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 大日坊、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文 巡礼日 2013.7.1  掲載日 2014.8.31


山門の風神・雷神(大日坊)/庄内33観音・六十里越え

六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文    六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文     六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 「庄内33観音霊場」の31番札所「注連寺」を出発すると、ジサマが昆虫網を振り回しており、学者さんか昆虫採集の趣味人かな?

 前職時代に蝶の標本を作るのが趣味の人が居て、それこそ専用の桐のタンスまで作って集めてた人が居り、ああいう趣味の人は、飛んでる蝶を見ただけで名前がわかるんですねぇ。

 車道をテクテク歩き、地図には稲荷峠に「青面金剛童子」が奉ってある石段が途中に有るはずだったが、見落としたのか、わからんかった。

白い幟・六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文       「大網」集落、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文       六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 「大網」集落の「庚申塔」付近の分かれ道にも白い「六十里越え」の幟と道標が有り、「白い幟」は分かり易いでんなぁ。折れてた道標、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 タンボ道のようなところへ行くと、越後屋が立ち止まって何かを見ています。

 どおした?・・蛇でも死んで横たわっていたのか?・・それなら、あわてて逃げるはずじゃが・・・直した道標、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 見ると「六十里越え」の道標が折れて転がっており、材質が木杭なので永年使用により根本が腐って折れちゃってます。

 付近にその根本跡が有ったので、そこに立て直しておいたが、ホンマに気休めのダメ元で置くだけで、そのうちまた転がり落ちると思う。

 だれか、転がっていたのを見つけたら、また直して置いといてね。

六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文     六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文       朝日村マンホール・かたくりの模様、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 再び車道に出て、テクテク・・朝日村のマンホール模様は、「カタクリ」の花がデザインされていました。

 真っ直ぐな道を、疲れたなぁ・・と思いながら歩いてると、やがて寺の屋根が見えて来ました。

大日坊・開山堂、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文   大日坊・ベンチ、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文    大日坊・境内、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 庄内33観音霊場」の9番札所「大日坊」境内へ入った所に、堂が有ったので、それが観音堂かと思ったら「開山堂」で鶴の彫刻が良かった。大日坊・山門、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 「大日坊」本堂前のベンチに座って一休み、久々に歩いたので、かなり疲れており明日はこの続きが出来るかなぁ。

 周りの景色を見てると、タンボの中に茅葺き屋根の建物が有り、おぉぉ・・この付近にはまだ茅葺きの物置小屋が残ってたんだ。

 しかし、よぉ~く見ると、その茅葺き屋根からの道が真っ直ぐ「大日坊」に向かっており・・あら・・どおやら物置小屋じゃなくて山門だったよおで、σ(*_*)らは裏口入門しちゃったのね・・まぁ、いいや。

 休んでいると、巡礼白衣のチャンチャコを着た一人のトッツアンが来て、ほほおぉぉ・・「庄内33観音霊場」を巡る人でも、ちゃんと白衣を着る人が居るんだ。大日坊、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 どれ・・お手並み拝見・・・と参拝風景を見てると、ちゃんとお経も唱えており、エライでんなぁ・・σ(*_*)なんか尺八しか吹かず、越後屋なんかは何もせずに口を開けて座ってるだけでっせぇ。

 その後、トッツアンは「大日坊」堂内に入り、ここに有る即身仏を見に行ったのか、祈願をしに入ったのか、やがて堂内から太鼓の音が聞こえました。

 あっ・・はいσ(*_*)らは不信心なモンでして、当然、即身仏を金を払ってまで見るような失礼な事はしません。(^O^)大日坊・山門の階段、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 ちなみに「大日坊」本堂写真の所に立っている白衣の人が、経を唱えているトッツアンで、堂の正面を外して参拝するという配慮が出来る人なので、たぶん巡礼のツウの人でしょう。

 一休みをしてから尺八参拝し、六十里越えに出発する時は、来た方向の裏口からではなく、ベンチから見えていた茅葺の山門へ向かって階段を下りました。

 せっかくだから山門は、どんなのかな・・と思って・・・

大日坊山門・風神、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文      大日坊山門・雷神、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文       大日坊山門、六十里越え・「庄内33観音霊場」紀行文

 「大日坊」山門の仁王さんを見ると金色の目をしてます。

 それよりも袋を担いだ木像が置いて有り、何でこんな所に大黒さんが居るんじゃ?・・しかも袋がしぼんでますなぁ、宝物を袋から全部取り出しちまったのだろうか?

 隣の木像を見ると、後ろにデンデン太鼓のようなのが、くっついており・・あらっ、ひょっとするとこれは雷神かな?

 するってぇと・・隣の袋担いで夜逃げでもしようかとしていたのは大黒さんではなく、風神だったのね・・と思い改めて見直すと、雲に乗ってる風神さんでした。

 これを書いてる時にネットで調べてみると、「大日坊」の仁王さんは運慶作で、風神・雷神もかなり有名な物らしい・・・知らなかった。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます



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