巡礼中に白神十二湖の青池へ、ぜひ行ってみなさい」と勧められていたので、当初の予定には無かったのですが寄ってみました。
前を走ってた車が「落口の池」の道端に駐車したので、どうしたのかなぁ?・・と思って付近を見ると、看板に「700m先 有料駐車場」と書いてあります。
おぉぉ・・そおなのか、そいじゃσ(*_*)もマネして・・と空いてるスペースに車を突っ込みました。
青池がどこに有るのかわからんのに車道をフラフラ歩いて上がって行くと、縁台に赤い毛氈を敷いた茶屋が有ります。
そこに「沸壺池の清水」と書いてある竹筒から、清水がドンドコ流れており、夫婦連れがペットボトルに水を汲んでました。
水を汲んでるオバハンに「青池というのは、どの辺でしょうか?」と聞くと、ダンナを呼び「どうせあんたは、地図を貰っても見もしないのだから、この人達にあげなさい。」と命令します。
あらあぁぁ~・・・ひょっとしたら、このダンナさんは常日頃から、オバハンの尻に敷かれて、毎日カワイソーな人生を送ってるんじゃないだろおか・・気のせいならば良いんだが・・。
ダンナさんが「白神十二湖」地図を広げて説明してくれ、オバハンの言いつけ通りに地図をくれました。
ありがとさんです、ダンナさん、ツライ人生を送っておられるようですが、これも自分が導いた運命・・「あきらめる」という事も必要、お互いガマンして、ガンバリ合いましょうね。
山なので散策路のような細い道かと思ってたら、車が通る程の舗装道路を歩くと「青池」に着きました。
なるほど勧められたように、白神十二湖「青池」はバスクリンを捲いたような「ブルー」がかった小さな透明な池です。
木が沈んでるのを見えるので透明感を感じさせ、魚も泳いでおります。
しかし、何でこんな山の池に魚が居るんじゃろおう、だれか魚を放したのでしょうか?
キレイな池だったが、落ち葉が水面に散らばっており今一つだなぁ、しかたがない事だけど・・
(写真の水面に白く点々となっているのが、落ち葉)
階段を上がりブナ林を過ぎると、再びチッコイ池(沸壺の池)が見え、これもグリーンがかった透明な池でした。
「沸壺の池」を過ぎると、すぐに先程の茶屋が有り、清水はこの池から流れているようです。
茶屋の壁に「貼り紙」が有り
「お客様へ 十二湖庵では、抹茶を無料で提供しております。
が”お代金の代わりに”とお金を差し出されるお客様も多い為、「こころざしの箱」を設置させていただいております。
あくまでもお客様の気持ちによるものと考えておりますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。」
「お茶及びお菓子の還金として使わせて頂きます。」
抹茶を貰い、茶を運んでる人にボランテイァかと聞くと、この先に有る店が経営していると言います。
へえぇぇ・・この世知辛い世の中なのに、良く無料奉仕でやってるなぁ、これも四国と同じような「接待の心」なのだろおか。
見ていると無料となっているが、たいていの人は小銭を「こころざしの箱」に入れており、σ(*_*)も小銭を入れました。
いかにも日本人らしい良い発想と思い、お互い様という感じで、こおいう輪が広がれば良いんだけどね。
青森の県境を通り過ぎて秋田県に入り、「ハタハタ館」で売っていた地方の産物を買って食事にしました。
食事後、外のベンチでボケエッ~としていると、目の前に見える「あきた白神駅」に列車が止まりました。
側に居た家族連れのトッツアンが「日に何本も止まらない汽車なので珍しい」と家族に説明し、盛んにカメラで撮っています。
σ(*_*)も列車が到着する前に白い制服・スカートを着た駅長さんらしいのがプラットホームに出ていたのを見つけていました。
列車なんかどうでも良いから、ゴラア゛ァ~・・サッサッと早く列車を出発させろ。
駅長さんが居なくなっちゃったら、どうするんじゃと思いながら、列車が出発するのをデジカメを構えながら待っていました。
列車が出発すると、プラットホームに駅長さんと親子連れの二人が残っており写真を撮っています。
後でネットで調べると、この駅長さんが出て来るのは、日に4本ほど白神駅に止まる列車が来る時だけのよおです。
偶然にも遠くから撮っちゃったけれど・・ラッキーィ !(^^)!
「ハタハタ館」付近で車野宿をする事にして、夜ヒマだったので、白神駅舎内で尺八を吹こうと思ったが、そこへ行くまでの通路と駅舎が暑苦しく、虫も飛んでいるのでヤンピした。
越後屋の友達が、この付近に住んでいたので会いに行き、そこで「この場所は虻(アブ)がスゴイ所だから気をつけなさい」と忠告されたらしい。
ゲッ・・そんな事聞いてなかったぞ、もっと早く教えて欲しかったなぁ、場所を変えたのにぃ。
日中は虻が飛んでる様子は無かったので安心していたが、翌朝起きて車の戸を開けると虻が2・3匹車の中に突進して来ました。
外を見ると、どこから沸いて出て来たのか空中に虻の大群が飛び回っており、戦艦「大和」の最後の時も、こんな感じで米軍機の空襲を受けたのじゃろなぁ。
キャアァァァ~・・・あわてて車の戸を閉め、越後屋を叩き起こして出発準備をしました。
越後屋が言うには、夜明け前には虻が車に体当たりして、その音は雨が降ってるのかと思ったほどらしい、σ(*_*)はグッスリ寝ていて全然気がつかなかったが・・
そんなわけで、出発時に撮ろうと思っていた「ハタハタ館」の写真は有りません。
それにしても近くにキャンプ場が有ったけれど、「虻」被害は無いのだろうか、ネットには「虻」注意なんて書いて無かったけどなぁ。
以下、広告です。