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巡礼日 2012.11.22 掲載日 2014.1.9
英彦山「南岳」より急な山道を下りると平行な尾根道になり、再び急な坂道を上がって中岳「上宮」に着きました。
中岳「上宮」は冬が近づいてるためなのか、いつもなのか、わかりまへんが周辺をビッシリ板で囲ってあります。
一人でポツンと、たたずみながら景色を眺めているオバハンが居て、美少女だったら、もんのすごく絵になるんだけど・・ホンマに残念なことに・・・
挨拶して話しをすると、オバハンは「英彦山神宮」奉幣殿から、中岳「上宮」までの「真ん中コース」を来たそうで、普通の人は、ここで引き返すのが一般的なコースらしい。
知らなかったのですがσ(*_*)らが歩いて来た「大南神社コース」は、上級者向きのコースだそうで、そおじゃろなぁ・・あのコースは、トシヨリのジジ・ババには、ちとキツイと思う。
オバハンかと思ったが、72歳のオババだったが若々しく見え、ジサマと二人で上って来たのだが、ジサマは途中でヘタバッちまって下の方で休んでるそおです。
中岳「上宮」の戸が開くかな?・・と思ったが、立て付けが悪そうなので開けなかった。
最初の計画では、欲張って英彦山全部を巡る一番遠回りの「5時間コース」にしており、これから「望雲台」コースへ行く予定だったのですが、時刻は3時半頃・・・。
行こうと思えば行けるのですが、安全策を取り、オババが上がって来たという英彦山神宮・奉幣殿へ行く「真ん中コース」に変更しました。
なんせ英彦山は遭難者も出るようなオトロシイ山とは知らず、ツッカケで上がって来ちまい、たぶん登山者多しと言えども、σ(*_*)のようにツッカケで英彦山へ上がった人は居ないと思う。
一度なんか鎖場で、ツッカケが脱げ落ちてしまい、そこまで拾いに行ったんです。
中岳「上宮」からの下り口は、広い石階段になっており、これだけの物を作るのには、かなり労力が必要だったでしょう。
階段を下りると昔はキチンとした参道だったのでしょうが、今は両脇などの骨組石だけが残っております。
付近は台風で倒れたのか、広範囲で倒木・枯木の原っぱになっており、例えて言うならば山口県「秋吉台」の風景かなぁ。
下るだけなので楽チンだと思ったが、これまた急坂で、ここを上がって来る人もキツイと思う。
道端でジサマが休んでたので「上で愛する妻が涙を流しながら、愛する夫が来るのをサミシク待ってましたよ。(^O^)」と言って挨拶しました。
石階段を降りると、遺跡のような広場が有り「産霊神社」で、池跡らしいのも残っており、昔はそれなりの施設が有ったのでしょう。
境内には、まだ新しい切り取った丸木の中に石仏が入っており、アイデア賞もんですなぁ。(^O^)
「中宮」付近で、若い男と中学生くらいの子が、走って上がって来ましたが、すでに4時近く・・暗くなるまで麓へ帰れるかな?
単に歩いて下るだけで良いと思ったら、そこはそれ・・ちゃんと鎖場も有り、さすが英彦山、芸が細かいですなぁ。(^O^)ナハハハ・・・
上級コースの鎖場と違って、そんなにオトロシイものではなかったが・・
これだけかと思ったら、オマケに「下宮」へ行く手前にも鎖場が有り、サービス満点でした。(^O^)ワッハッハッハッ・・
英彦山神宮・奉幣殿に着いたのは4時40分、かなり足が疲れてました。
英彦山の観光案内図だけを見ると簡単そうな山でしたが、思った以上にキツイ山で、「材木岩」付近の石・岩の道無き場所で迷う人が居るかもしれない。
何も知らずに英彦山「3時間半コース」を歩きましたが、時間的に余裕のある行動しないと、暗くなり遭難騒ぎになるかもしれまへん。
コース時間は観光案内図記載の時間とだいたい一致していましたが、これには休み時間が入ってないので、英彦山登山する人は、その時間を加味する必要があります。
おそるべし・・英彦山・・・軽い気持ちで上ったらアカンと思う。
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