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 宝満寺より別府市内を見る、九州西国33観音霊場 巡礼日 2012.11.14   掲載日 2014.1.16


別府・地元の人も知らない7番札所「宝満寺」/九州西国33観音霊場

「豊後豊岡駅」へ

「願成就寺」付近、自転車で巡った九州西国33観音霊場記     自転車で巡った九州西国33観音霊場記    ハーモニランド、九州西国33観音霊場
 
 九州西国33観音霊場の札所「願成就寺」の近くに有るコンビニで、暗くなった雲模様を見ていましたが、雨が降るかどうかわからん。 自転車で巡った九州西国33観音霊場記
 雨が降りそうだったら、近くの「杵築駅」へ逃げ込んで帰った方が良いのだが・・

 これから向かう「別府」方向から来る車を見ると、車体に雨滴が付いてないようなので、雨が降ってないと判断して出発し、赤松峠までは、ほとんどが自転車の押し歩きでした。

 途中の山腹には中世ヨーロッパの城を思わせる「ハーモニランド」が見えましたが、営業しているのかどうか、ほとんど人が居ない。

      豊後豊岡駅、九州西国33観音霊場       豊後豊岡駅・待合室、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 雨に降られる事もなく無事に今日の予定「日出」市内に着き、時間も有るので豊後豊岡駅まで行きました。

 豊後豊岡駅で時刻表を見ると、15分ほど待てば汽車が有ると喜んでいたら、それは手前の駅止まりで「山中香駅」までは行かず・・あちゃあぁ・・結局、1時間ほど待たねばならんかった。

 汽車に乗り始めた頃、前線が通過したようで雨が降り出して風も強くなり・・良かったなぁ、欲張って進んでいたら雨に濡れていたと思い、ここまで来れただけでも「良し」とする。

別府へ

 翌日、天気予報では「午前雨、午後曇り」となっていたが、青空も見えるので大丈夫だろお・・と思い、汽車で昨日終了した「豊後豊岡駅」まで行き、出発は10時頃になりました。別府湾、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 別府湾沿いの海側を自転車で走ると、寒くて風が有りましたが、広い歩道が有るので自転車は快適に漕げます。

 途中の100円ショップで、昨日、風で飛ばされて無くした帽子の代わりと、それに取り付けるストラップを買った。

 別府市内の九州西国33観音霊場の7番札所「宝満寺」は、わかりにくい場所だとネットに記載してあったので、その付近の詳細地図まで印刷して用意して来たのだが、ホンマにわかりにくかった。

 まずは第一目標地の朝見川より山際の町に入った所で、郵便局を見つけたので「宝満寺」を聞くと「わからん」と言う。別府、「マザーテレサの家」と宝満寺、九州西国33観音霊場

 相手が窓口の人だったから、わからんのかもしれんが、配達の人間だったら一発でわかっただろうに・・・。

 それにしても、近くに有る「宝満寺」のはずなのに知らないとは、あんまり有名な寺ではないようです。

 礼を言って郵便局を出たら、隣の駐車場の看板に付近町内の略図が有り、しっかり「宝満寺」の場所も書いてあるじゃねぇかぁ・・ゴラア゛ァ~・・(T_T)。

 「個人情報を漏らさない」という、郵政内部の厳重な「お達し」の元に教えなかったのじゃろおか?宝満寺へ向かって、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 寺は、ある意味では公共施設であり個人情報では無いのだから教えてくれても良さそうなもんだが・・それとも、ホンマに知らなかったのか・・個人情報なので教えなかったのならば、郵便局は余りにもお役所的だと思う。

 その略図を見ると、早い話が「マザーテレサの家」近くに「宝満寺」が有るので、それを目当てにして行けば良く、朝見川に注ぐ支流の川をよじ上り、その付近で聞けば良さそうです。

 住宅が建ち並ぶ狭い道を、当てずっぽうに山方向へ行き、日豊本線の線路沿いに出ると山の中腹に教会のようなのが見え、それが「マザーテレサの家」だと思い、その付近の建物を見渡すと、寺の堂らしい建物が見えたので、それを目指す事にしました。宝満寺付近より、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 ここまでは初めて自動車で来る人には、ホンマに難しいと思い、自転車だからこそ出来た芸当だと思う。

 踏切を渡ると、山腹の高台へ行く道が二つ有ったので、ちょうど来たオババに聞いてみると「宝満寺・・知らんなぁ・・・」

 あらあぁ・・・よっぽど世に知られてない隠れた寺なのだろうか。

 「二つの道が有るが、どちらが高台へ行ける道か」と尋ねると「片方は行き止まり、もう一つの道が高台へ行ける」と教えてくれましたが、何となく「行き止まり」の道も、歩いてならば行けそうな気もしたが・・・

 教えられた高台へ行く道は、もんのすごいS字カーブで、自転車を押し歩きながらヒーコラと言いながら上るキツイ道でした。

7番「宝満寺」

宝満寺入り口、自転車で巡った九州西国33観音霊場記      宝満寺境内の池、自転車で巡った九州西国33観音霊場記       宝満寺境内の小径、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 線路沿いから見えた寺の堂らしい建物は、やっぱり九州西国33観音霊場札所の7番札所「宝満寺」でした。宝満寺札所、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 門があり、その近くに有る建物が本堂かと思ったが、住職かだれかが住んでる家のようで、チッコイ池の横に上へ向かって小道が続いてます。

 たぶん「宝満寺」本堂は、この上だろおと行くと、いきなり「地獄」と書いた看板が・・・な・・なんじゃ?・・地獄巡りにでもなってるのか?と思って歩いていくと「畜生」の看板が有ります。

 輪廻転生の六道を表しており、最後に人間・天上でしたが、知らん人が見るとビックリしまっせぇ。

 「宝満寺」の堂は新しく戸は開いたので中に入ると、前日だれか来たらしく納札が置いてあります。

宝満寺、九州西国33観音霊場     宝満寺札所内、自転車で巡った九州西国33観音霊場記    宝満寺札所内、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 尺八参拝が終わって「宝満寺」を出ようとしたら、小雨が降って来たので空模様を見ると、これから雨が本降りになりそうです。

 「宝満寺」堂内で雨宿りする事にして、自転車座席に縛ってある座布団と地図等を雨に濡れないように、下まで取りに戻り、再び堂へ駆け上がって来た時に雨が本降りになって、ぎりぎりセーフ。

 良かったなぁ・・自転車を漕いでる時でなくて・・少し待つと雨が止み、別府市内の上空には雨上がりの虹が出ていました。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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