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国東半島峯道ロングトレイル
巡礼日 2012.11.12 掲載日 2013.12.24
たまには宿に泊まろうと「国東市サイクリングターミナル」で、素泊まり3200円で安く、前日も来たのですが、その日はマラソン大会が有るため満室で泊まれなかった。
翌朝、国東「六郷満山」霊場の28番札所「大聖寺」に着き、駐車場に車を置いたが入り口が、よぉ~わからんかった。
道端の石柱の所から入れば良かったらしく、入口階段が狭そうだったので、すぐに寺へ着くだろおと思ったが、以外にも長い階段があります。
あんまり、この寺では印象に残るものが無かったので書く事が無く・・・すんまへん。
27番「長慶寺」はヒッソリとした寺だったので、だれも居ないと思って本堂に入ると、入口の横にジサマが一人ポツンと座ってました。
尺八参拝が終わってジサマに礼を言うと、パンフレットをくれました。
サラッ・・と読むと、この寺には幽霊の掛け軸が有り「幽霊にはいろいろな話が付きまといます。 しかしここでは伏せておきます。」と書いてあります。
ふうむうぅぅ・・「伏せておきます。」と、わざわざ内容を書かない所が、かえって興味がそそりまんなぁ。
教えてくれるかな?・・と思いながら尋ねると、アッサリ教えてくれました。(^O^)ナハハ・・
掛け軸は、女の幽霊が生首を持っている絵で、嫉妬に狂った奥さんの幽霊が、愛人の生首を切り取って手に持ってる姿らしい。
二百年ほど前の作で、この掛け軸を持っていた人が次々と不幸に有ったので、最後に持ってた人が寺に奉納したのだという。
毎年3月10日に開帳するが、その日はこの掛け軸を長慶寺へ持ってきた日であり、開帳日には東京からそれを見に、わざわざ来る人も居るそうな。
ジサマは「何でも鑑定団に出したら、いくらするかな・・」と笑いながら言います。
80才過ぎのジサマで、ポツ・ポツ・・と語る口調は、誠意を感じる人柄の話し方でした。
幽霊画は「魔除け」として描かれる事があるらしいですね。
ところで「伏せておく・・」の逸話内容を、ネットで調べたが、どこにもバラされていなく、それをここでバラしちゃって、良かったのだろおか?・・・と思う、今日この頃・・・・・。