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2015.10.1 巡礼 2016.10.11 UP
雨なので今日1日は、ゆっくりする事にして「大刀洗平和記念館」へ行き、9時開館で入館するとジサマがすぐに案内しながら説明してくれました。
床には、大刀洗飛行場跡などの図が写真と共に置いてあり、天井には金網でB29の大きさが展示されており、原寸法だそうな。
写真を撮影しても良いか?と聞くと、展示してある「零戦」以外は撮影禁止だとのこと。
その理由を聞くと「子犬を抱いた少年兵」の写真が展示されているが、その写真がネットに出て著作権が有る報道関係からクレームが来たらしい。
それ以来、「大刀洗平和記念館」は著作権に対しては、もんのすごく気を使うようになって撮影禁止になったそうです。
「子犬を抱いた少年兵」の人は、著作権云々で撮影禁止にされて、果たして喜ぶかなあ。
むしろ、世に広めて、こおいう生き方をしたのだと後生に伝えて欲しいと願っていると思うのが・・・
聞いてみると、この太刀洗飛行場は「陸軍」の飛行場だったそうで、零戦が置いてあるから「海軍」だと思ってました。
「大刀洗平和記念館」には、陸軍飛行学校卒業生の名簿が揃っていると言うので、「σ(*_*)の亡き尺八師匠が、陸軍の飛行機乗り士官で大陸で戦った。」と言うと「名前から、わかるかもしれないので、帰るまでに所属を調べてみる」と言ってくれました。
しかし、帰る時は混雑しており、案内のジサマも忙しそうだったので聞かずじまいでした。
ジサマは「この後、学生の団体が来るので・・」と気を使って、先にσ(*_*)ら二人だけのために映画上映をしてくれ、映画が終わってロビーへ出てると、中学生やら小学生がドッと入ってます。
ありがとさんです、ジャリ共と一緒だったら見学する時間が長くなったと思う。
「妻と飛んだ特攻兵」の展示が有り、最初は特攻兵が妻を乗せて遊覧飛行でもしたのか、何たる軟弱な・・と思いました。
しかしその内容を読んでみると、終戦後、日本が降伏したのにもかかわらず、ソ連軍が民間人等を攻撃し、その悲惨なる状況を知り義憤にかられて、民間人を少しでも助けるために11機で飛び立っての特攻らしい。
知らなかった事といえ失礼な事を思って、すみませんでした。
その時、二人の女性が夫・恋人の各機の後部座席に乗ってたようで、「白いワンピース」を着た人が乗ってたそうです。
「白いワンピース」というのが覚悟の死装束を示してるようで、それを思うと何ともやり切れまへんなぁ。
この事実は、戦後も長く知られる事なく、つい最近よおやく本が出版されて、その事実が知られるようになったよおです。
ネットで調べてみると「妻と飛んだ特攻兵」としてドラマにもなったらしい。
じっくり展示物を見ていると11時半頃になっており、雨でも降ってなかったら、こんなにゆっくり見ていられなかったと思う。
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