信濃33観音霊場の7番札所「桑台院」は、わかりにくい場所で、入口を見つけれたのは偶然でした。
警察学校の角を曲がり道沿いにママチャリを漕ぎながら、この付近だと思うが・・と、自転車を止め地図を確認した所が、ちょうど「宮崎」のバス停。
よおしぃ・・この付近に有るはずだと思って付近を見渡すと、目の前に目印としていたショボイ「火の見櫓」が有り、その前に石柱が立ってます。
札所「高桑院」へ初めて来る人は、この付近にはこれと言った特徴物が無い所なので、「宮崎バス停」と「火の見櫓」を目印にした方が良いです。
狭い道を行くと突き当たりに石階段が有り、落ち葉が積もっているので、この様子ならば無人のチッコイ庵程度かな・・と思いながら階段を上ると、堂々とした立派な山門が有るじゃありませんかぁ、オッチャン、すっかりダマさけちゃったでぇ。(^O^)
「桑台院」仁王門には、それなり年代ものらしい大きさの仁王さんもガンバッテおります。
山門を潜ると雑草が伸びてる小道を通り、再び石階段・・・上がると清水寺風の舞台が有る「懸崖(けんがい)造り」の大きな寺でした。
「桑台院」本尊さん前で一曲吹いて尺八参拝し、二曲目は舞台より目下に見える景色を眺めながら「三谷」を吹いてみると、失礼ながら本尊さん前よりも、こっちの方が響きが良いような気がした。
尺八を吹いてると、境内をキジが1羽出て来てエサを探しており、キジを見ながら尺八を吹いてると、キジはそのうちに黙って挨拶・会釈もせずに草むらへ入っちゃいました。
あっ・・コラッ!!・・こおいうモンは最後まで聞いて、そいでもって気が向いたら「投げ銭」の一つでもしてくれれば、こちとらはモンノスゴク喜ぶのにぃ・・最近のキジは、礼儀も知らんのが多くなったようだ。
「宮村」集落内を自転車を漕いでると、道端の所々に赤い幟で「南無観音・・」と書いてあり良い道標になっており、そのうちに幟と信濃33観音霊場の4番札所「風雲庵」の看板が立ってました。
狭い道を上がって行くと一軒家が有り、いかにも雰囲気的にそれらしいノドカナ建物なので、それが札所の「風雲庵」かな?と思ったら違ってました。
しかし、前庭には地蔵さんも立ち並んでおり、何となく関連施設のような気がするので、とりあえず、人が住んでないようなその一軒家側に自転車を置きました。
鳥居の側には「しだれ桜」が有り、春の季節には見事だと思う。
石階段の入口付近には、子供を抱っこしている地蔵さんが座っております。
普通ならば鉢を持って「何かくれぇ~」というカッコウしとるのですが、こおいう地蔵さんは珍しい。
かなり傾斜の有る石階段を上がると、こじんまりとした「懸崖造り」の寺というよりも、やっぱり名前の通り「庵」という感じです。
「風雲庵」は、付近の風景とマッチしてました。
近所にこおいう場所が在ったならば、毎日ここで尺八を吹いて練習するのだが・・・しかし、ジジ・ババがこのお堂へ上がるのには、ちとこの石階段がキツイかもしれん。
「風雲庵」観音堂の正面には「文化年代」に書かれた「四時混題」という達筆な奉納額が掛かっており、俳句の奉納額だろか・・
ちなみにこの清水風の舞台は、専門用語では「懸崖造り」と言われてるらしく「信濃33観音霊場」では山斜面を利用する地形的のためか、このような懸崖造りの札所堂が多いのが特徴だと思う。
以下、広告です。
どんどん絵を描くことが好きになる!! 楽しく学んで、どんどん上達 上西先生の水彩画教室⇒詳細はこちら |