国東半島「六郷満山」霊場・6番札所「智恩寺」の場所は、事前調査ではよぉ~わからんかったが、道端に看板が出ていました。
すぐ近くかと思って坂道の車道を歩きましたが、500mほど上がらなければアカンようなので、戻って車で行き、山頂付近に神社と共に有りました。
「智恩寺」は寺と言っても、それらしい造りではなく、中を拝見すると暗くてガラ~ンとしており「講堂」だそうな。
「智恩寺」建物近くに、麓からの歩き用参道らしいのがありましたが、枯葉で埋まっており、上り口がわかっていたら歩いてみたのになぁ。
「藤原大友氏の発祥地」の碑が建ってました。
7番札所「妙覚寺」は、申し訳ないですが印象が薄くて、あんまり記憶が無い。
本堂の戸が閉まっていて、中に入れなかったのだけは写真を見てわかります。
はっ・・なんでわかるかと言うと、遍路・巡礼してる時には、参拝した場所に尺八を置いて「ここで吹いたよ」という意味で、いつも記念写真を撮っており、この寺では入口階段に尺八が置いてありました。
すみません、写真には「長安寺」と記載してありますが「妙覚寺」の間違いです。
次の札所「長安寺」へ行く途中、「都甲八幡社」鳥居の前に「仁王さん」が有り、神社に「仁王さん」が有るというのは聞かないので記念にパチリ。
18番札所「長安寺」の軒下に、達筆な字で書いた看板をぶら下げた「101匹ワンチャン」の飾り犬が置いてあります。
奥さんが出迎えて本堂に上げてくれたので、「尺八を吹いて参拝するので・・」と言うと、住職も尺八を作っていると言います。
ほほおぉぉ~・・・それは、ぜひ尺八のお話を伺いたいと思い、まずは参拝しました。
参拝が終わって、奥さんが八寸管を3本持って来たので拝見すると、どれも手孔部分や唄口付近は、かなり使い込んだ色をしています。
製管するほどの人だから、かなり尺八をやっており、尺八は使い込まれていると茶色に変色するので、尺八の色を見ても長い年季が入ってます。
試しに音出しをさせてもらうと、中継ぎの有るのが一番音が出やすかったので、一曲吹いてみました。
一曲吹けば、その尺八のクセが、だいたいわかるので、吹いてみると音の律も正しく出せ、穴の位置・大きさも違和感なく、半音もしっかり出せたので、なかなかの作品だと思った。
尺八の銘を確かめましたが、銘は有りません。
刀の世界に「無銘だが名刀」というのが存在しますが、この尺八も無銘ながらも世に出ず、あえて無銘を貫き通しているのかもしれまへん。
ヒッソリと知る人だけが知っていれば良い・・と言う感じの「無銘」と言う言葉はシビレますなぁ。
奥さんが住職に「出て来て、話をするように」と言ったらしいが「(尺八が)よお~聞こえた。恥ずかしくて出れん」というような事を言ったらしく、最後まで出てこなかった。
「今頃は、いつも昼寝している」と言うので、帰る時に住職の居る部屋へ挨拶へ伺ったが、廊下のガラス越しに部屋を見ると、横になって寝ているようなので起こすのも悪いと思い、声を掛けずに帰りました。
あれだけの尺八を造ってる人なのだから、話を伺いたかったなぁ。
尺八で曲を吹いてる時、寺の犬が尺八に併せて遠吠えしており、なんでか知らんが今までも尺八を吹いてる時に、犬が遠吠えする事がよぉ~有りました。
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