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国東半島峯道ロングトレイル
巡礼日 2012.11.12 掲載日 2013.12.25
国東「六郷満山」霊場の18番札所「岩戸寺」参道を上がると、階段が有り仁王さんが立っており、在銘が有る石造りの仁王さんでは、日本最古の物だそうな。
仁王さんの足下横を見ると棒が一本転がっており、近所のジャリタレがチャンバラゴッコでもした棒きれだと思い、たいして気にも留めなかったのです。
しかし、何気なく見ると「☆と縦横の線模様」が書いてあり、いかにもアヤシイモンです。
☆だけならば、まだ見過ごしたのですが「縦横の線」は「九字」かな?・・と思い、それならば安部晴明で有名な陰陽道等にマジナイで使用するタグイの物かもしれない。
しかし「九字」ならば線の数が8本しかなく、1本書き忘れたのじゃろうか?、それとも天台密教とか峯入り行事では、8本で良いのじゃろうか?
この謎の棒が何かわかる人、だれか知っていたら教えてね。
「岩戸寺」本堂には孔雀を描いた大きな屏風が有り、年代物らしい天女の奉納額が有りました。
参拝後、本堂横の階段を上がって行くと「講堂」が有り修理中のようで、中を拝見すると正面の仏さんの場所だけが明るくしてあります。
その付近に「国東塔」があり、在銘の物では、これまた最古の物だそうです。(一番上の写真)
「国東塔」と言うのは、早い話が五輪塔のような物で、竿の下部が蓮華状になっているのが特徴らしい。
階段を上がった「六所権現社」の内部に、大きな奉納額があり、だいぶ掠れていますが、昔の一般庶民の生活が描いてあり、雰囲気的には古風な感じがして良い神社です。
境内に「明賢洞」「子安観音」の看板があり、まずは「明賢洞」へ行ってみると浅い洞で、だれかエライ人がこの洞で修行したのかと思ったら、エライ人の墓らしい。
次いで「子安観音」へ行くと、洞穴状態の所に檻に入ったような石仏が有ります。(後で調べると、これが「子安観音」らしかった)
穴の奥に、何かオモロイモンが有るかと思って入ったら、チッコイ祠が有りました。