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巡礼日 2014.9.15 掲載日 2015.2.23
18番札所と思ってる「常楽院」へ行くと、境内に3つの堂があり、どれが「御蔵入33観音霊場」札所の観音堂かわかりまへん。
堂を順に見て行くと、子安観音(マリア観音)堂の壁に「御蔵入33観音」の納札が貼ってありました。
しかも近くに「子安観音(マリア観音)」と説明書きまでしてあり、おぉぉ・・やっぱり云われの有る観音さんは違いまんなぁ・・と思い、これが18番札所の帯沢観音堂だと思って参拝しました。
何で「マリア観音」と別名が付いてるかと言うと、隠れキリシタン弾圧等にまつわるカワイソーな云われが有る訳では無さそうで、単に観音さんの帽子?の所が十字の印に刻まれてるためらしい。
・・と、思ってましたが、これを書いてる時に念のためネットで調べてみると、奥会津にも多くの隠れキリシタンがいて、この地もそうだったとか・・何とか・こうとかのブログも見つけました。
はらあぁ~・・会津にそんな歴史が有ったのですか・・知らなかったなぁ、調べてみるもんですねぇ。
参拝が終わったので帰ろうとすると、尺八の音を聞こえたためか住職から声を掛けられました。
話のついでに「「御蔵入33観音霊場」の18番札所「帯沢観音堂」が子安観音(マリア観音)を奉ってある堂で良いのか?」と聞くと、札所の堂は別の場所に有ると言います。
えっ!!・・はれっ?・・そおなの知らなかった。
持ってきた地図を見てもらいながら場所を聞いて見ると、地図の「沢田」集落に有る寺印の所が18番札所「帯沢観音堂」だと言います。
ひょっとすると・・と思いながらさらに聞くと、19番札所も「南泉寺」では無く、「上沢田」集落の山を上った所だと教えてくれました。
危なかったなぁ・・・「南泉寺」が19番札所だと思って、次ぎに行く所だったでぇ。
この時に初めて、寺名=札所観音堂では無い事がわかり、今まで巡った6・9番札所と思ってた寺は完全に「アウト」で、別に札所観音堂が有る事がわかりました。
先程、除草剤を撒いてたジサマに17番札所「高野観音堂」を聞いた時に「薬師寺」がどうのと言っちまったから、そりゃあぁ~・・怒るのも無理ないですわ。
σ(*_*)でも、寺と札所をゴッチャに言われると、こんがらがって怒ったかもしれんが、昨日巡った会津田島町内の札所寺は、ダイジョウブだったんじゃろか?
ついでに、ネットではどうしても正確な場所がわからなかった、20番札所「登り口石」の場所を聞いてみると、さすがに札所関係寺の住職だけあって知ってました。
ただ・・その場所を聞いてた時に、住職の持っている携帯電話が鳴って話し始め、少し待ちましたがジャマしては悪いと思ったので、電話している最中の住職に礼を言って寺を出ました。
ホンマは、札所位置の確認や、オモロイ話なんぞも聞きたかったのだが・・それにしても、ここの住職と話をしなかったら、知らずに札所と思って巡ってしまい後で泣く所だった。
「沢田」集落の18番「帯沢観音堂」は、地図位置を見ると国道から横へ逸れた道付近だと思ってましたが、すぐにわかりました。
「帯沢観音堂」境内へ行くと裏口から入ったようで、正規な入口は国道に面しており、札所の標識杭や説明看板も設置されてます。
外観をチラッと見ると、村の鎮守様というノドカな感じです。
ここにも「御蔵入33観音」の納札が貼ってあり、先程の子安観音に貼ってあったのは、σ(*_*)と同じようにこの帯沢観音堂の場所を知らなかった人なのでしょう。
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