HOME > 全国各地の霊場巡り > 「九州西国33観音霊場」目次と地図 > 7 山頭火
巡礼日 2012.11.6 掲載日 2014.1.16
九州西国33観音霊場の2番札所「長谷寺」から来た道を戻り、途中に「三界上人入定の地」」が有ったので寄ってみました。
「三界上人」なんて聞いた事が無く、それだれ?・・と思ったが、案内看板を読んでみると、2番札所の長谷寺を作った人らしい。
この地に入定(早い話が「即身仏」)して、そこに桜を植えさせると大木となり、やがて寿命が来て枯れちゃったので、代わりにタブの木を植えたらしい。
小さい小屋が有り、最初は堂かと思ったら真ん中が開いており、その奥の大木の下に墓らしい石が立っています。
今も、その下に「三界上人」は眠っているのでしょうか・・・ナモナモナモ・・・・。
「出口」集落からは山越えなので、覚悟をしていた自転車の押し歩き・・・
頂上のトンネルを抜けると、下り坂をサッ~ッと降り・・、麓の3番札所「清水寺」が見えます。
九州西国33観音霊場の3番「清水寺」は堂々とした寺構えで、山門の脇が「透かし彫り?」になっており(一番上の写真)、境内には「山頭火の像」と説明案内板が有りました。
それによると「山頭火」は「今朝。中津を立って途中九州西国第2番長谷密寺、第3番清水寺参拝、しみじみ閑寂の気分にひたる事ができました」と手紙に書いたらしい。
像の下に「岩かげ まさしく水が湧いている」と彫ってあり、山頭火がこの寺で詠んだのか、わかりまへんが近くに清水があります。
ただ・・句に書いてあるように、岩から清水がドンドコと湧いていれば良かったのだが、岩肌から出ている竹筒からの水はチョロチョロと細かった。
尺八を持って参拝しようと「清水寺」本堂の前に立った時、寺から出てきた人がσ(*_*)の姿を見ると近寄り、わざわざ「檀家総代です」と名乗って挨拶されました。
えらい丁寧な人でんなぁ・・それとも、ここら付近の風習なんじゃろか?。
堂の戸を開けようとしたら閉まっており、あわてて檀家総代がもう一度、寺の中へ入ろうとしましたが、手数を掛けるのも気の毒なので「あっ・・いえ・・戸の外で参拝しますから、けっこうです。」と断りました。
閑寂な田舎道を自転車で走り、「宇佐」へ行くには「佐野」集落を通った方が近く、「山頭火」もこの道を歩き、季節も同じ頃なので、このような風景を見たのでしょうか。
集落のウネウネ曲がった道を進み国道に入り、「千源寺」集落から旧道へ入るのを見過ごしちまったが、そのまま「四日市」の国道沿いのコンビニで弁当を買いました。
もう1時頃だったので、そのまま駐車場の隅に座って食べましたが、他の人が見たら小汚い老人夫婦のホームレスが食事してると思っただろなぁ。
九州西国33観音霊場の4番札所「大楽寺」は「宇佐神宮」付近に有って、すぐにわかり、札所は本堂ではなく持仏堂のようで、戸を開けて参拝しました。
尺八吹いてると、頭丸めた中年男性が入って来て、長い間参拝して出て行きました。
数珠を持っており、僧職の人だったのかもしれない。
「九州西国33観音霊場」を巡る際、ついでに国東半島の「六郷満山霊場」も巡りました。
「九州西国33観音霊場」の札所である「5番 天念寺」「6番 両子寺」「28 宇佐神宮」は、「六郷満山霊場」に掲載しています。
また「九州西国33観音霊場」の「宇佐」から「願成就寺」までの自転車巡礼記は、同じく「六郷満山巡礼記」の「28 宇佐神宮」~「30 満願(願成就寺)」に掲載しております。
早い話が、国東半島にある「九州西国33観音霊場」札所は、「六郷満山巡礼記」に掲載したので飛ばしているという事であり、ほんまに、ややこしくして、すみまへん。
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