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国東半島峯道ロングトレイル
巡礼日 2012.11.9 掲載日 2013.12.7
10番「無動寺」へ行く途中に「椿三堂」というのが有り、霊水が出てるというので寄ってみました。
狭い道を行くと、派手な看板付近に「椿大師堂」が有ったので、そこの駐車場に車を置くと、寺から住職がこちらを見ており、駐車禁止なのかな?と思い、手真似でOKか?と聞くと、置いても良かった。
ホンマは寺は、どうでも良く、霊水だけを見に行くつもりだったのですが、なんせ気弱なモンでして、住職に見られてたので、参拝しないわけにはいかんと思い、尺八を持って本堂に入りました。
住職が座布団を二枚出して、茶を勧めて話し始めますが、話し方が早過ぎるので、よぉ~わからん所も有りましたが、「無明橋」がもう一つあり、天念寺に有るのは、中山仙境のよりもキビシイ所らしく、住職は峯入り修行もやったそうな。
この「椿大師堂」の云われ等を聞くと、古くないそうで・・そおだろなぁ。
失礼ながら、霊水が有るとは聞いてるが、付近の状況を見るとケバケバしく感じて、あんまり霊的雰囲気が有るような場所のように思えない。
話が長くなりそうだな・・と思った時に、ちょうど中年夫婦の参拝客が来たので、これ幸いに「ちょっと参拝させてもらいます」と言って尺八を取り出して参拝しました。
今までの場合、たいてい尺八を吹いて参拝していると、話を止めて黙って聞いてくれるのだが、住職はそんな事にオカマイ無く、参拝客にやっぱり早口で話しています。
参拝が終わって住職に礼を言って寺を出る時、参拝客のオバハンが「きれいな音ですね。ありがとうました。」と言ってくれましたが、あららっ・・住職の話を聞いてなく、σ(*_*)の尺八を聞いていたのか。(^O^)
道を隔てた「椿堂」へも行ってみましたが、霊的雰囲気が全く無く、代わりに捨てられたのか飼っているのかわからんが、ネコがギョウサン居ます。
「椿堂」の軒下には、ギブスや黒い髪の毛が干してあり、祈願のためとは思うが見ていても、あんまり気分の良いもんではなく、心が落ち着かないので早々に「椿堂」を出ました。
あっ・・そうそう、霊水ですが最初の寺境内と、髪の毛が有る寺の二箇所に有りましたが・・ううむうぅ・・・失礼ながら正直言って、飲む気はしなかったので飲みませんでした。
で・・これを書いてる時にネットで調べたのですが、全部が一つの寺組織だと思ってたのですが、3つの寺は別々らしいですねぇ。
「六郷満山」霊場10番札所「無動寺」に着くと、椿堂に居た参拝夫婦も来ており、本堂に入れたので尺八参拝してると、寺の人が茶とお菓子を出してくれました。
ここの天井絵は、メルヘン的な天女さんが描いてあり、現代的タッチですが、心が安らぎ優しさを感じる良い作品だと思う。
σ(*_*)が堂内の天井絵の写真を撮ってる時に、参拝夫婦のオバハンが越後屋に「尺八を教えている先生ですか?」と、ウレシイ事を聞かれちゃったらしい。
越後屋に「今度から、そのような事を聞かれた時は、いえ・・CDを聞いて、それらしく吹いてるだけの、どこの「馬の骨」ともわからんニセモンです・・と答えてあげなさい。」
「キャハハハ・・(^O^)、あんた「馬の骨」なんだ。 今度から「馬の骨」と呼んであげる。」「うん、そお呼んでね。」
「おい、「馬の骨」」「ヒヒイイ~~ィン・・・(馬の鳴き声のマネ)」
今までの経験上、夫婦連れの場合、尺八に興味を持って話し掛けて来るのは、なぜかオジサンよりもオバハンの方が圧倒的に多かったが、何でじゃろおか?。
寺の側にブレハブ小屋が有り、中には古い神輿と獅子頭が飾ってある・・というのか、置いて有る・・と言った方が良いのか・・小屋の中にまで蔓草が伸びて神輿にかかっております。
獅子頭を拝見すれば、かなり年代物の古い物と思われるが直射日光に曝されて保存状態が良くなく、モッタイナイと思う。
9番札所「天念寺」へ行き、歴史資料館・駐車場の観光案内板を見ると、山々の絵に「無明橋」も描いてあります。
どれどれ・・と思って山々を見渡すと、おぉぉぉ!!・・・山の頂に小さく「無明橋」が見えるでねぇか。
「天念寺」の参拝は後にして、川の岩に不動明王が彫ってある「川中不動」を見物。
川沿いの道に「国宝堂跡」の看板が有ったので、階段を上ってみると柵の中に石仏が収まってるだけでした。
9番札所「天念寺」は「九州西国霊場」の5番札所も兼ねています。
茅葺きの「天念寺・講堂」へ入ってみると、ただっ広く、床に大きい松明が置いてあり「修正鬼会」の時の松明らしい。