HOME > 「全国各地の霊場巡り」目次 > 「九州西国33観音霊場」目次 > 31 永興寺
2015.9.29 巡礼 2016.9.22 UP
九州西国33観音霊場の17番札所「永興寺」へは車で行きました。
時間が有れば「清水寺」から歩きたかったのですが、なんせ遠く九州の地まで来ると旅行日数が足りなかったもんでして・・・17番「永興寺」へ行く途中、散歩している夫婦連れなどが多かった。
九州西国33観音霊場の17番札所「永興寺」へ来てみると無人かと思ったが、小さい堂内から読経が聞こえてます。
寺の人が読経してるのだと思い、終わるのを待ちながら境内をウロつくと「曾我兄弟供養塔」が有りました。
何で曾我兄弟の供養塔が有るんだろ?と思って、これを書いてる時にネットで調べてみると「伝説紀行 曽我の供養塔」というのが有り、ほほおぉぉ・・そんな伝説が有ったのか、知らなかったなぁ。
そのうち散歩していた夫婦連れが来たので、読経が終わるまで話をし、聞いてみると散歩の途中いつも17番札所「永興寺」で休んでるらしい。
読経が終わり堂内から若い坊さんが出てきたので、「永興寺」堂内での参拝の許可をもらい入ると、蝋燭の消えた臭いが残っており、本尊さんが居られる前には入れないように格子柵がしてあります。
尺八参拝が終わった後、散歩の夫婦連れが教えてくれた「龍の天井絵」がどこに有るのか聞くと、坊さんが「あれですよ」と言って天井付近の電気を点けてくれます。
だいぶ絵がカスレており、こりゃあぁ電気を点けてもらわないと、そのままでは「龍の天井絵」の存在がわからん。
ちなみにネットで探しても、この「龍の天井絵」の事を記載した物や写真も見つけれなかったので、ヒョッとすると、これが本邦初公開かもしれない。
散歩の夫婦連れと話さなかったら、知らないままだったと思い、これも縁ですなぁ。
格子柵の中に入っても良いと言われ、その際に両手を出させられて、コンパクトのような小さい器から匙で片手に粉を付け、「両手でこすって全身に付けてください」と言われました。
後で聞くと「塗り香」という物らしく、坊さんも格子柵の中に入る時には、この香を付けるそうで、そおいう儀式を始めて知り、さすが「塗り香」・・良い臭いがしました。
「永興寺」の天井絵も撮影させてくれ、堂内に奉ってある塗りの剥げた、いかにも古そうな木像も撮影OKで、何でも撮っても良い感じでした。
さすがに「本尊さんを撮らせてくれ」という不敬な事は言わなかったけれど、それにしてもどこぞの寺のように秘仏だとか写真撮影禁止とか・・とか・・もったいぶった事を言わないのがエライ。!!
「永興寺」を出て、山を下りた麓に「女山神籠石」の説明看板がありました。
σ(*_*)が美青年の頃、福岡県・前原に住んでた事が有り、付近の山にも「神籠石」というのが有りました。
「神籠石」という名前からして、いかにも厳かで神々しくアリガタそうなので、その時に「神籠石」を見に行ったのですが、どんな物なのかわからず、どこに有るのかもわかりませんでした。
それで「女山神籠石」の説明と写真を見て、初めて「神籠石」というのが、どんなものかわかりました。
ううむうぅぅ・・名前は聞くだけでもモッタイない程の物だけれど、早い話が谷等に石を積んだ水門なのですねぇ。
何で、こんな畏れ多い名前を付けたんじゃろか?、オッチャン、間違って勝手な想像しちゃい40年ほどの人生を過ごしちまったでぇ。
まぁ・・山城という説も有るらしく、古代の物ではあるらしい。
。
以下、広告です。