HOME > 全国の木造校舎・廃校「目次」 > 新潟県「目次」 > 新潟-7 板井小学校
所在地 新潟市西区板井
撮 影 2012.10.6
新聞に新潟県の木造校舎「板井小学校」は、今年10月で取り壊しになると出ていたので、今の内に校舎を撮しておかなくっちゃあぁと思い行ってきました。
校門付近で若いネーチャンが車をグランドへ誘導してくれ、へえぇぇ~・・ボランティでやってのかな?
「校舎の中に入れるのか?」と聞くと、「体育館入口で受付をしているので、そこから入れる」と教えてくれます。
校舎裏側
教えられた体育館へ行ってみると、これまた若いネーチャが3人して受付しており、そお言えば先程からピチピチしたネーチャン達が、ウロチョロしているなあ。
木造校舎・廃校を訪ねるのが、最近の若いギャル達には流行ブームになってるじゃろうか?
体育館 入口 体育館 内部
昭和60年度卒業制作 体育館の生徒作品 「はだかの王様」かな?
体育館(閉校記念の落書き?)「夢はでっかく大富豪」と書いてあるのに笑った。
音楽室の黒板 五線譜が書いてある 黒板のチョーク入れ(穴へポトンとチョークを落と)懐かしい。
体育館から校舎へ行く廊下にも、ギャル達がウロチョロ・・・!(^^)! ナハハハ・・・
それにしても、学校の文化祭のようにケバケバしく飾り付けがしてあるなぁ・・どっちかと言うと、木造校舎・廃校と言えば、ホコリだらけで寂れたイメージで来たのだが・・・・
各教室毎に、最新式らしいテーマの芸術作品が置いてあります。
あんまり現代芸術は、わからんかったが、その一つの教室の床には砂が撒いてあり葉が落ちてました。
良く見ると砂が模様状に描いてあり、水の流れに葉が浮いてる様子を表してるようです。
ネーチャンが話しかけて来たので聞いてみると、新潟大学教育学部・芸術環境講座の生徒らしく2年生だと言います。
「将来は、このような絵を描く職業に就きたいの?」「いえ、学校の先生になりたいです。」
「入学試験のデッサンは、何だった? 静物? 試験時間は何時間だった?」「はい、静物で試験時間は3時間でした。」
作品の葉の散らばり具合が、今一つ芸術家らしい置き方でないと思ったが、夢を壊したらアカンと思って黙っていた。
後でパンフレットを見ると「蓮想」というテーマで、「日本画を表現制作した蓮の絵を展示し、皆さんに花びらを添えて貰うことで、一緒に蓮畑を完成させます」と書いてありました。
そうか・・・作品を見た人達が、勧められるままに適当に葉を置いて行ったのか・・どうりでシロウトっぽい葉の置き方だと思った。
芸術家の人達が置くならば、あんなに葉を沢山置かず、もう少し葉を減らしたり、アクセントの有る置き方等、最小限の素材で表現すると思ったので、ネーチャンに余計な事を言わなくて良かった(^O^)。
二階へ上がると、教室内は床が抜ける恐れが有るので立入禁止でしたが、廊下だけは通れ、むしろ飾り付けが無いので、こちらの方が木造校舎らしい情緒・雰囲気がある。
2階廊下 2階 教室内
他の人を案内してるネーチャンが「校舎に最初来た時は、蜘蛛の巣が張り、皆して雑巾掛けをしてキレイにした」というような事を言ってるのが聞こえました。
そうかあぁ~・・新潟大学のネーチャン達が、このイベントを企画して校舎をキレイにしたんだなぁ。
その活動が無かったら新聞種にもならず、ひっそりと人知れず取り壊されちまっていたんだ。
ネーチャン達、御苦労さんでした。ありがとう。
以下、広告です。