町境・尾根道は、それほどキツイ事はなく、トラロープが張ってありましたが山の尾根を歩くので、道探しに苦労しませんでした。
そのうちアンテナ鉄塔が見え、アンテナ舎を撤去している作業車が道を塞いでいたので、その手前の無線中継所へ上がる階段で一休みし、展望が良く、遠くの島が霞んで見えました。(一番上の写真)
作業車両が有ったので見えなく気付きませんでしたが、すぐ近くに「両子山展望台」が有ったのですねぇ。
展望台では二人のオッチャンが休んでおり、挨拶をして少し話しをしました。
「どこから来た?」「両子寺の方から、尾根道の山道を上がってきました。」
「道は、どうだった?」「急斜面でσ(*_*)としては、勧めまへんなぁ。 トラロープと赤テープが頼りでした。」
「だいぶ以前に通った事が有るが・・・(相棒に)あんた足が悪いから止めとくか?」
どおやらオッチャン達は、ワシ達が上がって来た逆コースま尾根道から両子寺へ降りていく予定のよおでした。
コンクリ道を上がって来たと言うので、「鬼の背割」で話し声が聞こえたのは、この人達だったのでしょう。
「ここで、どれほど休みましたか?」「20分ほどかな・・」
コンクリ道も、自分達が上がって来た山道も、両子山・山頂までには時間差があまり無いよおです。
「連れの人は奥さんか?」「はい・・あれが愛人だったら、もんのすごくウレシイんだけれど、残念な事に・・」「ダハハハハ・・・・そりゃあぁ、そおだわなぁ。(^O^)」
先にトッツアン達が出発してコンクリ道を下り、続いて自分達も出発すると、途中のアンテナ舎に、自衛隊の車が二台止まっています。
コンクリ道を下りながら、この付近に山道が有るはずだが・・・と注意しながら行くと、先程と同じような「No.67.5」の看板が有りましたが、先程同様に道らしいものが無い。
こりゃぁ・・また赤テープとトラロープを頼りにしなければアカンのかなぁ・・・しかも先程と同じような急斜面・・・
少し行って、先程と同じ状態なら止める事にして、一応上ってみると、少し広々とした山頂らしい所に出て看板がありました。
「No.66」かな?・・と思いましたが、看板には「No.67.4」と書いてあります。
「峯道トレッキングマップ」には、「No.67.4」の記載はないが・・・位置的に見ると「走水観音」方向へ向かう「トンガリ山」付近の「No.66」のように思える。
次いで、この先の「トンガリ山・走水観音」方向の道を見ると・・キャアアアァァァッッ~・・・・!!
その先は、今まで以上の急斜面を下りるようになっており、トラロープも見当たりまへん。
こりゃアカンですわぁ・・・予定では、「600Mピーク」を経て「No65・64・63・62」「走水観音」から両子寺へ戻るつもりでした。(地図参照)
引き返す事にしましたが、今度は上がって来た道が、よぉ~わからず、なんせ道らしきモンが全く無い所を来たもんでして・・
おおかた、この付近から上って来たのだろおと予想して下りましたが、わずかな距離なのに先程上り始めた「No.67.5」地点より30mほど離れた下の所へ出ちまった。
下にコククリ車道が見えていたので、無理矢理にでもコンクリ道へ向かって下りて来ましたが、コンクリ道が無かったら完全に迷子になっていたでぇ・・オトロシイ・・。
帰ってから、このコースをネットで調べてみると、やはり「トンガリ山」~「600Mピーク」間はキツイよおで、また「走水観音」付近は経験者でも迷う所らしい。
調べてから改めて、止めといて良かったなぁ、こりゃ絶対に迷子になって泣いてたかもしれん・・もっとも泣くだけで済めばええが・・と、しみじみ思うこの頃。
恐るべし両子山・・・このコースは経験者と一緒でないと遭難するかもしれまへん。
コンクリ車道は九十九折りの急坂で、下りるのも足が痛くキツイが、下からエッチラ・オッチラ・・と上がってくる人は、もっとキツいだろなぁ。
途中で先ほどの自衛隊車が下りて来たので、カワイソーだと思って乗せてくれんか・・と淡い期待したが、そのまま行っちゃった。
歩いてると、オバハン・ジサマ・バサマの団体5人が上って来るのに出会いましたが、よぉ~こんなコンクリ道を延々と上がってくるなぁ。
たぶん初めて来た人じゃないかなぁ・・知ってたら、σ(*_*)だったらキツイので絶対に上がって来ないでぇ。
途中に「鹿のツメ石」というのが有り、石の表面に「これが鹿のツメ跡だ」と言われれば「そおかもしれんなぁ・・」と思うような石が有りました。
両子寺境内付近になると、大きい釜がひっくり返してあり、記念に石が積んであります。
なんでこんな所に釜が置いてあるんじゃろ?・・云われ書きが無かったけれど、何かカワイソーな伝説が有ったのでしょうか?