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巡礼日 2014.9.13 掲載日 2015.2.17
市野峠から大内ダムまでの道は急坂で、ネットで見た市野峠を越えた自転車の人は、この坂道を上がるのはキツかったと思う。
大内ダムからは遠くに「大内宿」が見え、行く途中の坂道カーブには、「渋滞時には、どうのこうの・・」の注意看板が有り、観光時期になると「大内宿」の駐車場が満車になってこの坂道まで渋滞するのかもしれまへん。
途中に「薬水」の看板が有って清水がチョロチョロ流れており、説明看板によると、桜木姫と言うネーチャンが、この水を飲んで元気になったらしい。
「大内宿」は観光化されてるようなので、ホンマは通り過ぎようかと思ってましたが、道端に路上駐車している車の所から大内宿へ行けるようなので、せっかくなので寄ってみました。
いかにも人気の観光地らしく「大内宿」道路には観光客が一杯歩いてます。
「大内宿」は、集落の全建物を茅葺き屋根にして、なるべく昔の面影を残すようにしたそうで、それはそれで観光地化に大成功したと思う。
でも・・悪い表現をすれば、ほとんどの家が土産屋・食堂になっており、失礼ながら「茅葺き造りの土産屋通り」・・という感じがして、あんまり情緒を感じない・・すんまへん。
まぁ・・土産・食堂で生活しなければアカンので、仕方がないかもしれんが、ビンボー人のσ(*_*)には、一杯1000円のネギ蕎麦を食べる気はしない。
たぶん昔の大内宿は、先程通った「市野宿」のように狭い道幅で静かだったと思う。
地図を見ると「御蔵入33観音霊場」の10番札所「小野観音堂」は山腹に有り、道は急坂だろなぁ・・と思っていましたが、想像以上の急坂で傾斜がありました。
「チョイノリ」をダマシながら急傾斜の坂道を上がり続け、なんとか15kほどでトロトロ走り上がれました。
10番札所「小野観音堂」は、大きくてなかなか古風な感じがします。
山門に参拝ノートが置いてあり、今日は群馬から二人の女性が来たらしく「山のパワーをもらった」と書いてありました。
観音堂への階段上がり口に、三途の川で着物を剥ぎ取るオババの石像が有ります。
顔のシワとか歯が欠けてる所まで、よぉ~彫ってありますなぁ・・特に前歯が1本しかない所なんぞは、作者の優れた表現力だと思う。
湯野上温泉駅の屋根は茅葺きになっており、駅マニアの人達には人気の駅らしい。
待合室には囲炉裏が有って蓋がしてありましたが、ヒマつぶし用のマンガの本もドッサリと置いてあります。
湯野上温泉駅の案内所で、付近に「日帰り湯」がないか尋ねると、地図をくれてすぐ近くのホテルにも「日帰り湯」が有りました。
教えられたホテルへ行き、入浴後に「御蔵入33観音霊場記」の記憶を忘れないうちに「ポメラ」に書き入れたかったので、「入浴後、1時間ほど玄関入口の椅子で休息して良いか」とホテルの人に聞いて了解を得ました。
湯から上がると、オバハンが玄関では気が散るだろおから・・・と、だれも居ない大広間へ案内してくれ、それだけでなく、お茶とリンゴを皿に入れて持って来てくれます。
「すんませんねぇ、日帰り入浴だけなのにぃ」と言うと、オバハンが「自分は足が悪く、バイクに乗ってると足が疲れるだろおから、その気持ちがわかるので・・」と言います。
玄関先に置いた「チョイノリ」を見たのでしょう。 ありがとうございました。
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