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 滝室坂より阿蘇を望む、「九州西国33観音霊場」 巡礼日  2012.11.18   掲載日  2014.2.6


恐怖の阿蘇「滝室坂」を自転車で下る/九州西国33観音霊場

竹田駅、「九州西国33観音霊場」    竹田市より、自転車で巡った九州西国33観音霊場記     自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 自転車を漕いで「九州西国33観音霊場」巡りの計画当初から、最大の通行困難場所と思っていたのが、この「竹田」~「阿蘇」区間に有る「滝室坂」です。

 なんせ、この区間は全て緩やかな上がり坂と、最後には恐怖のカーブ連続下りが有る急坂「滝室坂」のクライマックスが有ります。自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 前日、「阿蘇」へ車を置きに行った際に「滝室坂」を通ってみましたが、そのオトロシイこと・・・

 車はバンバンとスピード出して通るわ・・
 歩道は無いわ・・
 急坂だわ・・
 S字どころか、Uカーブの連続だわ・・ 「戸上」バス停、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 という「わ・・・」が一杯有り、長い緩やかな上がり坂もキツイかもしれんが、それ以上にこの「滝室坂」を無事に自転車で下れるかと心配し、遺書が必要じゃないかと思うほどでした。

 別ルートで阿蘇へ行けないかとルートを検討したが、他のルートは上がり坂が厳しそうなので、どうしてもこの国道ルートが一番安全策のように思えます。 七ツ森古墳群、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 今年の豪雨で鉄道も被害を受け不通となり、「宮地」~「竹田」間はバス代行運転になってたので、「道の駅・阿蘇」で車中泊して、「宮地」駅からバスに乗るのはσ(*_*)らだけかと思ったら、2人ばかり乗り込んで来て、1時間ほどかかって竹田駅に8時に着きました。

 8時半に竹田駅を自転車漕いで出発・・竹田市街を出た所から、もう押し歩き。

 それからは自転車を1速にして自転車に乗ったり、押し歩いたり・・自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 「戸上」のバス停に石碑が有り、停留所横には「火伏せ地蔵さん」が有りました。

 由緒書きを読むと、昔はこの付近は水の便が良くなかったよおで、火事になったら全村丸焼けの被害だったらしく、近くに「七ツ森古墳群」の看板が有ったが、寄りませんでした。道の駅「すごう」、自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 どちらかというと「戸上」までは押し歩きが多く、その後は少し坂が緩くなり、途中でタヌキが車に轢かれて死んでおり、ここら付近は、ノドカで広大な畑が広がっており、そりゃあぁ・・タヌキも住んでるでっしゃろなぁ。

 道の駅「すごう」に到着。

 「道の駅」には、ピチピチした女子大生達が大勢ウロチョロしており、バスへ「キャピ・キャピ・・」言いながら乗って行きます。自転車で巡った九州西国33観音霊場記

 あらあぁ~・・もおちょっと、早く着けば良かったなぁ・・と越後屋に言うと、ソッポ向かれた。

 ところで、ここでバスから降りてトイレに入ってたオバハンが、駐車場へ戻ってみると荷物を乗せたままのバスが出発しちまって置いていかれたらしい。

 「道の駅」の人が携帯でどこかへ電話していたが、その後オバハンがどうなったか、わからん。

 バスも人数確認をしてから、出発しなかったんじゃろか?・・そんな光景を見ながら、30分ほど「道の駅」で休んで出発。豊後街道・殿様街道

 朝の気温は2度だったが、今は8度に上がり、再び自転車に乗ったり、押し歩いたり・・さすがに足が疲れた。

 途中の横道に「豊後街道(殿様街道)」の標識がありました。

 これを書いてる時に豊後街道の事を調べてみると、熊本~大分まで街道が有って歩けるよおですねぇ。

 住んでる所の近くだったら、石畳も残って歴史も有るようなので歩いてみたい街道のだと思うが、なんせ九州まで来るのは遠いからなぁ。

道の駅「なみの」、自転車で巡った九州西国33観音霊場記   自転車で巡った九州西国33観音霊場記    阿蘇・滝室坂の頂上付近
阿蘇・滝室坂
 道の駅「なみの」には12時頃着き、まずまずのペースであり、昼飯を食べて出発すると、先ほどよりも押し歩きが少なくなった。

 大きなカープから阿蘇山が、いきなり見え・・あらっ?!・・滝室坂の頂上に着いちゃったの?・・という感じです。

 ここからが恐怖の「滝室坂」の始まりで、高低差200m、距離約3kmの連続カーブです。阿蘇・滝室坂

 自転車の両ブレーキをかけながら、ゆっくり下りました。

 うっかりスピード出して加速しちまったら、急カーブを曲がりきれず転倒するかもしれんので、ここは慎重に・・・

 車が後ろから来てσ(*_*)達の自転車を追い越したいのだが、カーブと道幅の関係で追い越せないよおで、途中に広い場所等が有れば、追い越させるのですが、そんなのは有りません。阿蘇・滝室坂よりの風景

 そのため道端に自転車を寄せて止まり、車を先に行かせました。

 自転車に乗ってる側にしても、いつ後ろから車に轢き倒されるかと心配です。

 それでも思ったほど交通量が無く、途中、「滝室坂」より風景写真を取る余裕がありました。(一番上の写真)阿蘇・滝室坂、麓付近

 こんな所で写真を撮れるのは、自転車か歩きでないとダメだろなあ。

 無事に「滝室坂」を下りて麓の「宮地駅」まで来て・・あぁ~・・オトロシかった・・・

 しっかしぃ・・逆方向から自転車で、この滝室坂を上るのは、キツイでっしゃろなぁ。

 ネットで調べてみると、自分達が進んだ方校よりも、やはり熊本側から大分方面へ行く方が全体的にキツイらしい。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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