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巡礼日 2017/4/28 掲載日2017/7/21
7番札所「光明寺」を下りて、「赤川」へ戻った橋近くに「八口神社」があります。
「八口神社」と言っても、ナニそれ?・・何かええ事が有る神社なの?・・と、知らん人は思うかもしれませんが、実はこの付近は出雲神話の「八俣大蛇伝説」が、ゴッテリと集中しているところなのです。
ちなみに「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」と書く事もあるよおで、どちらが正しいのかわかりませんが、このページは「八俣大蛇」としておきます。
で・・「八口神社」の近くに、「赤川」と「斐伊川」合流点付近に「草枕山」という、チッコイ森のようなのがあります。
八俣大蛇が酒に酔っぱらって寝ちまい枕にしたそうですが、こんなチッコイ森を枕にしたのかと思ってましたが、「八口神社」の説明看板に写真が載ってました。
どおやら、枕にしていた山が削られちゃったらしいです・・どの付近からどのようにというのは、よぉ~わかりませんが、かなり大きい山だったよおです。
惜しいですねぇ・・せっかくの八俣大蛇が枕にしていた山なのに。
説明書きには「赤川は安静年間までは草枕山の東南方を迂回していた斐伊川に注いでいたが、度重なる水難のため山を真二つに切り開き流れを変え現在に至る」と書いてあります。
たぶん現在の水田になってる付近に山が有り、八俣大蛇がイビキかいて寝ていた所ではないでしょぅか・・違うかなぁ。
そいで、この「八口神社」は、須佐之男命が寝ている八俣大蛇に向かって矢を放った所だそうです。
それだけじゃありませんでぇ・・お立合い・・
八岐大蛇の尻尾から出て来た、三種の神器の一つである「草薙剣」を得た場所というのも、この「八口神社から見える近くの「段部」と言うだったそうです・・すごいでんなぁ。
架空の神話世界の話だと思っていたのですが、実際にその神話伝説の場所へ来てみると、ほほおぉぉ・・と身近に感じますねぇ。
後日ですが、雲南市の斐伊川沿いに「八俣大蛇公園」へ行きました。
須佐之男命が高天原を下りた際、斐伊川の畔で箸が流れてて来たのを見て、上流に人が住んでいると思った場所が「八俣大蛇公園」の場所だそうです。
良かったですねぇ・・箸で・・これがゴミだったら怒りまっせぇ。
その上流付近には、カワイソーな娘と泣いてるジサマ・バサマの伝説地が多々有りましたが、時間が無くて行けませんでした。
「八俣大蛇公園」にはコンクリ製の八俣大蛇の頭が一つ(八つは無かった)と、須佐之男命が剣を持って立っているモニュメントがありました。
須佐之男命付近は石垣かと思ってましたが、よぉ~考えると八俣大蛇の尻尾付近を表しているよおです。
「草薙の剣」を得た付近の「段部」集落の坂道を上がると、道端に「段部のしだれ桜」という大木がありました。
桜の時期には見応えが有るでしょうなぁ。
付近には「段部の銅鐸ぼんぼり」と書いた銅鐸風の飾りが有りましたが、いつも飾っているのでしょぅか。
けっこう「段部」の坂道を上がるのもキツク、せっかく上がったと思ったら、今度は急坂で下りる坂道の途中に出雲33観音霊場の8番札所「長谷寺」が有りました。
こんな事なら、少し遠回りでも平坦な道を行けば良かった・・ブツブツ・・
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