HOME > 遍路・巡礼 > 「信濃33観音霊場」地図と目次 > 33 常光寺

 常光寺・堂内、信濃33観音霊場記 H22.11.6 巡礼     H23.11.12 UP

右と左を間違えた/自転車で巡った信濃33観音霊場(常光寺)

 「小市橋」を渡り、信濃33観音霊場の21番札所「常光寺」へ向かって自転車を漕ぎました。

 持っていた自分で作った「2万5千分の一」の地図は、印刷が不鮮明で作り直さなくては・・と思っていたのですが、ついついそのまま出発しちゃいました。

 そのお陰で、どえらい苦労しちゃって、やはり地図は鮮明なのを持ってないと判断に迷いが出ますねぇ・・以下その苦労話。

 県道383号を自転車を漕いでる時、昼頃になったのでラーメン屋に入りました。長野市・小市橋、信濃33観音霊場記

 なんせ食える時に食っておかないと、今度はいつ食堂があるかわかりまへんからねぇ、これは遍路・巡礼時の鉄則です。

 「ながの市散策ガイド」というパンフレットを手に入れてたので、ラーメンをすすりながら眺め、目的地の常光寺までを図上演習しました。

 それによると「茶臼山トレッキングコース」として札所「常光寺」がコースに含まれており、目印の「共和園芸農業共同組合」つうのが、すぐ近くに有るので、その横道を通って行けば良いんじゃな。

 ラーメンを食べ終わって、自転車でその横道を行くとオバハンが立ち話をしており、道を尋ねると「この道を行くと川が有り、橋を渡って右に道なりに行くと地蔵さんが有る。 その付近に標識があるのでわかると思う」

 教えられた通り道を行くと川が有り、橋を渡って・・何を血迷ったのか右ではなく、左側へ行っちゃいました。

 川沿いに自転車で行くと集落が有りそこに地蔵さんというか石碑が建っており、オバハンが言ってた「地蔵さん」とは、ここじゃ・・と喜びましたが、その先は工事のため通行止めになってます。

 工事中でも自転車ならば通してくれんかなぁ・・と淡い期待をして、警備員の若いアンチャンに尋ねると、「確かに常光寺はこの道を行くのだが、工事中なので迂回しなければならない。」と気の毒そうに言います。間違った橋、信濃33観音霊場記

 迂回路を聞くと集落内のゴチャゴチャ込み入った道なので、よぉ~わかりまへん。

 そこで改めて越後屋と「どうすべぇ~・・」と相談してる時に、はたっ!!・・と思い出しました。

 そお言えば、道を教えてくれたオバハンは「橋の所を「へ行け」」と言ったような気がして、改めてパンフレットを見ると右へ行く事になってます。

 ワハハハ・・・オッチャン、橋まで来た時に左側へ行くもんだと、勝手に決めつけちゃって、とうとうガンコジジイの仲間になっちゃった。(^O^)

 「ごめんね、道を間違えちゃって・・」と越後屋に言うと、「いいのよ、いいのよ・・だれにでも有る事だから・・」と、越後屋が優しい天使のような猫なで声で言いながら、引きつった笑顔をしています。常光寺へ、自転車で巡った信濃33観音霊場記

 ウソこけぇ・・内心はモンク、タラタラのクセしてぇ・・

 右と左とを間違えた「小川の橋」まで戻り、右側の農道へ行くと下り坂で、自転車でリンゴ畑を快適に走り抜けました。

 集落の三叉路に「お地蔵様」があり、目印になる程の地蔵さんだから古いのかと思ってたら、けっこう新しい地蔵さんです。

 その地蔵さんを確認していると、家で作業してたトッツアンが「どこへ行きたいんじゃ」と声を掛けてくれたので答えると「あぁ、それならば、この道をまっすぐ行けば良い」と教えてくれます。

 出発しようとした時、三叉路にチッコイ杭のような「常光寺」案内標識が有るのに気がつき、どうせ作るならば大きい標識にしてくれた方が分かり易いのにぃ。

 りんご畑から常光寺、信濃33観音霊場記   常光寺・全景、信濃33観音霊場記   常光寺・入口、信濃33観音霊場記

 りんご畑の坂を自転車で押し上がると、山麓にチッコイ堂が有り、それが信濃33観音霊場の21番札所「常光寺」で、小さいながらも落ち着く寺でした。

 珍しく自動車で来た参拝者が居て、行き違いで帰って行きました。


 無常院、信濃33観音霊場記←前頁「無常院」へ   次頁「長谷寺」へ→長谷寺、信濃33観音霊場記


 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


以下、広告です。