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 飛騨 神岡城/飛騨33観音  巡礼日 2012.9.24   掲載日 2013.6.26

尺八で即興の日本舞踊を踊る/飛騨33観音霊場(円城寺・洞雲寺)

「平湯バスセンター」より「神岡」へ

 平湯バスターミナル/飛騨33観音     道の駅 神岡/飛騨33観音

 昨夜、「平湯バスターミナル」のトイレで、チッコしながら隣で同じくチッコしていたバスの運転手に「この付近に駐車場は無いか?」と尋ねると、「バスセンターの所に停めれる」と教えてくれ、おかげさんで車中泊は静かに良く眠れました。

 朝方は雨が降っていましたが、昼から晴れると聞いたので、それに期待して「平湯」から朝7時のバスで「神岡」へ行き1時間半かかりました。

 今日は、「平湯バスセンター」から「神岡」へバスで行き、自転車で「平湯」まで戻ってくる予定にしています。

 「神岡」着いた時も雨が降っていましたが、9時半頃には雨はあがったので「道の駅」に置いてた自転車で飛騨33観音霊場巡りに出発。

16番「円城寺」

神岡・高原川、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文 神岡・高原川、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文  飛騨33観音 円城寺・神岡


 まずは神岡市内の飛騨三十三観音霊場の16番札所「円城寺」へ・・「円城寺」という名前の寺は、昨日行った寺と同じ名前ですが同名異寺です。

 この飛騨33観音霊場を巡る計画を立てる時に、同じ名前の寺が2つ有るもんだから、印刷ミスじゃねぇかと心配しちまい少々混乱しました。

神岡・円城寺・境内、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文


 高原川の橋を渡って、すぐの商店街から横道に入る所に札所「円城寺」の石柱が有ったので、そこから入りました。

 何となく通用口から入ったような気がしないでもなく、札所「円城寺」境内には鐘楼が有り、たぶんそこが正式な入口なのでしょう。

 本堂では葬式の準備をしており、まだ時間が早いので葬式はやっていません。

 「円城寺」境内をグルッと見ても、あんまり見るべきものも無く、葬式の時間と重なったらアカンので、トットと参拝して次の札所へ行こうと思いました。

    円城寺、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文        円城寺、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文

 「円城寺」本堂の扉は葬式が有るためか開かなかったので、扉前で尺八を吹きました。

 参拝中にオババとオバハンが来たらしく、曲が終わって振り返ると後ろに立っており、口々に尺八を誉めながら、もんのすごく感激してくれます。

 こんなに喜んでくれるのならば、よっぽどもう一曲吹こうかと思ったが、これから先の行程が長いので礼を言って別れました。

26番「洞雲寺」での日本舞踊

神岡市内、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文   洞雲寺・入口、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文   洞雲寺本堂、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文

 飛騨三十三観音霊場の26番札所「洞雲寺」へ行く途中、コンビニで昼食用のオニギリと餅を買いました。

 バスで「平湯」から「神岡」へ来る途中、この先は全く店が無いのがわかったもんですから、今のうちに買っておかないとね。 洞雲寺、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文

 コンビニのすぐ近くに札所の札所「洞雲寺」が有り、自転車なので階段の隅っこに置けるが、車で来た人は駐車場を探すのがタイヘンでしょうなぁ。

 「洞雲寺」本堂は柱の回廊が有って、いかにも禅宗らしい建物です。

 尺八を吹いて参拝し終わって振り返ると、いつの間に来たのかトッツアン・アネサン・オバハンの3人と犬1匹が居て、パチパチ・・・と拍手してくれました。

 あっ・・犬は拍手しなくて、ソッポむいてたけれど・・・(^O^) 洞雲寺・境内・オバハン達、自転車で巡った「飛騨三十三観音霊場」紀行文

 「いつから尺八やってるのか」「飛騨三十三観音霊場を巡ってるのか」などと聞かれたので、「霊場巡り」の事を知ってる人だと思い、記念に納札を1枚あげると、これまたもんのすごく喜んでくれます。

 話してるとオバハンが「尺八を聞いていて、踊りたくなったので踊ったのですよ。」と言います。

 「へえぇぇ~・・、三曲では踊りが入る事が有るようですが、このような古典本曲で踊られたと言うのは、あんまり聞いた事が無いですが、踊れましたか?。」

 「ホントですよ、その証拠に・・ほれ・・」とトッツアンが携帯の画面を見せてくれ、確かにオバハンが踊ってる写真が3枚ほどあります。

 そお言われてオバハンをマジマジと見れば、日本舞踊をやってそうな髪形で、そこらの単なるオバハン的な普通の髪形ではありまへん。 飛騨33観音 洞雲寺・境内

 立ち居振る舞いも、どことなく気品が漂っており、聞いてみると、やはり日本舞踊のお師匠さんでした。

 そおじゃろなぁ・・・曲を聴きながら、その曲想に合わせて即興で踊れるなんて、その道に達した人でないと出来んじゃろなぁ。

 納札の「砺」の字を聞かれたので「富山県の砺波地方出身なので・・」と言うと場所を知っており、これから砺波へ行くと言うが、よく聞いてみると井波の瑞泉寺へ行くらしい。

 千葉から来たそうで、この「洞雲寺」の「達磨堂」を見たかったが、呼び鈴を押しても寺の人が出なかったそうな。

 しかし、今日は初っぱなから、いっぱい尺八を誉められたなぁ。!(^^)!

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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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