HOME > 遍路・巡礼 > 「御蔵入33観音霊場」地図と目次 > 5 博士峠
巡礼日 2014.9.13 掲載日 2015.2.14
博士峠と書いて「はかせ峠」と読むのか「ひろし峠」・・はたまた別の名前で読むのかと思って心配してましたが、単純に「はかせ峠」で良いらしい。
博士峠へ向かって走ってると、麓に「これより先 携帯電話圏外」の看板が出ており、よっぽど人も住まない山奥なんでしょうなぁ。
この「御蔵入33観音霊場」は山奥に有る霊場なので、熊の出没する場所や時刻・対策等などに関して、ずいぶん調べました。
その結果、やっぱりこの博士山付近も、よぉ~出るよおで、時間的には早朝・夕刻が多く、さすがに昼間は熊さんも恥ずかしがって姿を見せにくいらしい。
もし出会った時は・・死んだフリはアカンらしく、熊の目を見ながら、ゆっくりと後ずさりするのが良く、後ろ向いて走って逃げたらアカンらしい。
それでも襲って来たら・・そおなりゃあぁ・・闘うより仕方がないよおで、熊さんに小判を差し出して、泣いて命乞いをしてもアカンらしい。
で・・アホかと思われるかもしれんが、今回の巡礼に限り、熊さんと闘う事が有るかもしれんと思い、いつもは持ち込まない鉈を荷物の中に入れておきました。
ホンマは、そおいう物を持ってると、お巡りさんに不審尋問で荷物を調べられた時には確実に「こりは何じゃ、何のため持っている」と、根ほり葉ほり聞かれる事は確実。
下手すると銃刀法違反で捕まり、冷たい石の牢屋に入れられる可能性があるので、いくら熊と闘うため鉈を持って来た・・と言っても、たぶんアカンと思う。
で・・予定では熊さんと一番遭遇しそうな、この博士峠を越えてから、次の御蔵入33観音霊場の8番札所までの間は、鉈をズボンのベルトに通しておき、熊さんと出会った時は「チョイノリ」を楯にして、いつでも鉈を取り出して熊さんと戦える準備するつもりでした。
が・・実際は、昨夜「道の駅」で話した魚釣りのトッツアンなどから熊情報を聞く限り、それほどの事をしなくても・・という感じでしたので、身に付けず荷物の奥深くに仕舞ったままでした。
それでも熊と出会わないか・・と、心配しながら、やっぱり15kほどでトロトロと、博士峠を上がって行くと、途中で自転車に乗ってる人を追い越しましたが、この坂道を、よぉ~走るなぁ・・熊が出るかもしれんのにぃ。
博士峠へは思ったよりも早く着きましたが、下りの距離は長かった。
博士峠から下りてる途中に、バス停が有ると思ったら「博士地蔵尊」の額が掛かっており、内に数体の木像が奉ってあります。
側にも石のチッコイ祠が数個置いてあり、この付近は、それなりの信仰を集めた場所のよおです。
博士地蔵尊には、何かカワイソーな伝説でも有るのかと思い、ネットで云われを探したが見つからないので、だれか知ってたら教えてね。
宮川ダムに無事に着き、ホッと一休み。
このダムから見える山の向こう側に8番札所「東尾岐観音堂」が有るのでずが、たぶんダムが出来る以前は、山越えの細い道が有ったと思う。
国土地理院の地図では、その少し先にある「魚淵」集落から「西沢」まで川沿いに破線の道が記載されてたので、探しながら行きましたが「魚淵」集落を通り過ぎてしまい、「森越」まで来てから引き返しました。
「魚淵」集落の道端でジサマが草取りしていたので、破線の道を聞いてみると、「目の前にある、それが道だが、もう歩く人もいなくて通れない。 「大室」から「台」へ抜けるしか方法は無い」と言います。
言われた方向を見ると草が茂っており、やっぱりなぁ・・・通れなかったかぁ。
「大室」集落までは広い道でしたが、その先は林道のようで道にコケが生えており、この道も余り使う人が居ないようです。
熊が出て来ないように、たまに警笛を鳴らしながら行きましたが、知らん人が見たら、あいつは何を「「ビー・・ビー・・」と鳴らしながら走っとるんじゃ・・と思ったでしょうなぁ。
「台」へは急坂を下りて県道329号線に出ましたが、逆に「台」から「大室」へ行く場合は、知ってる人てないと、この林道入り口がわからんと思う。
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