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巡礼日 2014.11.19 掲載日 2015. 3.16
「山口」集落に入り、岩科川に沿って上がって行くと、いい具合にヒナビタ感じがする「ナマコ壁」の土蔵が有ります。
「ナマコ壁」を写真を撮ってから、先に行ってる越後屋を追い掛けようとした時、すぐそこの狭い道に「伊豆国横道33観音霊場」の11番札所「普門院」の石柱が有りました。
越後屋は札所石柱を見落としちまい、ずんずん先を進んでるので、声を上げましたが聞こえないよおです。
そのうちに「来ない」とモンク言いながら戻って来るかもしれませんが、それまでには時間が掛かるだろなぁ・・と思ったので、急いで追い掛けて呼び戻しました。
σ(*_*)もここで写真を撮らなかったら石柱を見落として、そのまま坂道を上がって行ったかもしれません。
11番札所「普門院」は無人のよおですが堂内に入れ、壁には天女さんの絵が描いてあり、天井にも絵が描いてありますが、これはだいぶ薄くなっています。
奉納額には、二人の男が紙を広げて何か話しているよおうで、絵の内容を想像するに、たぶん・・
「おでぇかんさまぁ、ネングをチョロマカシたのが、これほど有りまっせぇ。ヘッヘッヘッ・・・」
「越後屋、オヌシもワルよのう。
ブツゾードロボーの隣国のように、事実でも無い事を捏造・歪曲して被害者ぶり、無知な庶民に贖罪意識を植え込み、ネングをユスリ・タカリしおって・・・・フッフッフッ・・・」
「な・・なにをおっしゃいますやら、おでえかんさまぁ。
おでぇかんさまこそ、瓦版の「朝日屋」を焚きつけて捏造・歪曲を煽ってた張本人じゃ、ございませんかぁ。」
「こいつめ・・・ハッハッハッ・・・」 「イッヒッヒッヒッ・・・・」
との、やり取りのように思えるが・・違うかな・・・。
あっ・・写真では「普門寺」となってますが「普門院>」が正しいよおです、すんまへん。
途中、岩科学校へ寄りましたが、もう夕暮れ近くになっており、時間が無いと思い内部見学はあきらめました。
「伊豆国横道33観音霊場」の3番札所「西法寺」もわかりにくい所で、「那賀」集落に入る手前で散歩してるトッツアンに聞くと「そこの曲がり角をまっすぐ行って、その辺で、もう一度だれかに聞け」と言われ、わかりにくい場所らしい。
少し行った所で畑に居たバサマに、さらに再度「西法寺」の場所を聞きました。
確かに、始めての人は聞いて一発でこの札所「西法寺」まで来るのは難しいと思う。
「西法寺」山門の向きから言えば、別の道から来るのが正規な道のよおですが、教えられた道の方がわかりやすいと思い、初めてこの札所「西法寺」へ来る時は地元の人に聞いた方が良いと思います。
「伊豆国横道33観音霊場」の2番札所「帰一寺」山門の壁に、「サックスとギター演奏、法話」のポスターが貼ってあります。
へえぇぇ・・ここの住職は、なかなか進んだ事やりまんなぁ、ブラバンにでも居たのだろおか。
「帰一寺」山門を潜ったら、階段が続いており・・・ゲッ!!、こんなに境内が広い寺だと思わなかった。
参拝後、夕暮れの中を朝出発した「道の駅」へ向かいました。(一番上の写真)
車が置いてある道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」に着いて、直ちに自転車を分解して車に積み込み、南伊豆町下賀茂の役場まで移動し、その駐車場で再び自転車を組立ました。
もう、すっかり暗くなってましたが、窓灯りの有る所で自転車を組立たので昨日よりも早く組み立てられ、勝手ながら南伊豆町役場の駐輪場に自転車を置きました。
近くの「道の駅・下加茂温泉 湯の花」へ行き、越後屋に車中泊の準備をさせてる間に、明日朝に乗る「下加茂」バス停を探しに行きました。
なんせ南伊豆町「下賀茂」より松崎「雲見入谷」までのバスは、1日に2本ほどしかなく、朝のバスを逃すと午後のバスしかありまへん。
「南伊豆遊歩道」を歩くため、バスの便が悪いので途中の「子浦」で民宿予約をしており、何がなんでも明日の朝バスに乗らねば、今後の予定が全部狂っちまいます。
バス停なんて、すぐにわかるじゃろうと思い、「道の駅・下賀茂温泉」近くのコンビニで「下賀茂」バス停の場所を聞いたが「わからん」と言い、そこに居た客にも聞いてくれたが「知らんなぁ」と言います。
えぇぇっ!!・・失礼ながら、こんなチッコイ町なのにバス停の場所も、わからんのか?
知らないモンは、しょうがないので礼を言って国道沿いを探し、「道の駅」付近に有るバス停を見つけましたが、予定しているバス時刻も行き先も違います。
むっ・・非常にマズイッ!!・・・何としてでも目的のバス停を見つけねば・・
南伊豆町役場まで行き、そこの宿直らしい人に「下賀茂」バス停を聞いたが、やっぱり「わからん」・・ あちゃあぁぁ~、弱ったなぁ、このままバス停がわからんかったら明日、出発出来ないでぇ。
よっぽどそこで泣くマネしたら何とかなるかも・・と思った時に、ちょうど役場を退庁しようとしている人が来て、宿直の人が「この人なら知ってるかもしれない」と言って聞いてくれたら、あっさり知ってました。
良かったなぁ・・・あやうく小汚いジジイが、悲観に暮れてミットもなくも「ヨヨヨ・・」と泣くマネする所だった。
よくよく聞いてみると、「下賀茂」バス停は「起点となるバス停」になっており、役場よりもさらに200mほど離れた所へ行かねばアカンらしく、「道の駅」から役場までの間に有ったバス停には止まらないそうな。
だいぶ歩き疲れてましたが、明日の朝、探しながらだとバスに乗り遅れる可能性もあるので、バス停の場所確認だけはしておかないとね。
暗くて人通りの無い南伊豆の町中をトボトボと歩き、バス停を探しましたが、町外れまで行ってもバス停が有りまへん・・ウワ~ァン・・。
これは、やっぱり泣くしかない・・と思ったけれど、独り小汚いジジイが暗い町中の道端で、立ち止まってススリ泣いてるのを見ても、だれも喜ばんじゃろなぁ。
暗い町中で一件だけ電気が点いてる大きな薬屋が有ったので、そこへ飛び込んで聞いてみると、すぐ隣の広い敷地が「下賀茂」バス停留所でした。
バス停の場所がわからずに歩いてる時は、ホンマに一時はどおなるかと思った。
「道の駅」に帰る時に、「下賀茂」バス停までの歩く時間を測ってみると15分ほどかかりました。
関係者の人が、これを見ていたら、地元の人でさえも、あんまり、よぉ~わからん「下賀茂バス停」の場所をわかるように、地図をHPか近くの「道の駅」にでも示しておいてください。
以上、「下賀茂バス停」にまつわる小汚いジジイが経験した、涙と鼻水が出るようなカワイソーで世に知られない哀愁悲話の物語でした。
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