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2015.10.6 巡礼 2016.11.30 UP
雷山より一気に麓まで降りて、「波多江」駅付近の食堂に入り昼飯にしました。
天麩羅定食を頼むと、揚げたてを食べさせてくれ、おまけに大好きな塩辛は食べ放題で、良かったなぁ~。
以後は高速道路下の道を自転車で漕ぎ、やはり車に脅かされないので走りやすい。
「福重JCT」付近で「西体育館」があり、利用者のフリしてトイレを借りて一休み。
計画段階から通れるかなぁ・・と思っていた「福大トンネル」は、やはり車専用で、遠回りしなければならんかった。
しかし、他の人達を見ていると、トンネル横の坂道を上がって行くのでマネして上がってみると、人家の庭先のような道を行き大通りに出ました。
「堤」付近で油山へ行く道は、たぶんこれだろおと思ったが、念のため前を歩いてたジサマに聞いたのが失敗だった。
場所を聞いても、まだ先だの・・他の場所を言ったり、目印の郵便局を聞くと反対方向だと言うし・・
もういい加減、聞いた相手が悪かったと思い早く切り上げたかったが、ジサマが「ヒマだから・・」と言って、モタモタとメガネを取り出し・・差し出して見せた地図を眺め、ああでもない・・こおでもない・・
いや・・あの・その・・ジサマはヒマだから良いかもしれんが、こちとらは少々急いでるんだが・・
道幅の狭い箇所で立ち止まって話してたもんだから、他の人の通行のジャマになるしぃ・・
よおやく何とか話を切り上げる事に成功して礼を言って別れ、少し先のコンビニでジックリと地図を眺めました。
油山の麓付近までは自転車を漕げましたが、工業高校の付近からは押し歩きの坂道となり、高校を少し過ぎた所で自転車を置いて歩いて行きました。
高校では体育祭をやっているようで、アナウンスがたまに聞こえます。
かなり急坂カーブを行くと、民家なのか骨董屋なのかわからん建物があり、たぶんこれが「源龍院」なのでしょう。
1kmほど車道を歩いて、やっと九州西国33観音霊場の30番札所「正覚寺(油山観音)」入り口に着き 「山頭火」の碑があります。
行乞記 昭和7年1月13日 曇って寒かった、霙
けふは霰にたたかれて、今日は行乞はほとんど出来なかった
近道を教えられて、それがためにいたって遠道をしたりして一層労れた。
お山の水はほんたうに おいしかった
岩の上から、そして樋をあふれる水
それにそのまま口づけて腹いっぱいに
二度も三度も頂戴した
参道を歩き「新羅式石門」付近に水が流れてるところが有ったので、「山頭火」はこの水を飲んだのでしょう。
九州西国33観音霊場の30番札所「正覚寺(油山観音)」堂内へは入れませんでしたが、内部では明かりがついており本尊さんの姿も見えました。
普通の寺ならば石仏を一か所にまとめて置くのですが、この「正覚寺(油山観音)」の石仏は境内にポツン・・ポツン・・と適当に離して置いてあります。
何かカワイソーな云われがあるのか、わかりませんが、こおいう置き方も良いと思う。
下の広場へ行く博多市内が良く見え、「ひばり観音」というのがあり、何でそんな観音さんが・・・?
説明看板を読んで要約すると「美空ひばり」さん支持者たちが作ったよおで、100円玉を入れると美空ひばりの歌が聞けるらしいミュージックボックスがありました・・入れなかったけど・・。
夕暮れが近づいており、博多駅付近でホテルを探して入れました。
博多駅付近で食事すると、よぉ~中国人がグループや家族連れで歩いてます。
そお言えばホテルでは客に英語で説明していたが、たぶん相手は中国人でしょう。
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