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巡礼日 2012.9.23 掲載日 2013.6.23
「神岡鉱山」社宅跡と「峰鬼山水」/飛騨33観音霊場
最初の「和佐保」集落を過ぎた所から、また坂道で押し歩き。
次ぎの「南平」集落は、2件ほどしか人が住んでないよおで他は廃屋でした。
地図を見れば、最初のカーブを曲がった付近に飛騨33観音霊場の17番札所「光円寺」が有ると思ってたが見当たらない。
よっぽど先程、草を刈ってたジサマに聞きに戻ろうかと思ったが、越後屋をそこに置いてその先を偵察しに坂道を上がりました。
なんで越後屋を置いて偵察に行ったかと言うと・・・モンク垂れそうなので、言われないうちに・・と思いましてなぁ。
少し行くと高台に一軒家らしい、赤い屋根の建物が見え、近寄ると火の見櫓が道端に立っており、側には幅広の石階段が有り、その先にある建物が寺と思えば・・寺のよおにも見えます。
遠くに居る越後屋に声と手で合図してから階段を上がると、いかにも云われが有りそうな松と祠が有ったが説明看板も無く、後でネットで調べてもわかりまへんでした。
神岡鉱山の社宅が廃屋になって残っており、校舎ならば寄ってみるのですが、廃屋は今のところ趣味範囲ではないので寄りませんでした。
でも社宅の規模から見ると、昔はかなりの人が住んでおり、祠の所に錆びたブランコ台跡が有るので、社宅の子供達の遊び場だったのかもしれません。
飛騨33観音札所の17番札所「光円寺」に着くと境内に清水が出ており、喉が渇いてたもんだから助かったぁ~。!(^^)!
なんせ急に思い立って来たもんだから、何の準備もせずにノコノコ坂道を押し歩いて、光円寺へ来たもんで・・・
清水には「峰鬼山水」の看板が有り、ほほおぉぉ・・・この清水は名前が付くほど有名な名水だったのか・・・それならば「山水」ではなく「清水」とするもんだが・・
それにしても「峰鬼」なんて名前は、オトロシそうな名前じゃなぁ・・・きっとこの付近の山に住んでた鬼さんが、どおたら・こおたらなったと言うカワイソーな伝説が有るんじゃろおぅ・・と思ったが、それらしい説明看板が無い。
代わりに石灯籠や水鉢の寄付者の名前の看板が、もんのすごく目立つように有ります。
いえね・・・別に寄付者の看板が有っても良いんですよ、寄付したのだから・・・ただ、その設置場所が水が出ている付近に看板が立ってるもんだから、石灯籠を中心にすると境内からせっかく遠くまで見える山々の借景が台無しなんですよ。
できれば、もおチット遠慮がちに石灯籠から離しておいて欲しかったなぁ。
ちなみに、これを書いてる時に「峰鬼山水」をネットで調べたら、昔はこの山の後ろを「峰鬼山」と言ったらしい。
飛騨33観音霊場の「光円寺」本堂の入口付近に、木彫りの動物が2つ置いてあります。
一つは黒いので熊だとわかったが、もう一つは茶色になっており、最初は熊の親子かと思ってましたが、色が茶色だしぃ・・・飛騨地方の小熊は茶色なんじゃろか?
横から見るとシッポが長かったので、タヌキだと、やっとわかりました。
参拝を終えて、「光円寺」境内から遠くに見える山を見ていると、あの山に向かって尺八を吹きながら、ボォッ~とした日々を過ごしたら、ええじゃろなぁ・・・(一番上の写真)
この風景で夕月でも出ていたら、今日の一日を反省努力して泣いちゃうかもしれん・・あっ、看板無しだったらね・・・
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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