朝から雨だったので「中山香駅」付近に有るコインランドリーで洗濯した後、昼頃なのでスーパーで弁当を買って「六郷満山」14番札所「瑠璃光寺」へ行き、駐車場の車中で弁当を食べました。
「瑠璃光寺」道路際には、石で出来た丸い土管のような物の中に観音さんが入っており、列になって並んでいます。
これはこれで、なかなかのアイデア賞もんで面白いと思い、一つに「衆宝観音」という艶めかしい観音さんがありました。
階段入口で掃除している小僧さんの石像も、笠を被って箒を持っている姿が笑える。
境内で写真を撮ってると、同じ頃に着いた夫婦が住職から「初めて来たのじゃないのか?」と怒気を含んだ声で言われており、「以前に来た。」と答えており、何で怒られているのか、わからんが、何か住職の気分を害したらしい。
本堂入口に「案内説明します。心持ち200円お願いします」と書いてある。
ん?・・説明の押し売りするの?・・σ(*_*)は参拝さえすりゃ良いんで、アリガタイ仏さんの説明なんか、どうでも良いんだが・・
説明の話が出る前に、こちらから挨拶して「参拝させてもらいます」と言って堂内へ入りました。
尺八を吹いて参拝中、越後屋がヒマなもんだから堂内をウロウロしており、「どこから来た?」と住職に聞かれて話をしてます。
尺八参拝が終わると越後屋が手招きして呼ぶので行ってみると、襖1枚程の白布が壁に掛かっています。
1770年作の地獄絵で、世間に良く有る極彩色ではなく、白布に黒い細い線で描いてあり、写真撮影禁止になっています。
地獄絵の横に「地獄とは、今いる心の状態が地獄」というような事が書いてあり、横から住職が「新婚さんが来た時に、この絵の説明をしてるんじゃ。」と言います。
なんで新婚さんにだけ地獄絵の説明するのか、わからんが・・・・「結婚は人生の墓場」という事を言いたいんかな?(^O^)ナハハハハ・・でも、心の状態の持ちようで今が地獄にでも、極楽にでもなるというのは、わかります。
後で越後屋に聞くと、先程の夫婦が叱られたのは、本堂に入りながら参拝もせずに撮影禁止の物を見ただけで出て行ったらしい。
そりゃあぁ~・・目の前に住職が居るのに、タダで見る物だけ見て、参拝もせずにサヨナラされたんじゃ、住職の立場上、面白くありまへんわなぁ。
その点、σ(*_*)は賽銭の額は少ないけれど、丁寧に尺八吹いて参拝したもんだから、帰る時には機嫌が良くなっており、寺のパンフレットまでくれました。
オマケにパンフレットを見ると、堂内に「鬼の面」が有ると載っていたので、「すんまへん「鬼の面」が有るそうなので見せてください」と、ずうずうしく住職に断って「鬼の面」を見に入り直しました。(^O^)
15番札所「護聖寺」は無住の寺ようですが、扉は開き堂内は広々として音も良く響きました。
大正4年当時の古い写真が飾ってあり、その頃から、あんまり寺の形は変わってないよおです。
本堂横の薄暗い木立の看板に「護聖寺板碑」と書いてあり、右が1291年の大分県最古の物であり、左は1329年の物だそうな。
行入ダムの「かっぱ公園」に車を置き、カッパがキュウリを両手に持って食べてる像があり、なかなか愛嬌があります。(一番上の写真)
31番札所「行入寺」は公園のすぐ近くに有り、本堂へ行ってみると工事中のよおで足場が組んであります。
ちょうど「行入寺」の奥さんと出会ったので堂を開けてくれ、「堂内は撮影禁止です」と言って引っ込んだが、参拝が終わるとまた出てきました。
奥さんに「六郷満山の寺を巡っていると、本堂内の正面に良く「ハクキョウ」と書いた額が飾ってあるが、どおいう意味か?」と聞くと「天台宗という意味だ」と聞いて納得。
で・・・後で調べたら「傳教」と書いて「でんぎょう」と読み、最澄さんの事を「傳教大師」と言うらしい。
なんせ小さい頃から勉強もせずに遊んでばかりいたモンだから、「博」と「傳」の区別がつかず「ハク」と読んじゃったじゃねぇか、このバカタレメが・・恥ずかしい・・笑ってやってください。(^O^) ワハハのハ・・・
奥さんは「全国の寺を巡ってる人から見れば、大きい立派な寺が多いと思います。このような古びた小さい寺は・・・」と言いますが「豪華絢爛なケバケバしい大きい寺よりも、このような寺の方が心が落ちついて好きですよ。」と答えました。
なお「傳教」額の写真は、堂内撮影禁止と言われたので、知らずに「六郷満山」霊場の他寺で撮影したものを、このページに転用しております。
ところで・・何で堂内が撮影禁止なのかわからん、それほどの物があったのかな?
車へ帰る時の参道を歩いて、ふと気がつくと足下に小さい蟹がウロチョロしています。
知らずに今まで踏んづけちゃってたかもしれんなぁ・・カワイソーに・・・写真をみれば分かると思いますが、指の爪ほどの大きさの蟹でした。
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