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2015.10.8 巡礼 2016.12.9 UP
車で長崎まで行き、予定の健康ランド「アマンディ」へはカーナビの目的地の誤りミスで、細い路地へ入り込んじゃい、設定し直してやっと行けました。
「アマンディ」に宿泊し、ここから長崎市内へ出るシャトルバスが7時頃だと思ってたら8時からでした。
同じように待ってた一人のオトッツアンは、待っとれん・・と歩いて長崎市内へ降りて行きました。
ここ長崎は坂の町と言われるほどなので、当初の計画段階で自転車で巡るか・どうしょうかと迷ったところです。
結局、長崎市内では自転車移動はキツイという情報があったので、長崎市内の九州西国33観音霊場札所は徒歩で巡り、長崎半島は車で巡る事にしました。
長崎駅で「長崎くんち」の地図をゲットし、公会堂で見物できそうなので歩いて行きました。
「長崎くんち」会場の道端で縄を持って整理してる人に、会場に入れるかを尋ねるとチケットが必要で、しかも既に全席完売済みらしい。
あちゃあぁぁ・・・とガッカリした様子を見て、「そこの石垣に上がって、会場は見えないが出演者が出入りするのを見るのは、かまわないよ。」と教えてくれました。
石垣に上がると松がジャマして、よぉ~見えなかったが、出演者達の出入りの様子は写真が撮れました。
「長崎くんち」会場もチラッ・・とだけ見え、袴姿の人達が観客に向かって何か投げており、どうやら町内の手拭のよおです・・とうぜん、こちらには投げてくれません。
テレビで見た「阿蘭陀万才」の人もおり、チビッコの中国服がカワユイでんなぁ。
丸い「傘鉾」がクルクル回るのは、あんまり面白くなかったが、「山車」を引き回すのは良かった。
山車グループの一つだけでしたが、会場に入る前に棟梁が若い衆達に注意事項を話した後、棟梁の「黙想!」と言う鋭い声で、全員が少しの間、目をつむって心を落ち着けてました。
見ていると出演団体の中で、「黙想」をやった団体は、この山車グループだけであり、そのためか「長崎くんち」会場での威勢も一番良かったように思う。
その山車が出演が終わって戻って来ると、「長崎くんち」会場からは「もってこ~い」と再出演を要求する熱気を帯びた群衆の歓声が上がってます。
山車の押手である若い衆達も囃子のリズムに乗って「ワッショイ・ワッショイ・・」を連呼しながら、棟梁に向かって指1本を立て、もう一度再出場しようと盛んに催促しています。
棟梁は黙って若い衆達を見てましたが、いや・・もう帰るぞ・・という風に後ろを向きました。
あららっ・・・帰っちゃうの・・と思った瞬間、再びクルッと向き直り、持っていた棒の旗を会場へ指し示し、「野郎ども、オレに続けえぇぇ・・」とばかりに、タタタッッッ・・と先頭を走り会場へ向かって駆け出しました。
続いて若い衆達の「うおおぉぉぉっっ・・!!」と言う鬨の大歓声が上がると共に、再び山車は「長崎くんち」会場へ勢いよく走り込みます。
棟梁も役者やのぅ・・帰るフリしやがってぇ・・若い衆達もハラハラしただろうにぃ。(^^;
見ていても、この団体が一番「長崎くんち」会場と一体化していたように思い、やっぱり出演前に心を沈めて「黙想」をする団体はどこか違うなぁ。
山車が再び戻って来て、今度こそ帰り始めると、少し遅れて会場から和服を着た女性2・3人がハンカチを手に目を押さえながら出て来ました。
きっと、今の山車・出演者の身内の人達で、会場と一体となって出演している自分の夫・兄弟の姿を見て感激したのでしょう。
実際、この山車の再出演は、自分はほとんど会場内を見る事が出来ませんでしたが、会場との一体感が有る熱気はこちらにも伝わり、鳥肌が立つような思いをした。
「長崎くんち」での一番の想い出は、この舞台裏で「黙想」をした山車・棟梁の見事なる采配・指揮ぶりで、華やかなる「表」舞台では無く、人知れずに行われた「裏」舞台にその神髄を見たように思い、見事でした・・・パチパチパチ・・・。
「長崎くんち」と言えば龍が派手に動き回るのをテレビで見ましたが、実物を見るのは初めてです。
大きい龍だけかと思ってましたが、園児の持つ龍もあり、少年たちの龍もありました。
しかしぃ・・少年「龍」を監督する大人もタイヘンですなぁ・・出番を待ってる間も少年達がアチコチ動き回って・・。
ここで初めて気づいたのですが、龍の鱗は描いてあるのかと思ってましたが、一枚一枚胴体に貼り付けてあるのですねぇ・・知らなかった。
そいでもって龍も一匹だけかと思ったら、白龍・緑龍の二匹が居て、少年・少女のシンバル隊、少女ラッパ隊もいます。
龍の動きは、いつも勢いよくクルクル回るのかと思ってましたが、最初は静かに緑・白龍が交互に回っており、そのうちクルクル回り始め・・最後には勢い良く回ってました。
ラッパ隊は飾りかと思ってましたが、ちゃんと吹いており龍の鳴き声を表してるそうな。
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