HOME > 全国の木造校舎 > 山口県「目次」 > 山口10-1 明倫小学校/本館
所 在 地 山口県萩市江向
撮影年月日 2019/5/21
山口県・萩市役所前に有る旧「明倫小学校」は「明倫学舎」と名前を変えており、信号機の近くに有る「観徳門」から入ると敷地内に「有備館」が有ったので、入ってみると昔の武道所だったらしい。
だれも居なく外に出ると、ちょうど説明係の人が来て、もう一度入って説明したそうでしたが、時間が無いので入らず学校校舎の事を聞きました。
門付近の敷地から見ると「明倫小学校」校舎がズラッと並んでおり、手前から順番に本館、2~4号館となっており、本館は無料で、2号館は資料展示で有料、3・4号館は立入禁止らしい。
ううむうぅぅ・・いかにも古そうな3・4号館の写真を撮りたいと思って聞いてみると、「水練池」付近からは撮影できると教えてくれました。
玄関に入ると案内のジサマが説明してくれ、昔はこの学校に3000人の生徒が居たそうで、そおだろなぁ・・これだけ大きい学校だもん。
玄関から見ると赤いコイノボリが飾ってある階段は、エライ客人専用の階段で、生徒達はその階段を使用する事はできず、校舎端にある生徒専用階段を使用してたそうです。
おぉぉ・・なるほど、いかにも明治時代風な立派な階段ですなぁ・・・ただ、チビッとモンクを言うと、何でそんな所にコイノボリなんか飾るのじゃろう・・5月だから?。
せっかくの明治の雰囲気が味わえるのに、赤いコイノボリのため、すっかりそこだけ俗化されちまっており、もし、明倫学舎の人が、この記事を見る機会が有りましたら、そこにコイノボリを飾らなければアカンのかを御検討願います。
そのエライ客人が入る「貴賓室(というのかな)」には、赤い椿の盆栽が飾ってあり、本物かと思ったら「アート盆栽」と名札が有ります。
「岡野芳子」さんという人が作った「落下再生」という題で、椿の花弁も本物ソックリで見事な作品だった。
校舎内部の一階の教室は、だいぶ改造されていたが、二階は古い面影を残してました。
エライ客人用階段と生徒階段を比較すると、踊り場手摺がやはり生徒階段の方がシンプルで、エライ客人用は豪華です。
案内のジサマは、「2号館」見学も勧めていましたが、ジックリ見ていくと時間が無くなるので断りました。
なんせ自分は学の無い人間なので、歴史資料よりも木造校舎を見るだけで十分です。
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