し離れた高台に有り、造りが26番「円融寺」奥の院「岩井堂」と似ており、そこへ上るまでの階段も、静寂な落ち着いた雰囲気な場所です。
観音堂へ着くと、ちょうど参拝を終えたオバハンがスリッパを脱いだ所で、お互い軽く挨拶しました。
このオバハンは同じ頃に法性寺へ着き、σ(*_*)がベンチに座って休んでいると、先に観音堂へ行き鐘を鳴らして参拝し始めてたのです。
それを見て「あっ、そこに観音堂が有ったのね・・」と思い、それまで観音堂が離れているとは知りませんでした。
しばらく休んでから法性寺・本堂へ行き尺八参拝しましたが、それまでの間、ずいぶん長い時間かけて参拝してたんですねぇ。
σ(*_*)が尺八を吹く参拝時間も長いけれど、このオバハンの参拝時間は、それ以上に長く、秩父34観音霊場を巡っていて、これだけ参拝時間の長い人を見たのは初めてだった。
よっぽどの信心か・・・どおしても叶えて欲しい、真剣なる祈り・願いだったのか・・・
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