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巡礼日 2014.9.15 掲載日 2015.2.27
「小塩」集落の外れまで来ましたが、「御蔵入33観音霊場」の23番札所「小塩観音堂」らしい建物は見当たりまへん。
道端で話しているトッツアンに聞くと、通り過ぎたようで、教えられた農道を行くと堂らしい物が高台に有り、付近で畑をやってるオバハンにも聞いて確認しました。
この23番札所「小塩観音堂」は、旧道を走ってるだけでは観音堂の建物が見えず、帰る時にわかったのですが、「うえんでの桜」という標識杭が有る道を行けば、すんなり行けます。
高台には堂が二つ有り、上がった正面の堂に納札が貼ってあるので、それが観音堂だと思いましたが、念のためにもう一つの堂へも行ってみました。
戸が簡単に開き、賽銭箱の横に「御蔵入33観音霊場」のハンコが置いてあり、ここが23番札所「小塩観音堂」だと思いましたが、今までの札所にもハンコが有ったのかな?。
それでも疑い深い性質なモンで、ホンマに観音堂かな?・・と思って、本尊さんの前に布キレが一杯掛かっているのを、「失礼します」と言いながら、布をまくって確認すると金色の座像でした。
それにしても、ここの「御蔵入33観音霊場」は、余りにも本尊さんが霊験あらたかでモッタイないので、直接見えないように布で隠すのが流儀なんじゃろか?
このように布で隠している霊場は、各地をウロついたが、あんまり見た事が無いように思う。
グルッと堂内を見渡し、壁に「観音堂天井修理」と寄付者名が書いてあったので、よおしぃぃ・・ここは観音堂に間違いない。
参拝が終わって尺八の手入れをしながら「うえんでの桜」を眺めると、ボッキリと枝が折れており、高台の麓に設置されていた説明看板には、見事な桜だと書いてあったが、これだけ折れてるともう回復は難しいかもしれない。
ふと石灯籠が有るのに気付き、そおいえばトッツアンに場所を聞いた時に「石灯籠が有る方が観音堂だ」と言ってたのを思い出しました。
その時は石灯籠なんて、どこにでも有るんじゃないの?・・と思って、深く気にも留めてなかったが、まさかここに二つの堂が有ると思わなかったからなぁ。
始めて「御蔵入33観音霊場」を巡る人は、良く似た二つの堂があるので、どちらが札所の小塩観音堂かと迷うと思いますが、石灯篭が有る所の堂が観音堂です。
たぶん薬師堂に納札を貼った人も迷ったが、最初に見た堂で参拝したのでしょう。
24番札所の有る「善導寺」はすぐにわかり、入口の六地蔵に赤いホオカブリしてるのが微笑ましい。
ここも、ひょっとしたら24番「栄耀堂」をどこかに隠してあるのでは・・と思って、本堂の横へ行ってみると車道の中間付近より階段が有り、高台の所にチラッと堂らしい屋根が見えました。
おおぉぉ・・やっぱしなぁ・・今までの寺の札所は大丈夫だったんだろか?・・と心配になる。
各札所で観音堂を示す簡単な立札・標識を設置してくれれば良いのだが・・。
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