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 文殊仙寺・本堂より、国東「六郷満山霊場」紀行文  国東半島峯道ロングトレイル  
 巡礼日 2012.11.12     掲載日 2013.12.28


25番札所「文殊仙寺」の霊水「知恵の水」/国東「六郷満山」霊場記

文殊仙寺・入口、国東「六郷満山霊場」紀行文    文殊仙寺・階段、国東「六郷満山霊場」紀行文    文殊仙寺・境内、国東「六郷満山霊場」紀行文
文殊仙寺。鐘楼門、国東「六郷満山霊場」紀行文 文殊仙寺・十王堂、国東「六郷満山霊場」紀行文 文殊仙寺・十王堂石仏、国東「六郷満山霊場」紀行文

 国東「六郷満山」霊場の25番札所「文殊仙寺」は車で山道を上がって行き、駐車場からは長い階段があります。

 階段の山門付近から横へ入る境内があり、こちらは「本堂」のよおで、そのまま境内を壁伝いに行くと立派な鐘楼門が有りました。文殊仙寺・奥の院、国東「六郷満山霊場」紀行文

 他の人達は、あんまりここまで来なく、そのまま「奥の院」へ行っちゃうよおで、付近には「十王堂」が有り、岩窪の中に石の十王さん達が居ました。

 「奥の院」が札所だろおと思い、本堂脇の石階段を上がると清水風の建物があり、付近で杉葉を燃やしてるので、その煙が辺り一面に充満しているため写真撮影すると建物が鮮明に撮れない。

 良い方に解釈すれば、いかにも霧の中に、たたずんでるようにも見えるが・・・。

文殊仙寺・奥の院・役行者、国東「六郷満山霊場」紀行文      文殊仙寺奥の院、国東「六郷満山霊場」紀行文      文殊仙寺・奥の院回廊、国東「六郷満山霊場」紀行文

 「奥の院」で参拝している間に、越後屋が付近を偵察して「霊水の「知恵の水」は、これじゃないか・・」と言うので、その場所へ行くと「奥の院」横の山肌から古い竹筒が出ており、スッチョン・スッチョン・・・と水が滴り落ちてます。

 見るからに、あまりアリガタソウではなく、水溜まりにも枯れ葉がゴッテリ溜まっており、これが霊水「知恵の水」?・・違うんじゃねぇかなぁ・・うっかり飲んだら、腹痛起こすような気がする。

 普通、霊水のような有名箇所ならば案内看板の一つでも有りそうなもんだが・・と思って付近を見渡したが何も無い。

 ちょうど若い坊さんが来たので聞いてみると「「奥の院」の洞窟に霊水が有るが、雨が降った後などで案内はできない。 代わりに本堂に「知恵の水」が置いてある。」と教えてくれました。

 これを書いてる時に「霊水・知恵の水」の場所をネットで調べてみると、どうやら「奥の院」建物裏付近から霊水が出てるよおです。

 しかし、どんなに探しても霊水の現場写真が見つからず、どのような場所・形で霊水が出ているのかわかりまへん・・・まさに「幻の霊水」ですなぁ。(^O^)

文殊仙寺・本堂、国東「六郷満山霊場」紀行文    文殊仙寺・本堂、国東「六郷満山霊場」紀行文   文殊仙寺・本堂内、国東「六郷満山霊場」紀行文

 駐車場へ戻る途中、先ほどの本堂に寄り尺八参拝をし、入口正面付近の机に、問題の霊水「知恵の水」が有り、自由に飲んでも良かった。

 ええ・・はい・・当然、ボケ始めた頭が、チットでもカシコクなるように、アリガタク頂きました。文殊仙寺・本堂内の尺八、国東「六郷満山霊場」紀行文

 本堂を出ると、杉葉を燃やしていたジサマが「尺八を吹かれたのか?」と話かけてきたので、「知恵の水」の事を聞いてみると、決まった日でないと案内しないらしい。

 堂が洞窟と一体になってるのは、ここ「文殊仙寺」「両子寺」「旧千燈寺」の「奥の院」等の数箇所しか残っていなく、他の洞窟は堂建物が無くなってたりしていると話してくれ、そお言われてみれば、そんな気もする。

 文殊仙寺の「奥の院」は山崖の前に建っているように見えたので、洞窟と一体になっているとは思わなかった。

 四国遍路をした時に、地元の人達と話す事を「縁を深める」と教わり、尺八を吹いて参拝していると、知らなかった事も聞けたりして、ホンマに「良い縁」が深まると思う。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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