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国東半島峯道ロングトレイル
巡礼日 2012.11.12 掲載日 2013.12.31
「六郷満山」霊場を巡るついでに近場で何か珍しい史跡等がないか・・と下調べすると日出町大神地区に「回天基地」が有り、その遺構も残ってるのを見つけました。
「回天」基地としては、徳山沖・大津島が有名で、美青年の頃に一度訪ねた事が有ります。
大津島には資料館が有り、展示されている遺書を読んでると、側に居た二人連れのオバハンが「カワイソーにね・・カワイソーにね・・」と涙声でつぶやき、ハンカチで目頭を押さえながら読んでおり、その時、若かった当時のσ(*_*)でさえも涙を滲ませながら遺書を読みました。
前職時代に大津島・回天基地へ行った事を職場の人に話していたら、所長が「ワシも大津島で回天に乗って訓練を受けたんだよ。モーターボートに乗って訓練中の回天の後を一生懸命に追っ駆けた事も有る。」とポツンと言いました。
その時は、へえぇぇ・・と思っただけで詳しくは聞きませんでしたが、今思うと当時で所長の地位だった人だから学徒出陣の人だったのかもしれない。
今回訪れた「大神回天基地」は、夕暮れが近づいており、海の見える小高い場所に回天神社がありました。
ここで献笛するために、わざわざ「海ゆかば」を短期間で暗譜して来たのですが、やはり完全ではなく失敗しちったので、代わりに「手向」も吹きました。
「回天神社」の「三種の神器」は、「回天」に使われていた三部品だそうで、境内には「回天」の1/3の模型とエンジン・スクリュウ部分が展示されてます。
だいぶ暗くなって来たので帰りましたが、神社の上がり口に「酸素圧縮ポンプ室」に使っていた洞窟が有り案内看板も有ります。
その近くには「魚雷調整場」が有り、細長いコンクリ製の水溜まりの中に「回天」を沈めて水漏れがないかチェックしたそうです。
時間が有れば他の遺跡も見たかったが、暗くなったので帰りましたが、近くへ行かれたならば、ぜひ「回天神社」へ寄ってください。
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