前日、「ハタハタ館」で温泉に入っていた時、越後屋と「秋田竿燈」を見に行くのに車置き場をどこにしようかと話してました。
それを聞いてた隣のトッツアンが「ワシは秋田の事は、よぉ~知ってる。まかせとけぇ。」と言い、秋田市内で県庁か市役所の駐車場を無料開放していると教えてくれ、県庁へ行って無事に車を置く事が出来ました。
暑い日中なので歩いて行くと、死んでしまうかもしれんので、バスでひとまず秋田駅へ行き、総合案内所で地図をもらい、ついでに日帰り温泉の場所を聞きました。
まずは午後1時から千秋公園でやってる「昼竿燈・競技会」を見なくっちゃあぁ。
千秋公園まで歩いて行くと「秋田竿燈」会場では、もう「昼竿燈・競技会」をやっており、どこか良く見える場所がないかと探すと、石垣の所が空いてました。
見ていると竿燈を可能な限り長く伸ばし、頭や腰などに置くのが良いらしいですねぇ。
その伸ばす竹は、演技している人の後ろに竹を持って控えており、後ろから継ぎ足して、素早く人間も代わるようになってます。
長く伸ばし過ぎて、竿が弓なりになって途中でボキッと折れたのがいくつか有りました。
それでも竿燈は、重みなのか風かわからんが、かなり曲がっていても、なかなか折れません。
また、「昼竿燈・競技会」は竿を立てた位置から、なるべく動かない方が点数が上らしく、こおいうルールは、実際に見ないとわからんもんですなぁ。
「昼竿燈・競技会」会場では、「あきた観光レディ」のネーチャンが団扇を配っていたので、当然貰いました。
競技会が終わり夕方までヒマだったので、教えてもらった日帰り温泉へ行き、ロッカーを開けると紙型が置いてあります。
だれか前の人が忘れていったのかな?と思い紙型を見ると、これを受付へ持っていくとプレゼントがもらえると書いてありました。
一風呂浴びて、期待と喜びに打ち震えながら受付へ持っていくと、もう一度入れる入場券をくれます。
しかし、旅の途中なので再びここへ来る可能性は無く、できれば冷えた缶コーヒー1本の方が、もんのすごくウレシかったのだが・・
ちなみに、この入浴券は町を歩いてる時に、通りすがりの人に「旅の者ですが・・」と事情を言ってあげました。
「日帰り温泉」で時間調整をしてから、秋田市内へ繰り出しました。
「夜竿燈」がある主要道路の四つ辻で、地下歩道入口の道端で待ってると、警官が来て「あのぉ~・・ここは竿が倒れたら逃げ場がないので移動願います。」と言います。
隣のトッツアンが「ここは後ろから押し倒されなくて、安全だと思ってたのにぃ」と笑いながら逆らったが、大人しくそのまま水平移動して道端に座り込み、σ(*_*)もマネして、そこら付近に割り込んじゃった。
竿燈を持った団体がゾロゾロ歩き始め、「夜竿燈」開始合図と共に立ち止まって一斉に竿燈を立て始めます。
見ていると笛の囃子方は、女の人が担当するよおで、さすがに女の人が竿燈をするのは、難しいじゃろおからなぁ。
青森・五所川原の「ねぶた」もそうでしたが、笛はたいてい女の人が受け持ってました。
先ほど町をフラついて、モク吸い場に居た時、ハッピを着たネーチャンもモク吸いに来て、腰に笛を差していたので聞いてみると、この付近の子供達は小さい時から「秋田竿燈」の笛を吹いており、別に大人になってから吹き始めたワケではないらしい。
そおかぁ・・・小さい頃から皆して笛に親しみ参加していれば、そりゃあぁ「秋田竿燈」も、自分達の祭りだという気持ちになって、違和感無く自然に盛り上がっていくわなぁ。
地方の廃れていく祭りは、そおい事が無いからサミシイ結果になっちまう事が多いよおだが・・
ちなみに聞いてみると、笛も安いのから高いのまで値段に差が有るらしい。
小さい頃から笛を吹く習慣が有るのならば、同様に尺八も吹く習慣が有れば、もっと日本全国に尺八が広がるだろおにぃ。
竿燈の合間に「秋田こまち」が歩いてたので「こっち向いてぇ」と頼んだら、バッチシ正面を向いてくれ写真を撮り終わるまで待ってくれました。
「夜竿燈」は昼の競技会のようにあまり高く上げなく、それでも風が有るよおで、ユラリ・ユラ~リ・・・と揺れてます。
提灯の明かりが稲穂のように揺れてる感じ・・と言うのは合ってますねぇ、その揺れるのを見ながら、
それ、ぶつかれ・・ それ、折れろ・・ やれ、倒れろ・・と、心で声援しながら見てると、ホントにぶつかったり、折れたりして、その度に「わあぁぁ・・きゃあぁぁ~・・」と歓声?が上がります。
一度すぐ近くでも竿燈が倒れて観客の上に落ちましたが、ケガ人はなかったよおですが、子供の一人が怖がって泣いちゃった。
「夜竿燈」演技してる人達も竿燈が倒れると思った時は、競演会と違って無理せず、人の居ない所へ向かって倒すように努力しているよおです。
途中でハッピ着たジイチャンが観客に何か配っていたので、アメ玉でも配ってるのかと思い、一つ記念にもらうと竿燈の提灯に入れてたらしい短くなった蝋燭でした。
これを手にすると、シアワセになれるのでしょうか?、 だれか知ってる人いたら教えてね。
三度、ぞろぞろと竿燈が移動して「夜竿燈」が終わり、その後はしばらく竿燈の写真などを撮らせる時間を作ってあります。
車を置いた県庁へ向かって歩いてると、太鼓を勢い良く叩いてる団体が有りました。
見ていると、生きのいい姐さんさん達が代わる代わるに太鼓を叩いており、見ていても飽きなかった。
それも解散となり歩いてると、道端で「バラアイス」を売っており、見ていると上手くバラのツボミを作るんですねぇ。
200円で1個買い、近くで写真を撮ったがフラッシュのため白っぽくなり失敗した。
これにて「田名部海辺33観音霊場記」を終わりますので、引き続き「他霊場記等」を御笑読ください。
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